Monday, December 30, 2013

−8度の寒さのなか、年越し

モスリムの国タジキスタンでのクリスマスは一風変わった雰囲気でした。
スーパーマーケットの店員はサンタの赤い帽子やトナカイの角のカチューシャをつけたりしてましました。 だけど、街全体、クリスマスを祝うという雰囲気じゃなかったです。
宗教的にやっぱり違うんです。

で、25日にタクシーに乗ったところ、めずらしくドライバーが英語を話す若者で・・・! ちゃんと会話が成り立ったので、思わず私は言いました。
"Merry Christmas!"   と。
そうしたら、なんとそれに対するドライバーのリアクションが・・・・.
"You, married today?"  って・・・・。 え????

25日の夜はジムが発起人でクリスマスパーティーを開きました。 私達を含め総勢8名。 今までで一番大人数のおうちパーティーでした。 偶然お店で冷凍のターキーを見つけ、ジムがターキーを焼いてくれるというので、8名になったのです。 

それとは別に27日は会社主催のパーティー。 こちらはマルコポーロという名のレストランででした。
6時からと言うので、ジムと2人、着替えてから出向いてると、なんと、もう既に始まっているではないの! それにもの凄い人数。 人員整理をしたと後でもまだこんなに沢山のスタッフが。 50名は軽く越していたと思う。 皆、着席してすでにお食事が始まっていました。 え? 6時からじゃなかったの?
ドゥシャンベ以外のオフィスのスタッフも全員泊まりがけで来ていたそうで、一大イベンドです。 
タジキスタンの風習で、女性と男性のテーブルが別れていました。 レストランなど、公共の場で、旦那さんは公衆の場(レストラン等)で奥さんと同席しないのだそうで、夫婦でレストランに行った場合は個室に入るのだそうです。 だからレストランのメインダイニングにはいつも男性陣が陣取っているかたちになります。 私達、外人は気にせずに一緒にテーブルにつきますけどね・・・・。 で、遅れてきた私達、ジムが私を女性テーブルに着席させようとしました。 が、私達の席は別のテーブルに用意されてますから!と。
外人専用テーブルがありました。 

あとは恒例のダンス。 盆踊りをちょっと連想させるような踊りです。 みんな踊るのがだ〜〜〜いすきなんです、この国は。 観客に徹しようとしても無駄。 誰かが私達をダンスの中に引きずり込みます。 
25日を過ぎてもサンタクロースが大活躍する国は初めてみました。 
このディナーパーティーもしかり。 サンタが登場。 



今日は大晦日ですが、外には何人も、サンタクロースの衣装をつけた人を見かけます。 皆痩せてるサンタだけど・・・。 どうやら今晩はソモニ像の周りの広場に皆が集まって踊りが始まるようで・・・。 それにつけて大きなクリスマスツリーとサンタが待機しているようです。 

25日はパッとしなかったけど、25日を過ぎても何時までもサンタが出没する、珍しい町です。

今晩は年越しそばを作ろうかどうか、まだ迷っています。 
12時ころに、私達もソモニ広場に出向いてみようと思います。

ちなみに今朝8時の気温はマイナス8度。 今晩も寒くなりそうです。
どうぞ、みなさん、良いお年をお迎えください。


Wednesday, December 18, 2013

サギ

タイランド旅行でのエピソードを書きたいと思います。

プーケットに到着した翌日の事でした。 町は観光客で溢れ、まるでラスベガスのような賑わい。 ジムと私は先ずは現金をゲットすべくATMマシーンを探しました。
さすがは観光の町、パトンビーチ周辺の街角にはあちこちにATMがあります。

ジムが手続きをし現金を掴みました。 それから10秒ほどした時・・・・. 

