Tuesday, June 8, 2010

イチゴの季節のイチゴ売り

イチゴのシーズン到来でマーケットや街角でイチゴを紙のトレイに乗せて売って歩く人達に遭遇する。 アフリカでイチゴ? なんだか結びつかない気がするが、ここリロンウェではとても美味しいイチゴが手に入る。 イチゴは他の果物に比べ値段が高い果物なのでこのイチゴは外国人用に栽培されているんだと思う。 

イチゴ売りの人達の競争はもの凄い。私が市場に足を踏み入れると、ここぞとばかりにイチゴ売り青年達が私(外人)めがけて殺到し、イチゴ売り合戦が始まる。それがもの凄いのだ。 5人6人ののイチゴ売りマラウイアンに取り囲まれて、私が誰からイチゴを買うか? 本当に真剣だ。喧嘩が始まるときもある。

去年の今頃だ、市場よりまだ1キロほど手前の交差点で信号待ちをしている時だった。私はランドローバーの助手席にいて交差点の角にイチゴ売りの青年が立っているのが見えた。イチゴを買ってくれそうな外国人を探しているようだった。ほんの一瞬だが彼と目があってしまった。信号がかわり、私達の車はその交差点を走り去る。

彼は私たちの車を追跡してきた。私たちが市場に向かっている事を確信していたのだろう。たぶんイチゴを抱え、走ってついてきたのだろう。 彼は市場にいる私を目ざとく見つけると、自分が見つけたターゲットを他の誰かに盗られては大変とばかりに、他のイチゴ売りを押しのけて、私の前に躍り出た。このアズング(白人のこと。黄色人種もこの分類に入る。)を(1キロも手前で)最初に見つけたの僕なんだ!たぶんチチェワ語でそう周りを説き伏せようとしていたのだと思う。 

しか〜〜し最終的に、私は違う青年からイチゴを買ったのよ! 
そのときの交差点イチゴ売りの落胆した顔は想像を絶するものだった。 なんで? なななんで僕のイチゴを買わないんだ? 
彼のあまりの落胆した顔を見て、私もちょっと気の毒に思った。 ごめん。

ふふ・・・私には私なりの市場ルールっていうものがあるのだよ! 皆、ものすご〜〜く強引に押し売りにくるからね・・・その中で一番おだやかに、一番控えめにしていた人から買う事にしてるのよ!

地元市場でのやりとりにはテクニックがいる。 実をいうと今でも市場での買い物が好きになれない。強引だから。とにかく強引。 幾らなの? って聞いた段階でもう袋に詰めている。 値段は最後まで言わない。 なので袋に入れ終わってから倍の値段を言われて、『んじゃ、いらない!』 と踵を返す事が多い。 たぶん他の外国人がそのまま言い値で買っているからだろう。

心穏やかに買い物させてくれるなら、少々高くてもいいんじゃないって思っているのに、あまりにも強引で買ってもいないものまで袋に入れられ請求されるようだとちょっとね・・・。

今日はイチゴのロールケーキを作ろうと思っているので市場にイチゴを買いに行った。 案の定、大変な騒ぎだった。 値段交渉は疲れるから今日は言い値で買った。 帰ろうと思ったら、もう1人のイチゴ売り青年がついてきて、今買ったばかりのイチゴの半値以下の金額を言ってきた。 やはり1人目のイチゴ売りからはふっかけられたか・・・・。 わかっていたけど・・・・。 
結局2人から1山ずつのイチゴを買ってしまった。
全部で700クワチャだから、4〜500円っていうところだろう。 イチゴの季節はしばらく続く・・・・・・。


周りの日本人女性達は野菜は絶対市場で買うのだそうだ。 顔見知りがいて安くて新鮮な物を見つけられるという。 
私は駄目だ ・・・・。 いつもプリプリ怒ってるもの。 

きっと、『あの日本人、ちょうむかつく〜!』 とか市場では言われているんだろうな・・・。 


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