Sunday, October 30, 2011

アフリカ人の週末は宵っ張り


ジムがコーフィーのコンサートに行こう! と言い出した時は何がなんだか意味が分からなかったのだけど、Koffi Antoine はコンゴではもの凄く有名なミュージシャンなのだそうだ。 コンゴ音楽のミュージシャン。 そういえば、町中にバナーが吊るされていたのはこの宣伝だったのね。

コンサートの前にレストランで夕食をとることにした。 色々インターネットで調べて、トリップアドバイザーがキンシャサのレストランでナンバー#1としていたレストランを選んだのだが、見事にはずれ!
3人のリビューはvery good ではなく、その上のExcellent だったから・・・。 まったくもってがっかりだ・・・。 どうりで人が入ってないはずだ・・・・。

気を取り戻してコンサート会場へ! 8時半からだってジムがいうので行ってみると、私達が最初のお客さん。 1人入場料が$20(高!) 一番良い席はどこ? と聞いて、屋根つきの特等席を確保、テーブルつき。 そこでビールを飲んで音楽が始まるのを待つ事にした。 ウェーターに何時に始まるの? と聞くと、”11時” という返事。

アフリカ人のウィークエンドはなぜか宵っ張りで、イベントが始まるのが遅いんだな・・・・・。 
待ちましたよ・・・・・。 喧嘩もせずに・・・.

結果、実際に音楽が始まったのが11時半をまわった頃・・・・。 それでも肝心のコーフィーはなかなか登場してこない。 バンドとバックコーラスのお兄さん達が奏でる音楽はカリブの音楽に似ているような感じだ。 スティールドラムの音が混じっている。それにしても音響装置のせいなのかコーラスの音が割れてしまって聞きづらい。 スピーカーが私達の特等席の前にあるせいでもあるのだけど、なんせ、一番良い席なので動きたくないし・・・・。 

お客さんはコンゴ人が90%。 1人20ドルは決して安くない。 ミドルクラスのコンゴ人、またはこの町で商売をしているレバノン人だろう、皆、着飾った女性を連れている。 女性達、結構みな肉付きがいいのは何故なんだか?

とうとうコーフィーが登場した。 サングラスにキャップ姿、アメリカのラップミュージシャンみたいな感じ・・・・。 マイクを握り踊りながら歌うのだけれど、とにかく音が大きすぎて歌っているのか叫んでいるのかわからない。 コーフィーが舞台にあがると、バックコーラスボーイズ達が一斉に踊り始めて、そっちのほうが面白い。 コーフィーは背が低いし、踊りながら歌う姿がなんだかイマイチ決まらない・・・・。 (後でインターネットで調べてわかったのだが、コーフィーはジムと同じ歳で55歳。 バックコーラスの青年の動きについていけないのも当然だわ!)

ジムと私はティッシュペーパーを取り出し、丸めて耳に突っ込んだ。 耳栓。 こうでもしないと難聴になりそうだったから。

深夜1時をまわり、私はもう帰りたかった。なんせ、トイレが凄まじい状況で、とてもじゃないが2回目は使用したくなかった。 

が、ステージが佳境に入り、女性ダンサーが登場し、ビジュアル的に面白くなってきてジムはまだ帰りたくない様子・・・・・。 席を立ったのは午前1時40分。 私達が帰る頃には会場はドンドン人で埋まり席がなく立ち見をする人達があふれていた。 

アズング(白人)はアフリカの週末の過ごし方を知らないから、私達、3時間も待っちゃっいました。

深夜の1時をまわったころ、人々はおもむろに会場にやってくるのでした。




 

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