男性が私を引き止めたのです。 『Excuse me, excuse me, Madam, you left this money in the ATM.』 そういって、私に1,000バーツの紙幣を見せるのです。 
ジムが紙幣をとり損なったと・・・・。 そして彼が次に主張するのが、『Your transuction has not finished yet.   You need to close it.』 
つまりキャッシングした手続きがちゃんと完了していないので、カードをもう一度いれなおして、終了させないと・・・・。 というのです。

そのときジムは2メートルほど先の両替所にいました。 わたしは直ぐにジムを呼んで、さっきキャッシングした現金をもう一度数えて、と言いました。 
ジムは現金を手に取って数えました。 ちゃんと全額あります。

あ〜〜、サギだ!

紙幣が1枚マシーンに残っていた・・・というのは明らかに嘘。 トランザクションが終了していない・・・というのも嘘です。 だって、レシートちゃんと受け取って、カードがマシーンから出て来たんだもの。

この男は、嘘をついてもう一度カードをマシーンに入れさせ、その場で暗証番号を盗むつもりだったのでしょう。 

あぶない、あぶない!
すぐにその場を離れました。


これは後日談ですが、タイからドゥシャンベに戻り2日目。 今度はアメリカのバンクからメールがきました。 怪しい引き落としがあったので、直ぐにカスタマーサービスに電話をして欲しいと・・・.

オンラインでチェックすると、12月13日にアルゼンチンかどこかで、私のカードが使われているのです。

直ぐに銀行に電話。 カードをキャンセル。 

明らかにサギです。 どこでどうなったのかは不明。 

海外旅行は本当に危険がいっぱい。 戻ってから明細書を良くチェックしないといけないです。 

危ない、危ない。


Tuesday, December 17, 2013

Pullman Phuket Arcadia Resort Hotel ダイビングのリハビリをここで!

タイ旅行から戻って、もぬけの殻状態の私です。

ジムはアパートに戻って、2〜3時間仮眠した後出勤していきました。

タイからの帰国途中、最後ドバイ空港で19時間、ターミナル2に座って時間を過ごしたせいで、身体の筋肉が痛いのです。 これはどうして? っていうと。
19時間も乗り継ぎ時間があるので、空港の外に出て半日観光でもするつもりだったのです。 ところが、流石に4泊のダイビングの後遺症か? プーケットからのレッドアイのフライト6時間で眠れなかったせいか? ドバイに到着した時の私達はヨレヨレ・・・・。 とても手荷物を預けて、外に繰り出すなんていう気分ではなかったのです。 数時間寝てから外へ? それも考えたけど、ドバイ空港ってめちゃくちゃ大きいので、ちょっと外に・・・・っていう感じじゃないのです・・・・。 結局、リクライニングで寝られる長椅子だけを期待してターミナル2に行ったものの、ターミナル2にはそのタイプのイスは1つもないことを知り愕然。(ターミナル3では皆、この長椅子で寝ています)。 それでもマクドナルドがあっただけ良いんじゃない? インターネットも繋がるし。 ってんで19時間空港内に座って時間を潰したのでした。 お尻が痛かった・・・・。

あ〜、もうこの先、どんなにストップオーバーが長くても生きていける気がする私。
 
話が前後しますが、4泊5日のダイビングボートの後はプーケット空港の近くのホテルに一泊したのです。 23泊、バックパッカーが泊まるようなホテルから始まり、2つ目、3つ目とアップグレード、最後の一泊だけはリゾートホテルを予約していたのです。

プルマン プーケット アルカディア ナイソン ビーチ
なんだか控えめなサインだけど、
すばらしいホテルでした。


ダイビングボートでは写真とは全然違って、1人が2段ベッドから起きると、もう1人は立つ場所がない・・・っていう小さな小さな部屋に寝泊まりしてました。だから最後の一泊のホテルがあまりにも綺麗だったので大感激。 ところがです。 オーシャンビューのデラックスルームだけでも感激しちゃうのに、ホテルのフロントでお部屋をアップグレードしますと言うではないですか! 


