Wednesday, August 31, 2011

時間がいっぱいあること・・・・



ここブカブでは掃除も洗濯も料理も全部やってもらって、朝から自由時間。毎日何やってんの? って思うでしょ? 毎日コンピュータに向かってデザインの仕事をしてるんです。 が、ここ数日、気持ちばかり焦って何をやろうとしても上手くいかない・・・・・. 
 
1日中コンピュターに向かっているのは心身ともに良くないのは百も承知なのだけど、終わらせたい仕事を早く終わらせたい。
ジムのプロジェクトのロゴも頓挫したまま、担当のBCCマネージャーが忙しすぎてミーティングさえできません。 プラス、そのマネージャーさんが9月から休暇に入ってしまうそうで、ロゴの話は来年まで延期になりそうだと・・・・。 CASEのほうはもうじきお呼びがかかりそうかな?
LCAのプリスクール発表会プログラムデザイン、これ、かなり時間をかけてやってます。 が、まとまらず頭を抱えて苦しんでます。 週末、幼稚園の各クラスの出し物がメールで送られてきました。 タイトルだけだけど・・・・。今年はエイリアンが出るらしい。 動物のお話も・・・・。
出し物とプログラムのイメージは合うに超したことはないのだけど、去年は全くお題を無視してアフリカの木バオバブ、フクロウ、そしてキリンの絵で仕上げたんでした。 今年も内容は無視してデザインしようと思っていたのだけれど、これが上手くいかなかった・・・・。 アフリカのお面をモチーフにしようとしたけど、これはやっぱり違うわね・・・・。
お面なんでどうしても動きがないでしょ? お面なんでちょっと怖いでしょ子供には? 方向性が違ってきてしまい、自分のなかで没になりました。 絵的には結構好きなんだけど・・・。 没、没、没。
ここまで気持ちを切り替えるのに何日もかかってしまいました。 本当のプロの人達はこんふうに時間を無駄にはしないのでしょうね。 だから本当のプロにはなれないっていう気ががします・・・・。
とにかくプランCがやっと、やっと、や〜〜〜っと自分の中で形になってきました。ダメ押しの作品です。
日本には実家に母が子供のように甘やかしている猫 ”慎之介” がいます。 15年以上生きていて、今年の夏ぐったりしてしまったと・・・・. 獣医さんに診てもらったら糖尿病でもう長くは生きられないだろうと言われたそうです。 もとはと言えば、私が飼い始めた猫で母に押し付けたまま渡米した私です。 その慎之介を思いながら描きました。
白い犬は(ヤギみたいになっちゃったけど)カリフォルニアで飼っていたココという白い犬です。 養子にだした犬を思いながら描きました。 
写真は2007年に養子に出した2匹の犬。 ココとクッキー。 2人とも女の子です。
2人とも幸せに暮らしていますように・・・・.



Sunday, August 28, 2011

生活向上委員長 ハンディーマン

一家に1人、ハンディーマンが居ると助かります。

ペントハウスの大きな部屋に引っ越して以来、週末ジムはハンマーと釘、フックを持ってガンガン穴開けちゃってます。 壁に小さなフックをつけたり、大きな釘を打ち付けたり、カーテンを束ねられるように工夫したり。 釘数本で毎日の生活がとっても便利になります。

どこに行ってもハンマーと釘は買うんです。 

ペントハウスのバスルームにはシャワーカーテンがなかった。 シャワーの後はいつも水浸し・・・・。トイレットペーパーが水浸しになったりね・・・・。


昨日、ブカブのダウンタウンまで歩いて行って、ハードウェアーのお店でプラスティックのパイプを買いました。 3メートルはあるだろうなが〜〜〜いパイプ。 それと目方で売ってくれる針金。針金は既にサビサビで、日本だったら誰がこんなの買うの? っていう代物。 でも1キロ単位なので1キロ買いました。 ジムは ”へへっこれがあるといろんなことができるのさっ!” と嬉しそう。 即決でその2つを買い、その場でポケットからナイフを取り出しパイプを2つに切り、持って帰りました。針金を抱えて持って帰った私はカーゴパンツに赤錆がついちゃって・・・・・。

今日はやっと町でシャワーカーテンを見つけました。 8ドルも払ったけど、日本の100円ショップでさえもう少しましなの売ってるんじゃない? というレベル。

このバスルーム、カーテンを設置できるような設計でないのだけど、できました、シャワーカーテン。 針金でプラスティックパイプを天井から吊ったんです。 ただこれだけなんだけどね。

