クラシックコンサート。 ジャーマンエンバシーが会場。 クラシックコンサートということなので、ジーパンではまずいなっと・・・・。 マラウイで作ったツーピースのドレスを着て行った私。 会場は中庭にもうけられていて、数百人のお客さんが着席してました。
あらら、 もう少し皆、ドレスアップしてくるのかと思っちゃいましたよ。 みな結構カジュアルなのね。 I was overdressd! 目立ってしまいました。 でもこれが最後になるやもしれないから、せっかく持ってきたドレスだもの、一度くらいは着ないとね。
クラシックの生演奏なんて何年ぶりだろ? 10年前にジムとデートしている時にジムがピアノコンサートに連れて行ってくれたのが最後かもしれない。 オーケストラは30人程のスケール。 ベートーベン第5運命 から始まり、ビバルディーの四季、第九 などなど、皆が知っている曲が披露された。 途中からコーラスチームが出て来て、オーケストラの後ろで合唱。 本格的に訓練された人達のようだ。
夜空に響くオーケストラの音とソプラの声を聞いていたら遥か昔の封印されていた思い出が蘇ってきた。 教育学部音楽科 いろいろやらされましたっけね。 最初の2年は幾つかのクラスと合同でコーラスの授業、とか指揮の授業なんかがあってですね・・・・・。
私としては苦労して入った大学で、それが入ってからも苦痛で苦痛で・・・・・。ほとんど良い思いではないのです。 指揮の授業は何十人もの生徒が講堂に集まって行なわれるのだけれど、私は一番後ろで目立たないよ〜〜〜に棒を振ってました。 そしたら、なんと先生が・・・・
”ヤマグチ君、その肩から下げているポケット、外しなさい” って言ったんです。
一番後ろにいたもんだから、先生のその一言で全員が私を振り返った。 冷たーい目で。
先生に聞こえないような声で、”ポケットじゃなくて、ポショットって言うんだけど・・・・” と私。
コーラスの授業もしかり。 こういう時の音楽科の生徒達は凄いです。 それぞれ、ソプラノ、アルト、テノール、バリトン、声の高さでパートが決まっているのだけど、楽譜が配られ、サンシっで一斉に大合唱が始まるわけ。 初見でコーラスがワンワンハモってしまうんだから凄いです。 『えっ?今どこ歌ってるの?』 なんていう人は一人もいませんっ。
適当に歌ってるふりしてましたけどね・・・・・。
今でもピアノの楽譜を暗譜してなくてパニックしている夢を見るくらいだから、相当つらかったわけです・・・・。
そんな苦い思い出が蘇ってきて、楽器を演奏しているこの人達、合唱をしているこの人達がどれだけ今日の為に時間を費やし、練習してきたかが想像できるな〜〜て思ったのです。 もうすこし時間が必要だったね〜っていう曲もあったけれど、それでも人前でこれだけ披露できるまでに仕上がっていたのだから拍手喝采だ。 今日のミュージシャン達がどこの国の人なのかイマイチわかりませんでしたけど、いい音楽を聞かせてもらいました。 参加して良かったです。 やっぱり音楽は楽しくなくちゃね!
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