Wednesday, April 13, 2011

タウンハウスの契約 完了

タウンハウスに入居しようと決めた私とジムだが、フランス語で書かれた契約書、ブカブにいるIMCの弁護士に見せたりして内容をチェックしているうちに時間がたってしまった。 ジムは弁護士と相談の上、その契約書の条項のうちの幾つかを変更したり削除したり、書き換えた。 もちろんそれをそのまま大家さんが承諾してくれるとは思えないので『話し合いを!』というつもりでサインした後、大家さんに送った。

が、その変更された契約書は一笑にふされてしまった。 101件のテナント、皆、同じ条件なんだから、あなたの所だけ変更できるわけないでしょ! と。

ま〜〜、それはそうなんですけどね・・・・・。

どうしても気になるのが "3 months Notice " のところなのだ。 契約を解除したい時は3ヶ月以上前に連絡すること。これはかなり難しい。 家賃は3ヶ月分ずつ先払いなので”3ヶ月後に出て行きます”と言いそびれた場合は3ヶ月よけいに払うはめになる。
これは大変なことだ。

ジムはこれを1ヶ月に訂正して欲しいと願っている。 ”僕ら、緊急医療を専門とするNGOはいつ何が起こるかしれず、直ぐに違う国へ行く命令が出るかもしれないし、いつプロジェクトが中止になるやもしず、3ヶ月先を計画するのが難しい。” そう言う理由からだ。

昨晩からキャロルと2人、その件について作戦を練った。なんとか契約書の内容を変更してもらえるようお願いしよう。

それからもう一つ、今キャロルのアパートにある家具は前に居たテナント(NGO)が置いていった家具で、それを大家さんがそのまま使っていいよ、と言ってくれたものなのだそうだ。こんど引っ越すタウンハウスも同じ会社が運営している。だからこの家具(テーブル、ソファ、本棚、デスク)タウンハウスに私達と一緒に移動してもいいでしょうか? と、これもお願いしたい。(家具付きで契約すると家賃が$1,000高くなっちゃうから。)

まったくもって、都合の良い話なんだけど、何も言い出さなければ何も始まらない。
あたってくだけろ!

2人はオフィスに出向き、最上級の笑顔で挨拶し、契約の内容について話し始めた。
『お願い、お願い、お願いします。 3ヶ月ノーティスは厳しいです。緊急医療のNGOだもの・・・。』
キャロルと私は懇願した。
マネージャーはダメ! と一点ばりだったが、最後に、携帯を取り出してオーナーに電話をかけ始めた。
???????(フランス語の会話なんで何言ってるのか?ぜんぜ〜〜んわからない)

やった。 オーナーは ”2months Notice”  まで譲歩してくれた。 NGOだから。
言ってみるもんだわ〜。

家具は? 家具は?調子に乗る2人。

家具はやはり移動はダメ。 これはオーナーに属するものだって。ただで大家さんが手に入れたものではないのだと・・・。(前のNGOがそのまま置いていったわけではなく、何かのディールがあったらしい。 お金を払う代わりに家具を置いて行ったとかの。) 妙に納得する私。結構汚れてたり、がたがきたりしてる家具なんだけどね・・・。
でもマネージャーさん曰く、値段をつけるからその値段で良かったら君たちに売る事はできると思うよ、と。 それは良いアイディアだ。 ぜひ、査定して欲しい。 


私はジムの代わりに3部の契約書にサインした。 4月15日から入居できる・・・と書いてある。
契約は最低でも1年。 それまでは絶対に引っ越せません。

ばんざ〜〜い! 契約成立だ。

私とキャロルは意気揚々とオフィスを出た。 

ところが、車のエンジンがかかりません。 

この後はまたTIAが待っていた。 
せっかく喜んだのも束の間、キャロルは頭から湯気が出てるんじゃない? ってくらいぶっち切れてレンタカーのオーナーに電話。 バッテリーがおかしいので取り替えるようにさんざん言っていたのに、取り替えなかったのね! またエンジンがかからないのよ。どうしてくれるの? たぶんこういう内容だったと思う。 フランス語でね・・・・。
10分で駆けつけるという彼が1時間も姿を現さなかったから、その間キャロルは何度電話で怒鳴ったか?

キャロルの剣幕は私にまで飛び火して、『あなたがドライバーにやさしくするから、彼も重大なことだって認識できずにいつも同じトラブルばかり起こすのよ。 もっと彼に対して厳しくしてよ!』
『これは私の性格だもの、変えられないもん・・・。』平常心の私。

1時間後、レンタカーのオーナーがベンツでやってきた。キャロルとそのオーナーは道ばたで怒鳴りあいの喧嘩を始めた。が、動かなくなったトヨタはそこらにいた数人の男性、子供達が皆で押して100メートル先に移動されていた。 オーナーはキャロルとの喧嘩を一時中断すると新しいバッテリーを抱え車まで走って行く。 その姿がなんともおかしい・・・・。ククク!


こういう場面ではキャロルが怒れば怒るほど、私は冷めていく。 なんだか半分おもしろがってたかもしれない、私。 キャロルには言えないけどね・・・・。

またまた汗びっしょりで待たされた私達だが、私の手にはサインした契約書がある。 もう、これだけでも今日は満点だ!

写真は契約したタウンハウス”ベルビューの敷地内 ”なんだかいい感じでしょ!

良かったわ〜契約ができて。


















1 comment:

  1. 先に誰かがキレてくれるとどんどん冷静になって余裕をもって状況を見ることができる、良くわかります。役割分担は大切だ。ホント一人じゃなくて良かったね。
    ≪組≫

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