素晴らしい進歩! あと、便座を早く直して欲しい私です。 腹筋が疲れるもの・・・・。








Saturday, August 27, 2011

青春のジュリー ジュリー ジュリー

先日、マラウイに居る友達のブログでお友達が家にみえた時にご主人と3人で日本の歌を歌いました......というのを読んだ。 そういえば、Uさんの家に行った時に日本の唱歌の本がテーブルの上にあったっけ。
日本の唱歌を3人で歌いながら涙がでた・・・・。 そう綴ってありました。 

これを読んだ私は、とても羨ましかった。 異国でご主人と一緒に、日本の歌を歌ったって・・・・・なんだか良いよね〜。 こういう事はどうすっ転んでもジムとでは無理だ。 だからすごく羨ましかった。  

私に日本の歌歌ってよ? っと10年の間に2〜3回ジムに言われたことがある。 ”しかられて” とか”浜辺の歌”  とか歌った。 <本当の事言うと、私の大学での専攻は”日本唱歌” なんだよね・・・> 
が、ジムの反応ったらキョトンとして言葉に困ってる。 


アフリカのインターネットは繋がればラッキー。 Youtubeなどのダウンロードは何十回も途中で止まるのを覚悟しなければ見られない。 Youtubeを見ようとすると他にインターネットを繋いでいる人の速度に影響を及ぼすので滅多に繋がない。

集中豪雨の時、開き直ってインターネットを見ていた私。 なぜだかもの凄く繋がりが良くて、途切れずにドンドンビデオニュースとかが見れちゃうので、Youtubeを見てみた。 偶然、沢田研二の歌のページが・・・・。 

こんなに一杯歌謡曲がYoutubeで聞けるなんて知りませんでした。 大雨の最中、どんなに叫んでも周りに声が聞こえないのを良い事にジュリーの歌を聞きながら、一緒に大きな声で歌ってました。

怪しいフェロモンを出してるジュリーも良いんだけど、ジュリーの歌が好き。 特にバラード系の歌が良い。
調子にのって、iTunes で沢田研二の曲をお買い上げしちゃおうかと試したのだが、海外からだと日本のiTunes の曲は買えないらしい。 日本に行った時に絶対買うぞっ。

身がよじれ、胸がキュンキュンするジュリーの曲はこれらです。 <有名どころの曲じゃないのよね・・・・>
第一位 胸いっぱいの悲しみ
第二位 渚のラブレター
第三位 あなたへの愛
第四位 君をのせて


70年代の歌謡曲が最近リバイバルしているみたいけど、良くわかる。 名曲が多いもの。
できる事ならコンサートに・・・な〜〜んて欲を出してみたけど、もう既にこの秋のチケットは売り切れているようです。

沢田研二の他に、20代で好きになったのは 大滝詠一 何故だか私はサザンとかじゃないんだな、感覚的に・・・・。ゲップが出る程何百回も聞いてると思うけど、飽きない。 

ほんっとに良いわ〜この曲達、泣けてくる。 正に青春のBGMだ。



ジムとは私のこの胸キュン体験を分かち合えないのだけれど、その分一杯色々な事を分かち合えているから仕方ないよね・・・・・・。

Friday, August 26, 2011

TIA<This Is Africa> ゲリラ豪雨

夕べも旦那は出張中で留守。 私としてはデザインのアイディアを考えなくてはいけないのだが、ダメな時は徹底的にダメ。 脳が拒絶反応を起こす。 今取り組んでいるプロジェクトの案を根底から刷新しなくてはいけないかもしれなくて、でもまだ頭が前のモチーフにしがみつこうとしているのがわかる・・・・・。 いっそ、手持ちのカードを全取っ替えしたほうが良いのかも?こういう時は。

もんもんと午後の時間を部屋で過ごしていた私だが、6時を過ぎたころ、ゲリラ豪雨が襲ってきた。 ペントハウスだもんだから直ぐ上は屋根。 この家の屋根がどんな素材でできているのか全く知らないのだけれど、とにかく表現できる言葉が見つからない。 フッと思ったのはオリンピックサイズのプールを宙に浮かべて、それを一気にこの屋根の上でひっくり返したらこんな感じかしら? なぜだか電気はついたまま。

窓が全部ちゃんと閉まっているかどうか確認した後は、動物園の熊みたいに部屋の中を行ったり来たり・・・・・。 雹がふって屋根にぶつかっているのか? もの凄い音だ。 でも雹じゃない、ただの豪雨。 

うろうろしているうちに床の上で転びそうになる。 雨漏りだ・・・・・・。 壁の継ぎ目のところからドンドン雨が入ってくる。 バケツやバスケットを床に配置するが、一カ所でないからもう、間に合わない。 

ダメ、これ、もうどうにでもなれ!


