Saturday, June 12, 2010

モンキーバック、Kipling


先日のアジアンウーマンズクラブ(リロングウェ在住のアジア人婦人の会)のランチで興味深い話題がでた。 セカンドハンド、つまり"中古品"をどう思うかについてだ。 中古の衣類を違和感なく受け入れられる人、と中古の衣類なんて絶対に嫌だ! という人が会話をしていたのだ。 私は興味深く傍らで聞いていた。

Aさん『前に誰がどんなふうに使っていたかわからないもの、気持ち悪いわ〜。』
Bさん『洗えば大丈夫よ〜!』
Aさん『だってあなた、毒とかついてるかもしれないし、針みたいな物が入っているかもしれないじゃない!』
Bさん『毒って?????  どんな毒?』
Aさん『毒よ、毒・・・・』
Bさん『そんなこと気にしてたら、新品の服だって心配しないといけないじゃない? 今時どこで作られて、どうやって運ばれて来たか、わかったもんじゃないもの。 毒だってついてるかもしれないわ?』(私、なるほど! とうなずく)

なんだか微笑んでしまう会話だった。 
私自身セカンドハンドについてどう思うかというと、はっきり言って大好きではない。 が、マラウイに到着したときに友達に、新品のベッド用品は高い割にろくな物が売ってないから、ヨーロパからの中古の良いものを見つけるのよ! とアドバイスされた。 中古の布団? ちょっとな・・・. でも確かに彼女の意見は正しかった。 新品はろくな物がない。 なので中古で質の良いものを見つけて洗濯機で2回洗った。 (この時は洗濯機のある家にいたから) 洋服もそうだ。よ〜〜く洗う、またはドライクリーニング。 洗ってきれいになればそれほど嫌ではない。 去年のチャリティーディナーに着たロングドレスも友達がマラウイで中古で買ったものを私にくれたものだった。 
洋服はきれいに洗えば私は着れる。 靴はいまだに抵抗がある。 ほとんど新品に近いものならオッケーかな?

そんな話をしていたら、友達がベランダに置くテープルセットを探していると言い出した。 翌日2人で中古品のお店を見に行く約束をした。

セカンドハンドのお店で売られているものは、だいたいが外国人がマラウイを出るときに国に持って帰れない家具類、衣類、雑貨類などを下取りにだした物だ。 
テーブルが目当てだったが・・・・ あ、Kipling! 壁にかけてあったKiplingのバッグに目が釘付けになった。 私はこのブランドが大好きなのだ。 グッチ等の高級ブランドバックには全然興味ないけど、このKipling(我が家ではモンキーバックと呼んでいる)に目がない。 前回アメリカに戻ったときも旦那に反対されながらもオンラインでオーダーした。 なんで1つ持ってるのに、2つ目がいるのよ〜? というのが旦那の意見。 だって、形もサイズも全然ちがって用途が違うもの! っと反論。 あなただって大、中、小と3つもトラクター持ってるじゃない!

このバック、なんで好きかというと、私のライフスタイルにあっているし、私の好みのデザインが多いから。これ、もの凄くタフな素材でできている。 2005年に買ったものを今でも毎日使っている。 それこそ、北米、南米、アジア、ヨーロッパ、アフリカこのモンキ−バックは私と一緒に世界中をまわっている。

さて、この壁にかかったKipling。 どうみても古そうで、日焼けして色がまだら。 このメーカーの素材が色あせするほどだからそうとう古そうだ。 でもでもでもメッセンジャーバックというタイプのこのデザイン、特に私が好きなタイプだ。
10秒くらい迷った振りをしたが、私の中では私の4つ目のモンキーバックに決定。 新品だとゴリラのマスコットがついてくるんだけど、この年代物Kiplingにはモンキーはついてなかった。年代物だから今はお店やオンラインでは売ってないだろう。 

家に帰ってから自分で2回手洗いした。 確かに色が所々セピア色になっているが、それ以外は問題ない! フフ! すっごく好き!

私の年齢で私ほどハンドバックと呼ばれるちゃんしたバックをもっていない女性も少ないだろう。 そのかわり、このKiplingは幾つでも欲しい。

主人が帰って来てルンルン報告した。 
『モンキーバック買った! 2000クワチャだった。』(本当は2250)
『2000クワチャって結構なお金じゃない?』 と主人。 『だからモンキーバック買えたの!』と、なんだか意味のわからない言い訳をする私。

『君はお金をセーブするっていうことを知らないよね。』 『知ってる。あなたがセーブして私が使う。これよ!』 『あなた今日は家に帰ってきてランチ食べたでしょ! 節約したよね〜。 だから私がモンキーバックなの! ルンルンルン!』
主人の呆れた顔・・・・・。


旦那、『僕、このバック好きじゃない・・・・。』 『良かった! 私、専用!』

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