これ、ロビーに続くベランダ。
水に浮かぶチェアー。 向こうに見えるのは海。
プール付きビッラ !!!! 素敵!
お部屋からプールに入れる。
これには本当にびっくり。 タウンハウスのような作りの玄関でお部屋の周りがプライベートプール。 まちに待ったバスタブ。 あ〜〜、天国、天国! ありがとう、プールマンホテル。 とにかくプーケットは12月がピーク時期らしいのだけど、この週はその直前でまだお部屋に空きがあったのでしょう。 まともには絶対に泊まれないお値段のお部屋に泊まらせてもらいました。 ファーストクラスにアップグレードしてもらったような気分でした。それにまだあるんです。 このホテルの凄い事。    
翌日、チェックアウトの時間を延長して欲しいとお願いし・・・・。が、あいにく、その部屋は無理だと・・・・. だけど、他のお部屋を用意してくれて、その部屋を2時まで使わせてくれたのです。 その後はフライトが夜中の12時半だったので、ギリギリまでロビーでくつろがせて頂きました。 これがまた最高にくつろげるロビーなのです。 それにコンプリメンタリーのドリンクやらフィンガーフードサービスまで、ロビーに居ながらおかわりのドリンクまで頂いて、なんだか田舎っぺの私は、申し訳ないくらい恐縮!

いや、色々なホテル、色々な国で見たけど、このホテルは良い! 最高に良かった! もう一度いきたいです。 朝食のバッフェだって、さいっこ!

ビラの中にあるお庭。 ここでくつろいでいる
時間はありませんでした。残念。

プールの向こう側が海。

ビラのゲート。 ここからがプライベートの空間。






ここはロビーの一角。
お客さんが少なかったので、ここで
くつろがせてもらいました。
真っ黒だわね、私。
ジムはこのプールでずっと泳いでました。

お部屋です。 向こう側に見えるのはバスルーム。
23泊目でやっとバスタブ!
向こう側はプール。

Wednesday, November 20, 2013

ダイビング体験/無事ライセンスをゲット(プーケット)

23泊もあるタイランドでの休暇がスタートしました。 ドゥシャンベのアパートを夜中3時に出発。 5時の飛行機でドバイに向かいました。 ドバイからはエミレーツでプーケットに直行です。 やっぱりエミレーツは他の比べると良いかも? 

最初の9泊はプーケットのパトンビーチ。 繁華街のまっただ中にあるバックパッカー用の宿。 キャンセルして他のホテルに移動したいと2人で希望したのだけど、すでに予約を無料でキャンセルできない期間になってしまい、諦めました。 
ま、モーテルだと思えば我慢できますけど・・・・9泊もあるのよね。

ただスタートはダイビングクラスが3日間あるので、一日中講習と実技で忙しかったです。
3日間の講習期間中、最初の半日はビデオを見る。 で、その午後はプールで実技。
ジムと一緒の講習なので、私は先に日本語のオンライン講習をで受講し、最終テストもパスしていたのです。 ジムはそんな時間はなかったので、現地に行ってから講習を受ける。 私はとなりに座って英語のビデオを一緒に見ました。 義理の姉から計算問題が難しいのよ・・・と言われていましたが、やっぱりこれ、英語で受講したとしたら難しすぎてとても理解できなかったと思うのです。 日本語で先に受講しておいて、良かったわ〜〜〜!



翌日はボートで海へ繰り出し、そこでの実習です。酔い止めの薬を飲んだお陰か全く船酔いもなし。だけど、最初にもぐった時、私はパニックしてしまいました。 何故かというと、目が痛いのです。 海水がマスクに入ってくるせい? だけど、痛過ぎる。 インストラクターにギブアップ、水面にあがりた〜〜い、と意思表示したのだけど、彼は私をなだめすかし、ゆっくり呼吸をするように指示して、浮上しようとはしませんでした。

ボートにあがってから、私の目が真っ赤になって、腫れています。 マスクがゆるいせい? いいえ、原因はどうやらサンスクリーンだったようです。 110というもの凄く強いサンスクリーンをもぐる前に何度か顔に塗ったんです。 で、そのサンスクリーンがマスクの中の水にとけて、目に入ってしまった。 痛いのなんのって、シャンプーが目に入ったような痛さで、目があけられません。 ジムがボトルウォーターで何度も何度も私の目を濯いでくれました。 『ハイ、ブリングして〜』 って言うんだけど、目が開けられないんだよ、しみて。

もう、この先、もぐるのは無理かも? そう心配した時・・・・.

