Tuesday, April 12, 2011

カフェモーツアルト

早朝、まだ暗いころから雷雨が激しくなって早くから目が醒めてしまった。 カーテン越しにピカッと雷が光るし窓の隙間から強風がピューピュー音をたてる。 やっぱりどこか違う。 日本の雷雨とも違うしアメリカの嵐とも違う。 なんだろうこの違いは? 私の部屋の窓をたたいていたのはどうやらヤシの木の枝のようだ。 窓の外の風景がパパイアの木だったり、ヤシの木だったりするので、そういう視覚的な違いが一味違う雷雨を演出しているのかもしれない。

今日は雨の中インターナショナルウーマンズクラブのニューコマースミーティングに出かけた私。 ニューコマースとは新人さん、という意味だから、これは出席しなくちゃ、と思ったのだ。 ”カフェモーツアルト” に集合、ということだったので早めに到着し、皆さんがくるのを待った。 

アメリカ大使婦人が見えた。 頬を右、左、右と3回会わせるフランス式の挨拶。 私はちょっとまだ慣れません・・・. 
全部で8名集まったが、そのうちの4名は日を同じくして行われているクッキングクラスのほうに移動してしまった。 残った私達はコーヒーを飲みながらリラックすした雰囲気でおしゃべり。 アメリカ大使婦人、こんなに親しくお友達のように話しちゃっていいのでしょうか?とても上品で、でも全然気取った雰囲気じゃない。 笑顔が素敵なのでついつい引き込まれてしまう。 大学でフランス語を専攻されていたとのこと。フランス語圏に長く住んでおられたそうで、フランス語はとても流暢。 ご本人曰く、費やした時間や労力を考えたら、もっと上手に話せるべきなのよ? と。 大使夫人もこの先3年間、この国に滞在されるそうだ。 心強い。

最後はAlbert Baker Foundation の話で盛り上がった。 若者達に大学で学ぶためのスカラーシップを提供している財団でその代表の女性が今日は見えていたからだ。 若くてきれいなこのコンゴ人女性はコンゴで生まれて、アメリカで育ったそうで、今母国に帰ってこの仕事をしているという。 大使夫人はその話を聞いてもの凄く喜んだ。 というのも立場上、知り合いのコンゴ人に息子をアメリカの大学に行かせてもらえないか、と頼まれて返事に困ってしまったと・・・・。 シングルマザーで息子をなんとか大学へ行かせたいと熱心に思っている母親に対し直接ヘルプできなかった大使夫人は心を痛めたようだ。 英語もまだ話せないというこの若者・・・。 在コンゴアメリカ大使館にはそういう制度はないし、アメリカのスカラーシップもこのケースでは無理だろう。 が、コンゴの人達にもこういうチャンスの場が開かれていることを知った婦人。グッドニュースだととても喜んでおられた。

新参者の私としては”ニューコマースミーティング” で、レタスはどこで買う、タオルやシーツはここ、そういう情報を得られるものとばかり思って出席したのだが、どうも大使夫人とではこういう話はちょっと・・・・。 

アメリカ大使婦人にジムを紹介できる機会が早く来るといいな、と思う


 


1 comment:

  1. 一日一日、少しずつ馴染んでる感じだね。何よりです。≪組≫

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