いつの間にかベッドの下も水浸しになってしまった。 ベッドの後ろの壁からも水が滴り落ちているからだ。

停電にならないのが不思議なくらい・・・・。

電気製品を避難させ、雨がやむのを待つこと40分。



雨の後に例の虫が大群で襲ってくるのではと気になったが、入って来たのは1匹のみ。 雨でやられたか? 

ちょっと待って、今は乾期なんだけど、これから雨期がきたらこの部屋はどうなるのだろう?このアニマルハウス、新築でうちらが最初のテナントのはず。 出来上がるのを待って入居した。 まだ一年も経ってない・・・・・。 ゴリラやピューマの飾りは楽しいけどさ、もちっと中をしっかり作ってくれなきゃ、本末転倒だ。 

オーナーはコンゴの人らしい。 TIAってことか・・・。


写真を見ると最上階の部屋なので部屋の一部、天井が斜めになっているのがわかるでしょ? その木でできた天井部分と壁の継ぎ目から雨だれが・・・・・。 乾いたらどこから漏れたのかわからなくなるから、マジックで大きく矢印を書きまくりましたよ、私。 

雨水をキャッチしようとプラスチックのバスケットを抱え、右往左往する哀れな私の姿をご想像あれ・・・・。











Thursday, August 25, 2011


明かりに集まる虫についてグーグルで調べてみた。 出て来た出て来た、同じ問題で悩んでいる女性達が・・・日本でね。

日本の郊外、玄関先の街灯をつけていると虫がワンサカ寄って来て、ドアを開けた時に一緒に家の中に入ってしまう、など等。 日本でもちょっと郊外にでたら蛾だとか、蜘蛛だとか、そういうのも含めて悩んでいる人が結構いるようだ。 

流石は日本だ。 こういう明かりに集まる虫対策グッズが色々あるようだ。 虫を誘因しにくい電球とか臭いで寄せ付けないようにするものなど等。 さも日本らしい。

が、『いいじゃ〜〜ん、家の外なんだから!』って声を大にして言いたいよ私は。

窓やドアをしっかり閉めても、そこら中の隙間から、何百っていう虫が強引に入って来ちゃうんだよ、ここは。 毎日じゃないんだけど、昨日は結構、何百単位で来ましたよ。 網戸って一応ついてるんだけど、網戸隙間だらけだし・・・・。

朝になって死骸を見ながらハウスキーパーさんに聞いてみた。 『お宅の家もこうなるの?』 って。
彼女ったら、手で掬うようなゲスチャーをしてみせた。 つまり手で掬えるくらい虫の死骸が貯まるってことらしい。 

『これって一年中なの?』

雨が降る季節には虫は来ない・・・・って言ったような気がする。 フランス語だからイマイチよくわかんない・・・。

来ないで欲しい、来ないだろう。 来るな!

そんなに虫が嫌ならアフリカなんて・・・・って思うよね。 






ジムが仕事でカリフォルニアで使っていたリサーチ用のリンゴの木。 実がなってバケツに山盛りリンゴを持って帰って来た。農薬を散布してないグループの物だって・・・。
そのフレッシュなリンゴでアップルパイを作ろうとした私。包丁で半分にカットするたびに芯の部分から小さな芋虫が顔をだして、その度にリンゴを放り出し、悲鳴をあげていた私・・・・。<無農薬だとこうなるわけ>

『虫にしてみらたさ、君のほうが何千倍もデカイんだから、虫が悲鳴をあげるんだったらわかるけどさ、君が小さい虫に悲鳴をあげるっておかしいよ!』とジム。 カリフォルニアでの思い出だ。

仕方ないじゃん、東京育ちなんだから! 小学校の校庭、アスファルトだったのよ。虫なんて近くにいなかったもん。


写真は随分前に撮ったものなんだけど朝露に濡れてきれいだから・・・・・。小さい、小さい花。ズームで撮りました。


Wednesday, August 24, 2011

ボスのワイフたるもの

ジムの居ないブカブのゲストハウス(アニマルハウス)で心細い夜を過ごした私。
大量の虫に部屋を占拠されるのだけは勘弁して欲しかったから早くから全部の窓を締め、様子をうかがった。 日が暮れた頃から寝室に虫が入りだした。が、日が暮れてから停電だったせいか、虫の攻撃は避けられた。 バスルームに何十匹か入って来ていたが、許容範囲内だ!