おとなりで休憩していた日本人男性が目薬を差し出してくれました。 コンタクト用の目薬だと。 

これを点眼してからやっと目をあける事ができて、しばらくして痛みがとれました。
良かった〜〜。 そのあと2回もぐり、2日目も終了。

3日目は2時間半もボートで波に揺られ、ピピアイランドへ。そこで最終演習。 ジムはよ〜〜く浮かびます。 太ってるからです。 重りを私の2倍も腰につけているにも関わらず、はい〜、もぐる〜〜。 っていわれて、気持ちは沈んでるんだけど、身体だけが意志に反して、ぷくぷくと浮いてしまうのです。 私も初日に体験したこの状態。 だけどコツを覚えたら沈んでいくようになりました。 だけど、ジムは苦労してましたよ。 インストラクターにもう1つ重りをポケットに入れてもらって、ようやく沈んだ〜。
ダイブ前、お着替えの時間。 ボート内はもの凄い
混雑ぶり。
ジムと私のウェットスーツはスーパーダイバーという
会社名がついています。
私の写真はないのよね・・・。


ダイビング後のリラックスタイム。
すっぴ〜〜ん。


サメ、タツノオトシゴ、ウミヘビ、大きなコッドフィッシュ、ウミガメ等に遭遇しました。 海の中のサファリです。 
ウミガメを追いかけていると、なんだか自分が浦島太郎になったような気分だし。 もう、最高。

ダイビング、最初の体験で好きか嫌いかに別れると思うけど、私たち2人とも好き! のほうでした。 このあとこの休暇の最後に4泊のボートトリップがあるんです。 これは毎日ダイビングざんまい。 それまでにもう一度、日帰りのダイビングができたらうれしいな〜。

今日11月21日は何も予定を決めていないので、のんびりしたいと思うけど、お天気がぐずついています。 この先の天気予報も曇りか、雨なんだよ・・・・。

Friday, November 15, 2013

プーケットにしゅっぱ〜〜つ

さてさて、2013年11月16日、午前5時のフライトでプーケットに向かいます。
夕べ、ジムが帰宅したのは深夜12時をまわっていました。 休暇の前後はとにかく大変です。 

でもって、私もこの先3週間ちょっと、ヨード入り食塩の事を考えなくてすむわ〜〜って思ったのだけど、よく考えたら今回の休暇はダイビング旅行だから、海水? 海藻? 
あれれ・・・・・これじゃヨード入り食塩を思い出さずにいられないかもっ?いやだ〜〜〜!

フライドバイ という会社の飛行機でドバイに飛び、そこから直行便でプーケットです。
到着16日の深夜11時過ぎ。

良い旅行になりますように! ではいってきま〜〜す。

あ、ラップトップを抱えていくので、アップデートできると思います。


Thursday, November 14, 2013

教育への情熱

合気道クラスで知り合ったマリカは現在15歳。 地元の公立高校に通っている事は前に紹介しました。


マリカは来年8月から開校される軽井沢の高校の一期生に申し込むため、願書を制作しています。奨学金制度ででの入学を希望しているのです。

数学を週に2度教えてあげていたのですが、結局、この学校が指定している学力テストをこの国では受けられない事が判明し、カザフスタンや、ロシアまで行って受験するのは経済的に無理なんです。 学力テスト以外にも、学校側は英語圏以外の人はトーフル、またTOEICも受験して下さいと言っているのです。 マリカはサマースクールから戻ってから必死で英語を勉強しています。 が、トーフルの受験もただではありません。 

学校側に問い合わせました。
すると、なんとも丁寧なお返事がかえって来ました。 学力テスト、並びにトーフル、TOEICを受けるのは Heighly Recommended であって、絶対ではありませんよ! と。
そして、もし受験しなくてもそれが最終審査にマイナスの影響を与えることはないです。
そう、はっきり言ってくれたのです。 私は直ぐにマリカ親子に電話をし、グッドニュースを伝えました。 これで一大問題は解決したのです。

