ジムの居ないブカブのゲストハウス(アニマルハウス)で心細い夜を過ごした私。
大量の虫に部屋を占拠されるのだけは勘弁して欲しかったから早くから全部の窓を締め、様子をうかがった。 日が暮れた頃から寝室に虫が入りだした。が、日が暮れてから停電だったせいか、虫の攻撃は避けられた。 バスルームに何十匹か入って来ていたが、許容範囲内だ!
ディナーは居残り組のフランス人のマネージャーさんと2人で食べた。 彼女から色々アドバイスをもらった。
ジムが居なかった今日1日を振り返ってみて、彼女のアドバイスはう〜〜〜んとうなづいてしまう事ばかりだった。大所帯のチームを仕切るボスのワイフである私に、スタッフは皆親切にしてくれる。 が、それが要注意だと! 彼女はジムがいないゲストハウスで今日一日、私の身に起こりうる事を既に予想していたと・・・・。 だから彼女が外出する時に私を救出すべく、一緒にパンジーホスピタルまで連れ出そうかどうか迷ったそうだ。が、私はエマニュエルと料理をする約束をしていたから・・・・。
今日1日で私にプライベートな悩みを打ち明けに来た現地スタッフは2人だった。生活が苦しい、具合が悪い・・・・云々。
ジムに直接言えない事をワイフである私に言ってくるのだ。 それは良い場合とそうでない場合があって、たいてい後者のほう。 私の性格から言って、なかなか威厳のある態度をとることができなくて、そこが弱点なのは重々承知なのだが、周りの人達はそういう私の弱点を感じ取る。 だからよけい皆が集まってしまうと。
マラウイでもハウスキーパーさんとの関係がとても難しく、ストレスになって悩んだ経験がある。 優しすぎてもダメだし、厳しくて良い関係が築けないのも困る。 その距離感がとても難しい。 1人目は優しくしすぎて、完全に主従関係が崩壊してしまったし、2人目はお互い心を開けなかった。 結果オーライの主従関係ではなく、その仕事の過程が生理的にも受け入れられるかどうか、とても微妙な関係なのだ。 トコトン教育して育てる覚悟があるのなら別だが・・・・・。
キンシャサのタウンハウスで働いてくれているミミはキャロルが雇ったハウスキーパーで、私がそのまま引き継いだ。 キャロルの厳しい扱いから急に私に変わったものだから、本人はどこまでも私について行きます的な態度を示している。(ちょっと困るくらい・・・・) 会話は成り立たないのだが・・・・。
最初が肝心だからビシッとしなきゃ! と思いながらも、なかなかそれができません、私。 用はお互いの信頼関係がどこまで築けるかなんだと思うが・・・。
8月は1日しか働いてもらってないのだが、こちらの都合で今月は来なくて良いです、だから払いません・・・・って言えなかったので、9月に戻ったらその分、毎日来てね! という条件で8月分は前払いでフルに支払った。 だが結果的に9月はず〜〜っとブカブだ。 10月に戻ったら9月分は交通費を引いて払うつもりでいる。
ミミは大喜び。 ブカブまで電話をしてくる程だ。 マダムがキンシャサに居ないから、 ”I am not fine” と片言の英語で・・・・・・。 そういう健気さが本心なのかどうか見抜けるくらい歳はとっていると思うのだが、そこんところが難しくて・・・・。
27歳のミミ。 本当は看護士なんだそうだ。 27歳と言えば、私がバージニアで家事手伝いをしていた時の年齢だ。 どうしてもイメージが重なってしまう。 そこが私の悪いところ・・・・。これは父親のDNAだから仕方ないのかな?
毅然と、そしてできる限り賢く振る舞わなくては・・・・・。
写真は町で見かけたコンゴ女性。 コンゴ特有の荷物の運び方だ。 頭上ではなくて荷物をおでこに引っ掛けて首と肩で引っ張るように運ぶ。 もの凄い重量だと思うが、こうやって運ぶ女性がほとんどだ。 写真では右腕のところにロープが見えるでしょ? それが”おでこ” にかけられているのです。 よく見えないけど。50キロはゆうにありそう・・・・.
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