ディナーは居残り組のフランス人のマネージャーさんと2人で食べた。 彼女から色々アドバイスをもらった。


ジムが居なかった今日1日を振り返ってみて、彼女のアドバイスはう〜〜〜んとうなづいてしまう事ばかりだった。大所帯のチームを仕切るボスのワイフである私に、スタッフは皆親切にしてくれる。 が、それが要注意だと!  彼女はジムがいないゲストハウスで今日一日、私の身に起こりうる事を既に予想していたと・・・・。 だから彼女が外出する時に私を救出すべく、一緒にパンジーホスピタルまで連れ出そうかどうか迷ったそうだ。が、私はエマニュエルと料理をする約束をしていたから・・・・。 

今日1日で私にプライベートな悩みを打ち明けに来た現地スタッフは2人だった。生活が苦しい、具合が悪い・・・・云々。
ジムに直接言えない事をワイフである私に言ってくるのだ。 それは良い場合とそうでない場合があって、たいてい後者のほう。 私の性格から言って、なかなか威厳のある態度をとることができなくて、そこが弱点なのは重々承知なのだが、周りの人達はそういう私の弱点を感じ取る。 だからよけい皆が集まってしまうと。

マラウイでもハウスキーパーさんとの関係がとても難しく、ストレスになって悩んだ経験がある。 優しすぎてもダメだし、厳しくて良い関係が築けないのも困る。 その距離感がとても難しい。 1人目は優しくしすぎて、完全に主従関係が崩壊してしまったし、2人目はお互い心を開けなかった。 結果オーライの主従関係ではなく、その仕事の過程が生理的にも受け入れられるかどうか、とても微妙な関係なのだ。 トコトン教育して育てる覚悟があるのなら別だが・・・・・。

キンシャサのタウンハウスで働いてくれているミミはキャロルが雇ったハウスキーパーで、私がそのまま引き継いだ。 キャロルの厳しい扱いから急に私に変わったものだから、本人はどこまでも私について行きます的な態度を示している。(ちょっと困るくらい・・・・) 会話は成り立たないのだが・・・・。 
最初が肝心だからビシッとしなきゃ! と思いながらも、なかなかそれができません、私。 用はお互いの信頼関係がどこまで築けるかなんだと思うが・・・。 

8月は1日しか働いてもらってないのだが、こちらの都合で今月は来なくて良いです、だから払いません・・・・って言えなかったので、9月に戻ったらその分、毎日来てね! という条件で8月分は前払いでフルに支払った。 だが結果的に9月はず〜〜っとブカブだ。 10月に戻ったら9月分は交通費を引いて払うつもりでいる。

ミミは大喜び。 ブカブまで電話をしてくる程だ。 マダムがキンシャサに居ないから、 ”I am not fine” と片言の英語で・・・・・・。 そういう健気さが本心なのかどうか見抜けるくらい歳はとっていると思うのだが、そこんところが難しくて・・・・。

27歳のミミ。 本当は看護士なんだそうだ。 27歳と言えば、私がバージニアで家事手伝いをしていた時の年齢だ。 どうしてもイメージが重なってしまう。 そこが私の悪いところ・・・・。これは父親のDNAだから仕方ないのかな? 

毅然と、そしてできる限り賢く振る舞わなくては・・・・・。 



写真は町で見かけたコンゴ女性。 コンゴ特有の荷物の運び方だ。 頭上ではなくて荷物をおでこに引っ掛けて首と肩で引っ張るように運ぶ。 もの凄い重量だと思うが、こうやって運ぶ女性がほとんどだ。 写真では右腕のところにロープが見えるでしょ? それが”おでこ” にかけられているのです。 よく見えないけど。50キロはゆうにありそう・・・・.











 

Tuesday, August 23, 2011

お料理教室

今週このアニマルハウスはビジネストリップグループが重なり、皆出払ってしまいました。 今日、この大きな家に残っているスタッフは私を含めて3人。 なんだか気が抜けちゃう雰囲気が・・・。

そこで旦那が私に頼んだことがありました。 シェフのエマニエルは誰もが認める素晴らしい腕前。悔しいけどハンバーガーもBBQもポークチョップもどれも私が作るものより美味しい。:< だけれど、一つだけ”勝った!” と思える料理がある。 ”スパゲティーミートソース”だ。  彼が作る物はトマトソースがはいっていなくて、しゃびしゃびのひき肉ソースなのだけど、これがイマイチなんだな、ピョン!
それでジムがミートソース、エマニュエルが作らないメニューのツナサラダ、チャーハン、等、できる限り作り方を伝授して欲しいと・・・・。 