が、今週親子に会ってみると、マリカの英語力はサマースクールの時点より数段進歩しているので、それを学校側にアピールしたいと、そういうのです。 
だからトーフルを受けたいと。 幸い、母親がボランディアで働いている ユニバーシティー セントラルアジア という大学で、オンラインのトーフルが受けられる、とのことが判明しました。 

私は親子がそういうからにはトーフルの受験料は準備しているのだろうと・・・・・・。
ところがです。 この親子の底抜けに明るい性格にびっくりさせられました。
『私のゴールドの指輪とイヤリングを売って、トーフルの受験料160ドルを作るのよ。』そうあっけらかんと笑いながら言うのです、マリカの母が。

その言葉を聞いた時、なんだか弓矢が胸に刺さったような衝撃でした。

ゴールドの指輪を売れば、なんとかなる! そう思っているのでしょうが、たぶん、それはとっておきの品なのでしょう。 それを売りさばいてでも、トーフルの受験料にしたい! そういう母親の気持ちがなんだか胸に突き刺さりました。
だけど、本当にそれで160ドルになるのか? この先、何か必要に迫られた時にどうするの? 私はそう思いました。

家に戻って、ジムにその話をしました。 トーフルを受けたいんだって。 だけど、受験料がなくて、指輪を売るって・・・・。

ジムは私の話を遮って、『朋、彼等をサポートしたいのなら、僕は全然反対しないから。 君がそうしたいって思うのならそうすれば良いんじゃない。』
そういってくれました。 

私はメールで母親に聞きました。 こういう金銭的なオファーは気をつけて申し出ないと、人によっては気分を害するかもしれないからです。
だけど、翌日、母親は飛び上がらんばかりの喜び様で、私の心配にはおよびませんでした。

なんだかこの親子、見ていてとてもいい感じなんです。 本当に困っているんだけど、そのパッションで、1つ1つと扉をあげていってる。 
結局、学校側は2万円の願書受付料を免除します。 と、メールで連絡してくれました。 これだって、ホームページ上では経済的な援助が必要な人は申してでください。 割引の料金で申し込めます。と、かいてある。 だけど、マリカの母のメールで、学校が配慮してくれたのだ。 すばらしいと思わない? この親子の情熱、そしてこの学校の柔軟さ。

マリカが合格して、軽井沢の高校に通える日が来るって、私は信じているよ!
バケーションから戻ったら、またマリカの数学をみてあげる、約束になってます。


やるだけやりました!

ユニセフへビルボードデザインのアイディアを発表しに行って来ました。
コンゴでの苦い経験を元に今回はプレゼンに力を入れました。 私のリサーチした内容と、マラウイで経験した事について、1ページの箇条書きし、それで、こういうアイディアになりました。 という流れにしたかったのです。

予想をはずし、今日私の待っていてくれたのは担当者Mさん、1人だけでした。
彼の上司に当たる人は最近赴任したばかり、今月から直ぐ通りを挟んでお向かいのアパートに越して来たYさん、日本人女性です。 Yさんとは個人的に話をしていたし、彼女がミーティングに参加してくれていたらちょっと心強かったのだけど、彼女は他のミーティングに参加中だそうでいませんでした。 

と、いうわけで朝からなんどもプレゼンの練習をしていた私はちょっと肩すかし・・・.だけど、緊張せずプレゼンを終える事ができました。 と、いうか、ビルボードの役割とはなんぞや? という私のリサーチについて簡単に意見を述べたんだけど、それを聞いている彼の表情や、返答から『そんな事は言われなくても、わかっているよ。』 的な雰囲気がムンムンと漂い始めたので、私は早口でドンドン進めました。

最後にヨード入り食塩にニックネームをつけて、ブランド化し、まずは子供達にアピールしたい! という佳境に入ったのだけど、どうも彼はそれに完全に反する意見を持っているようで、なんだか雰囲気が怪しくなっていきました。 

