去年の事。出迎えの為に空港の2階で到着便を待っていた主人。ジムはそこで真っ白い飛行機が到着したのを見た。何のマークも文字も描かれていない奇妙な飛行機。降りて来る乗客を見ていたら、全て黒人だったという。 はて? めずらしい。 たいていは白人が混じっているはずの到着便なのだが。
後日ジムは新聞記事を読んでそれがどういう飛行機だったのか理解した。リロングウェの国際空港には週に1度、なんの絵や文字が描かれていない、真っ白な飛行機が到着する。 それはディポーティッド(強制送還)されたマラウイアンが飛行機で国に送り返されてきた便なのだそうだ。降ろされた人達はただひたすら空港からどこか目的地(?)まで徒歩で移動する。 だから私が見た列はそういう人達の列だったようだ。
マラウイは住み易い国のように私には見えるのだが、それでも暮らしていけない人達が国外に違法滞在しようとするのだろう。週に1度送り返されて来るのだから、かなりの人数であるのは確かだ。飛行機で自国まで無事に返されたのだから人道的には良かったと思う他ないのだが・・・・複雑な気持ちになる。
2年間住んでいて1度も見たことがなかったです。現実って厳しいですね
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