”ミートソース” これはチャドに居た時に手に入る僅かな材料でなんとか美味しいミートソースをと苦心した結果できたレシピで・・・・・。 停電した暗闇の中、頭にライトをつけて、39度の温室の中、汗だくになりながら作った思い出のソース・・・・。人参、タマネギ、ガーリック、トマト、これがあれば基本はオッケー。秘密は散々煮込んでお肉の味がなじんできたら、最後にシュガーとバルサミコ酢で味を整える。バターを入れるとなお良し! 結構ガンガン入れます。 バルサミコ。 酸味プラス甘みがほんのり・・・これが大事。

と、言う訳で昨日、月曜日シェフのエマニュエルにくっついて買い出しに行って来ました。 たぶんこの町に居る日本人は私1人でしょう。 行く先々で”ニーハオ!” と声をかけられる・・・・。

初めて行く地元のマーケット。 凄いです。写真を撮りたかったのだけど皆そういうのに慣れていなくて、カメラを取り出すと、”ダメ!” って言うのだ。

マーケットは狭くてごみごみしてて、生きてる鶏、魚、乾燥した得体の知れない食べ物、パームオイル等、全てごちゃ混ぜに売られていました。 エマニュエルが何時もは買わないような野菜を発掘して、レパートリーを増やして欲しいと希望するジム。 マーケットで30センチはあるかと思える、巨大なズッキーニを発見! エマニュエルは使わない野菜だ。  これ、ソテーするだけで美味しいから買おうよ、と提案してみたのだが、1つ1500フランだと言われ、エマちゃん固まっちゃいました。 巨大ズッキーニ、1000フランまで値引きしてもらってもそれでもエマちゃんにはたか〜〜い野菜に思えたようで・・・・。 財布を握ってるのは彼だから・・・.

私が買いました。 1000フランったら、1ドルだもの・・・・。


さて、ジム達一行がランドクルーザーで出発して行った後、私はキッチンに行ってランチとディナーの作り方をエマニュエルに披露。 今日のランチはツナサラダサンドイッチとトマトのサラダ、夜はスパゲティーミートソース。エマニュエルは英語を話す。 それでもコミュニケーションが難しい。 が、なんとか出来上がりましたよ、ツナサラダとミートソース。

が、出来上がってエマニュエル、困った顔してる。 マダム、ランチにツナサラダとトマトサラダだけじゃ、寂しすぎる.....と。 私としてはツナサンドイッチで十分なんだけどね。彼は私に遠慮しながら、ステーキとライスを追加に作り出しました。 凄いメニューです!

写真は初めて行ったお肉屋さんで出くわした、牛の足。 私の目が点になっちゃって、1キロの牛の挽肉を買ったから写真を撮らせてもらいました。 私が指差すと、”これ?” といって牛足を私の目の前に掴んで見せたから、私は悲鳴!

エマニュエルによると、この足をキャッサバと一緒に煮込んでスープを出すのだそうですわ・・・・。 ヒズメがついてるんだよね・・・まだ。

写真はびっくりしながら撮ったのでピントがちょっと・・・・・。














Monday, August 22, 2011

うっかりすると何千という虫が・・・・



このアニマルハウスは4階建てだ。 59段、階段を登らないと私達の部屋まで行き着かない。
その階段の状況がこれ! 日が暮れる頃からこの虫が床と壁を覆いだして翌朝までに全部死んでしまう。 刺さないから無害なのだが、これだけ集まるとゾッとする。 

死ぬ前に明かりに集まるのか、良く習性がわからないのだけど、とにかく何千というこの虫が集まってしまう。

土曜日の夜にジムが暑いと言って寝室の窓を開けた。 その後ラップトップで映画を楽しんでいた私達・・・・.はっと気がついた時は既に遅し・・・。部屋中にこの虫。
というのもエレクトリシャンが来て、天井の電球を明るいのに変えたばかりだったのだ。 

一晩、この虫と同居できないからスプレーを使った。 一気に虫達が床に落ちる.....。 置いてある靴の中まで・・・・。

ほうき、ほうき、ほうきは何処?  パニックする私。ジムは自分が窓を開けて招いた事態なのでちょっとバツが悪そうに・・・『どうしたいの君は?』 『とにかくこの死骸を一カ所に集めたいのよ!』 と不機嫌な私。
ジムは何を思ったのか扇風機をつけて一気に床の虫を吹き飛ばそうと扇風機を・・・