私はユニセフなので、子供を対象にする事を意識しすぎたのかもしれません。

彼がいうにはこのビルボードは最終的に全国規模で使われる予定だけど、当初はハトロン地区。 それも山岳地の国境沿いにたてられて、子供なんて、見るチャンスがほとんどないというのです。 それに子供をターゲットにしても新しい塩を買うかどうかの決断は大人がするしっ・・・と。

ドゥシャンベ市内には使われないのですか? 聞きました。 将来的には使われますというお返事でした。

来週、皆と相談して、返答します・・・・とMさん。 
来週は私、いません。
来来週は?
いません?
3週間以上いません・・・・。 

12月11日に戻ります。
もしそれで遅いようだったらどなたか他の方にデザインを依頼してください。


う〜〜〜ん、手応えとしては こりゃ、没だわね、私のアイディアは・・・・・。
もし、彼の上司達が私のアイディアをとても気にいって、どんでん返しが起こらない限りは。 

私の感じた手応えだと、Mさんはタジク人。 とっても保守的で、さもありなん的な物をイメージしているようなのです。 
私の提案した『スーパーサルト』 も全然ピンとこなかったようで、これだとなんだかケミカルっぽいイメージで、農薬みたいじゃない? 食べられるって思わないかも? と、いうのが彼の感想でした。 

やるだけやりました。 私のスキルもアップしました。何も後悔はないです、ほんと。

もしかしたら、私のアイディアは没になって、ユニセフの中で、こうして欲しいっていう意向をまとめて、言ってくるかもしれないな・・・・。 

だけど、3週間、タイランドでは頭を空っぽにしよっと!

 

Tuesday, November 12, 2013

スーパーサルト、デビューになるか?

いよいよ明日がユニセフとのミーティングです。
2週間、“ヨード入り食塩” についてのデザインを思案しました。
と、いうよりジムが考えてくれたアイディアがとても良かったので、私はそれを第一希望としてプレゼンをするつもりです。
プレゼンといっても、ただ鉛筆のスケッチで自分の手持ちのアイディアをスタッフに披露するだけなんだけどね。3〜4個ね。

ビルボードのデザインって、未知の世界。
デザインより先にビルボードの役割からリサーチしました。

結局、ビルボードは見る人が車の中からだったり、歩きながらだったりして、動いているので、6秒間程の間にどれだけ記憶に残せるかが勝負だと・・・・。
それに最初私はヨード入り食塩のイメージについて、頭を抱えてしまったのだけど、ヨード入り食塩とは何ぞや? という難しい事をビルボード上で説明する必要はゼロだと言う事。

プラス、子供たちがヨード入り食塩がなんですばらしいのか、今の段階で理解できなくても全くオッケーだと言う事に気がついたのです。(結構時間がかかった。)ようは、ビルボードを見た人、特に子供が、あれ、なんだろう? って記憶にとどめてくれたら成功だと!

ヨード入り食塩にニックネームをつけて、それをブランド化できるようなイメージの絵にしたいのです。 スーパーサルト、です。

が、問題はそのイメージを、どう表現するかです。 
絵、描けません。 だけど、そんな事いっている場合ではなく、かといって、子供の写真をそのまま使うのは?????

ジタバタジタバタ、イラストレーターとPhotoショップでやってみました。 
そういえば、イラストでできたビルボードはこの町に1つもありません。 アーティストは存在してもコンピューター絵を描くイラストレーターが居ないんでしょう。

これは私にとって、ラッキーなことです。 10年この町でグラフィックデザイナーをやっている友達がサンプルを送ってくれましたが、日本でいうようなマンガタッチの絵ではありませんでした。 

上の絵、これは鉛筆で描いた下書きをスキャンして、イラストレーターでなぞり・・・・。 ここまでは従来の方法。 私でも知ってました。 だけど、どうやったら簡単に塗り絵ができるのか? 色々ユーチューブでお勉強して、昨夜、画期的な方法を見つけました。 12時過ぎまでやってました。 この方法を使えば、上の絵も30分以内で仕上がる。
これは私ができるイラストの雰囲気を見てもらうために明日、ユニセフに持って行くために作ったものです。 これが最終イメージじゃないんだけど、こういう雰囲気の絵で仕上げる事ができます! というサンプル。
あとは、以前に試したようにPhotoショップで写真をイラストに変える方法。 これだともっと写実的になるのね。どちらの方法でもできますよ! ただ、写真ベースの場合、モデルを見つけて、完璧な表情とポーズを作ってもらわなくてはいけませんけどね・・・。

さ、明日のミーティングで私がこの仕事を請け負うかどうか、 が決まります。
頑張れ、自分!


Sunday, November 10, 2013

ダイビングのお勉強、eラーニング

月曜の朝、また地震です。

この国は地震の国です。 赴任してからすでに4〜5回揺れを経験しています。 だからあえてアパートではなくて、一軒家に住む人もいます。
昨日、ダイニングで私はダイビングのお勉強をしていたのですが、パーン、という凄まじい音。 
天井の電球が破裂したのです。 爆竹のような音。 
それが3回ありました。 たぶん、高圧の電流が流れ、ブレーカーが落ちずして電球が破裂したのだと思います。 天井に埋め込むタイプの電球はガラスでカバーしてあるものと、ないものがあって、ないものだと壊れたガラスが一気に飛び散りますが、昨日の破裂はガラスつきの物だったようで、飛び散りだけは避けられました。


そんな中、私はプーケットのダイビングクラスに向け、講習部分を自習できるシステム、eラーニングをやっていました。 ライセンスのクラスは3日間で実技と講習を終了する予定ですが、これは講義部分をオンラインで自習するシステムなんです。 これで勉強して、オンラインのテストにパスすれば、現地に行ってから講習部分をスキップできます。 だけど、私の場合、現地に行ってからはジムと英語でダイビングしなくてはいけないので、講習をもう一度英語で受け直すつもりなんです。 危険が伴う事なので、誤解のないよう、日本語で一度勉強したかったのです。 

結構時間がかかりました。 20時間くらいはかかってるかも? でも無事合格。
計算部分が難しいよ、って義理の姉に言われていました。 確かにこれは最初から英語でやったら大変な事になっていたかも? 
ジムはまだ何も勉強していないので、現地に行ってから1からスタートします。 計算のところ、私はバッチリだからね! 
ジムはカメラのマニュアルとか、読むの嫌いな人だから、ダイブコンピュターの使い方とか、マニュアルを読まなくてはならないもの大丈夫かしら? 私はオンラインのバーチャルコンピュターですでに使いこなせるまで練習しましたから、まかせなさい!

そうそう、今日、ジムの新しいボスがアメリカから来ます。 ジムはダイビング用のビデオカメラをオーダーしたようで、それを持って来てくれるはずなんです。 

だけど、ビデオの使い方、大丈夫かな? (私じゃないですよ、ジムですよ・・・・。)



Saturday, November 9, 2013

地震と大噴火(私)

11月10日。 午前10時過ぎ(?)大きな地震がありました。 ここはアパートの5
階なので結構揺れましたよ。 食器戸棚のドアが開いたり・・・・。
震源地はドゥシャンベの南、Khtolon と言う地区でマグニチュードは5.2。
結構大きかったです。
ジムはキッチンでパンケーキを焼こうとしてました。 私が最初に気づいて、きゃ〜って悲鳴を。 何度か大きく揺れました。 


夕べは私達夫婦にも大地震が。 私が大噴火、マグニチュード6ってとこかな?