それだけはやめて! それは掃除機じゃなくて、扇風機だから。 わかってると思うけど・・・。 』ペシッと言い聞かせほうきを探しに階下に走る私。扇風機で死骸を吹き飛ばして一カ所に集められると思ったのか?????理解に苦しむ。

これで2度目だ、部屋中が虫で覆われたのは・・・・。

今週はジムが明日から出張でいなくなる。 寝室が虫だらけになる状況を何として避けなくてはいけない。 窓を閉めて明るい電気をつけないよう、息をこらして夜を過ごそ・・・・・。


Saturday, August 20, 2011

The Failed States Index 2011

CNN.Co.JP で興味深い記事をみた。 国別の破綻度指数ランキング。
色々な指数を元に総合得点でランクづけされている。(公共サービス、貧困度、国民の不満度、人権、難民問題、合法性・・・・ など等) 世界地図が色わけされていて、それぞれの国をクリックすると順位が表示される。 またはそれぞれの指標をクリックすると項目別のランクが出てくる。 とても良くできていると思う。

1位 4年連続で ソマリア
2位 チャド
3位 スーダン
4位 DRコンゴ
5位 ハイチ

反対に177国中で一番最後からの順位はというと?

177位 フィンランド
176位 ノルウェー
175位 スウェーデン
174位 スイス
北欧の国が断然強い。

ちなみに日本はというと164位、アメリカは158位。

貧困度で見るとマラウイが6位、コンゴが8位だ。緑が溢れるマラウイが世界で貧しい国のトップに入ると聞いてちょっと疑問に思った私だが、やっぱりそうなんだ・・・。

日本はだんだん住みにくくなっていると思うけど、これを見ると悲観していられない。
が、国の政策、リーダーの善し悪しが国全体の幸不幸を左右しているのも明らかだ。 国民の幸福を考えないガバンメントがなんて多いことだろう・・・・。 


日本も今、本当にリーダーシップが必要な時だと思う。



ぜひ見てみてください。 このページ

 



Thursday, August 18, 2011

アニマルハウスのマウンテンゴリラ


今週、ジムと私は窓の外がレンガの壁しか見えなかった半地下の部屋からペントハウスの部屋へ引っ越ししました。最上階の部屋にいた女性が帰国したためだ。
階段を登って部屋まで行くのにヒーッヒーッ言ってしまうのだが、それも良い運動だ。部屋の広さは今までの3倍はあるだろうし、風通しもよく窓の外はレイクキブが広がるすばらし景色だし、このアニマルハウスで一番良い部屋と言って良い。

が、半地下の部屋の時にはなかった問題が最上階にはあった。 虫だ。 電気の明かりに群がる虫が凄いの! 初日の夜、レストランに行く前に停電していたのでバスルームの電気がオンになっているのに気がつかず、戻ってきたらバスルームの壁中、床中、全部虫で覆われていた。 一瞬蚊に見えるこの虫は蚊ではなく、刺したりはしないのが救い・・・・。 それでも殺虫剤を撒いた後の死骸はもの凄く、一晩そのまま放置。 

天井の電気が切れていたり、便座がなかったり、雨漏りしたり・・・・・色々問題ありだけど、この広さと風通しの良さには変えられない。 10月の初めまでブカブに滞在しそうな気配なので、少しでも快適に過ごせるように工夫しなくてはいけない。 
この最上階にもキッチン&ダイニング、そしてリビングルームがついている。 リビング続きにバルコニーがあるのだが、ドアを開けると、このマウンテンゴリラが迎えてくれるっていう訳。 良いっしょ! マウンテンゴリラと一緒に住んでるのって。 

このゴリラ、前に写真に撮ったものとは別物です。 

Wednesday, August 17, 2011

35段?




卵マン

国境を超えたルワンダサイドのチャンググに卵を商売している場所があった。 ここで鶏を飼って卵を生ませているようには見えなかったけど、レイクキブの湖畔だから船で運んで来たのだろうか?  この場所から1人、また1人と卵を乗せたトレーを頭上高く積み上げて徒歩で運び出す男性たち。 国境の近くなので写真をとるのが難しく・・・・でも撮りました!
こういう姿はマラウイでも見かけたけど、こんなに高く積み上がったのは見た事なかったかも?写真で私が数えただけでも35段。

両手でバランスをとるための把っ手がついているようだけど、それにしても凄すぎ・・・・。もちろん生卵だよ!




ティープランテーション

先週末のプチルワンダトリップについてもう少し紹介したい。 
電気がない、水がない、インターネットが繋がらない、便座がない・・・・こういう”ないないずくし”の生活からほんの一瞬だけ解放された気分がしたのはルワンダの空気と緑、子供達の笑顔だったような気がする。

国境のイミグレーションもきわめて友好的でコンゴの悪夢のようなイミグレーションとは全く違ったのが嬉しかった。 賄賂を払わなければスタンプ押さないぞ・・・みたいな態度は全くなく、15分程で手続きが完了。 私だけ30ドル払い国境を無事通過。

ジムと2人、散歩がてらに行ったティープランテーションの写真がこれ。政府が管轄しているお茶畑だそうだ。 緑が目にしみる〜〜〜。

この国境の町は外国人が観光で滞在するような場所ではないので、何もない。 お土産屋さんなんてものも全くない。 あるのはバナナの木とバンブー、そしてお茶畑。 外国人がそれほど珍しいのか? お茶畑の中を歩いていると子供達が興奮してついてきた。 なんと泥だらけの子供達。 どうもフランス語が通じないみたいで、会話がなりたたない。 が、小学生は学校で英語を習い始めているらしく、片言の英語が通じた。 茶畑と子供達がなんとも平和な雰囲気を醸し出し、しばし現実を忘れたひと時だった。 ルワンダのお茶って有名なのかしら? 





遠くから茶畑の中で手をふっている子供達の写真(一番目)は私達がさよならをして遠ざかってから望遠で撮ったものだ。(順番が逆)いつまでも”See you tomorrow~~~~!" を遠くから叫び続けていたっけ。
わかるな、その興奮。 私にも幼い頃の思い出がある。町で警察官に向かって敬礼をしたら、その警察官が私に向かって敬礼を返してくれたのだ。 あの時の興奮っ! 一週間この話を皆に話し続けたものだ。 それくらい嬉しかった。 

この子供達も家に帰って今日のお茶畑での出来事を興奮しながら家族に話したのだろうか? 

Monday, August 15, 2011

RWANDA/CYANGUGU へ



ルワンダに行ってきました。 
コンゴのビザのルールでビザを取得してから3ヶ月以内に国外に一度でなくてはいけない・・・・。 そのためです。

ゴリラサファリは来月のお楽しみとして、今回はブカブから車で15分程で行ける国境を超え、CHANGUGUという町でルワンダ入国。 そこから徒歩5分のところにあるホテルにチェックイン。 一泊37ドルというお値段の部屋に一晩だけ滞在し、またブカブに戻って来ました。 

ブカブのゲストハウスはジェネレーターが壊れてしまったので、シティーパワーがカットされてしまうと電気はなし。電気がないと水を送るポンプが動かなくなるので、水道がストップ。 シャワーもできません。 週末電気なしで過ごすよりは国境を超えた安ホテルで一泊するほうが良かったと・・・・。 

私とジムのホテルのスタンダードはベッドバグがいない事。 この点さえクリアできれば、たいていの場所はオッケー。 トイレシートがなかったり、ベッドがボヨンボヨンだったり、モスキートネットが穴だらけだったり・・・・・。 
思えば私のスタンダードも随分低くなったものだと、我ながら感心する。

ルワンダは、17年前に民族浄化大虐殺が起こった国だ。 橋を渡るだけで国境を超えられるわけだから、人々はこの橋を渡ってコンゴに逃げたのだろう。 そんな悲劇が信じがたい程今は穏やかな町の風景。 緑が溢れるアップダウンのある丘がとにかく印象的。 ジムと2人で町を散策。 何もない国境の町チャンググ。 が町が醸し出している雰囲気、空気がとても良い感じ。 

ホテルのレストランで(恐る恐る)ディナーをオーダーした私達だが、これがとても美味しかった。 2人で7ドル程・・・・なんだか得した気分だ。

土曜日の夜だから、オートバイタクシーを使って隣り町まで出向いてみることにした。 バイクに乗ったのは私の人生でこれが2度目。 1度目は学生だった頃に兄のバイクの後ろにちょこっと乗った時。 私はバイクにガンガン乗りそうなタイプだと良く言われるが、バイクは私のタイプじゃない。 何故って? あの仮面ライダーみたいなスタイルがどうも好きになれないから。 これが理由。 

っていう訳で知らないルワンダ人のお兄ちゃんの後ろにしがみつきながら、ルワンダサイドのレイクキヴをバイクで走る事10分。 ジムと私はカメンベという町に到着。 ライブバンドをやっているというナイトクラブに入った。

ナイトクラブといっても結構お上品な場所で、皆お行儀よく着席しながらバンドのレゲエアレンジの音楽を聞いている。 
このバンドなかな良い! 私の好みにマッチする。 UB40を思わせるようなレゲエ調の音楽が続く。 フランス語だったり英語だったり、ビージーズの曲があったり。 11時を過ぎたころからダンスをし始める人達が・・・・。 ジムったら、ルワンダ人はアズング(白人)みたいな踊り方をするね〜。 これは全く褒め言葉じゃないんだけどさ・・・と。

12時ころまで音楽とジョニーウォーカーを楽しんだ私達は、またバイクタクシーのお兄ちゃんにしがみつき、ホテルまで戻った。 下りでスピードがあがるので結構怖かったのだが、バイクタクシーはこの付近では一番需要が多いようで皆が利用している地元の足。
3〜4キロ走って昼間は50セント程。 夜は倍で1ドルちょっと。 お手軽!

翌朝、テラスで朝食をとっていたら隣りの部屋に滞在していたカップルと遭遇。 男性は浅黒い肌の色で、お洒落な感じのレゲエスタイル。 明らかに外国人。連れは国籍不明、セクシーな黒人女性。
このレゲエマンが私達に話かけて来た。 カナダ人だそうだ。 
英語で自己紹介すると、『あなたは日本人ですか?』 と流暢な日本語で返してきた。 
『私の奥さんは日本人です!』 これ、ジムの台詞だと思うでしょ? 違うんです。 これ、このレゲエマンの台詞なんです。 『えっ?????』 と思いっきり思ったけど、できるだけ顔に出さないように・・・・・.。
どう見てもテラスでくつろいでいる黒人女性は日本人には見えないよね・・・。 

話を聞くと、彼はカナダ人で宇都宮出身の日本人女性と結婚。 日光の徳川シュラインで盛大な式をあげて、NHKまでが取材に来たそうで・・・・。東照宮の事だろう。 奥さんは宇都宮でビジネスをしている家のお嬢様らしい。 

が、彼は奥さんを日本に残し、ダイアモンド等の原石を買い付けにアフリカをまわっているそうだ。 他の女性と一緒に・・・・。  日本では高島屋とビジネスをしていると・・・。

いろんな人がいるよね。 何も知らない奥さんは今、東京に住んでいるそうだ。

ジムと私は日曜の午後、電気のないゲストハウスに戻ってきた。 現実の世界に!



Friday, August 12, 2011

木彫りのヒポ? あっ、サイ?




あ〜〜〜また昨晩から水が出ませんです。 

なんだろう、このストレス? 水がでない、電気が来ない、これらは嫌っていう程チャドで経験している。 なくて当たり前だった。チャドと比べたらコンゴの生活はそれほど悪くないはずなんだけど・・・・.

チャドでは家の中に大きなドラム缶サイズの水瓶が3つあって、それらをいつも満タンにして生活用水にしていた。 屋根の上に大きなタンクを設置し、夜中の12時すぎに流れ出す水道水をポンプで汲み上げるシステムをジムが考案してくれたが、水道管が近所の家と一緒になっているらしく、いくらポンプを繋いでも屋根の上のタンクに水が一杯に満たされることは一度もなかった。 基本的に水瓶の生活。 が、チャドはサハラ砂漠の国である。 湿度がゼロ、気温が室内で39〜40度。 床が濡れようが、タイタニックのように床上浸水しようが、数時間後にはカラッと乾いてしまう。 洗濯物だって、マットレスの上に広げただけで直ぐに乾いちゃう。 

それに反し、コンゴはそれほど暑くないし、湿度もある。 水道水が流れないので、バケツに水を汲んでバスルームに置いてあるのだが、トイレを流したり、手を洗ったり・・・・、その度に床が濡れて、ぐじゅぐじゅに・・・・・。 バケットバスをする程暑くないので、水浴びもちょっと・・・・。 シャンプーしたい〜。






週末以外は基本的に外にでない私は一日中コンピュターとにらめっこだ。

こういうシチュエーションはあまり創作的になれないのよね・・・・。

明日は国境を超えてルワンダに! オンラインのビザ証明はまだ届いてないのだけど・・・・。


こんな物を見つけました。 良いでしょう〜。 これ、何? とハウスキーパーさんに聞くと、ヒポだっていうのよね。  カバさんらしいです。 

めっちゃ好き! と写真を撮っていたら、シェフのエマニュエルが、『これ、作っている人知ってるから値段交渉してあげるよ!』 と。 欲しい!

どうやってキンシャサまで持って帰るかが問題だ。 

これは3階のリビングに置いてあったもので、以前いたチーフオブパーティーが購入して、持って帰れずに置いていったものらしい。 カバさん、絵になるな〜。