私の爆発の震源地はハートの中心部でした。 旦那に対して怒り心頭だったので、興奮して眠れないんです。 この国はウオッカが主流の国で、我が家にも調理用のウォッカの買い置きがあります。 これをがぶ飲みしました、私。

でもって、勢いづいた私はiPodを聞いてた旦那にドカドカと向かって行き、イヤホーンをふんだくって、啖呵をきりました。 ベッドの中で何度も練習してから行ったにも関わらず、やっぱりロレツが上手くまわってなかったようで、英語だしね・・・・・。 『....ななな、なめんなよ〜〜!』みたいにね。

旦那はあっけにとられ、『酔っぱらっているようだから、明日の朝、話そう。』と。

翌朝、話し合いました。 私は私の気持ちを伝えたし、旦那もなんで怒ったのか、白状しました。

ここまで騒ぎ立てないと、夫婦の話し合いができないっていうのは結構、疲れます。

言いたい事全部吐き出して、もう、なるようになれ〜〜〜〜! っていう気分でした。

今度の土曜日にプーケットに向かって出発です。3週間以上もある休暇です。
この大喧嘩が吉とでるか、凶とでるか? お楽しみです。 ダイビングをやる予定なので、喧嘩なんてしてたらバディとして組めませんものね。



Monday, November 4, 2013

持ち物検査 目が離せません

毎週、週末のハイキングについての情報がメールで送られてきます。 
今週末のハイキングは難易度が ”高” とメールに書いてあったので、私は躊躇しました。 だって、難易度 ”中” でもいつも死にそうなんだもの・・・・。

だけど、考えました。 家にいたら一日中コンピュターの前に座って、目や肩が固まってしまう・・・・・。 だからあえて参加する事に決めました。何かデザインについてのひらめきもあるかもしれないし!

この日は文句なしの秋晴れ。 冬は直ぐそこまで来ているけど、ハイキングにはちょうど良い気候です。 参加して本当に良かった。 所々の黄色い紅葉が美しく、遠くには雪をかぶりった山々が。 どこを見ても素晴らしい景色! 

途中で2グループに分けるというアナウンスがありました。 上まで行く体力がない人はこの先、短いコースを進み、そこでランチ、下山。 まだ体力がある人は上まで登る。
そこから先、急斜面にさしかかり1時間それが続きます・・・・と。

ジムと私は亀さんペースながら上まで登る事に決めたのです。 20人程の参加者の中で私達2人が一番遅いペース・・・・。 だけど、無事に登頂成功。 



前にも書いたけど、以前のハイキングでサングラスと、GPSを失くしたジム。先週もアメリカから持って来てもらったばかりのポケット懐中電灯を出張中に失くしてきました。

今日も身体に色々なグッズを括り付けていたので、私はジムから目が離せません。 いつ、何を落としてくるか? だから私はジムの後ろから歩いて、ジムの持ち物を常に監視していたのです。

やっぱり!

ジムは写真撮影に夢中になっていた時、ポトリ・・・・とサングラスを地面に落としました。 私は黙って拾って、ジムの代わりに持ち歩いていたのです。
それから30分間? ジムはサングラスを持っていない事に気づかずに歩き続けます・・・・。

『あ? サングラス!』 ジムがサングラスがない事に気づいたのは随分下山してからでした。 『私が拾ったよ・・・・。』 ホッとするジム。


無事に車に戻り、30分のドライブで、ドゥシャンベ市内に戻ります。
私とジムはバンの一番前の列に座りました。 ドライバーの隣りです。 フロントガラスの所にスペースがあったので、ジムはサングラスと帽子をそこに置いたのです。

ハイキングの後のホッとするひと時です。

その時です。 
ジムが 『 帽子を失くした!』 と言ったのです。
『え?』 さっきまで持ってたのに? 何が起こったのか私は理解できませんでした。

ジムの帽子は車の窓から外に飛んでいってしまったのです。
呆れる私・・・・・。 子供みたい。
せっかくハイキング中、何も失くさずに歩けたのに、最後の最後に車窓から帽子を飛ばされるなんて・・・・! 信じられない。



『あと2週間で休暇だからさ。 タイで新しい帽子買えば良いじゃない。 さっきのはもう古くなってたしさ。』私はやさし〜〜く言いました。


『うん』 とうなずくジムでした・・・・。
やっぱり目が離せないのよ。
下山途中に出会った少年

ランチ風景

こうやってアリンコみたいに並んで登って行きました。
私とジムは皆のペースについていけないので、後からゆっくりと・・・。


ズームズーム!この日はステッィクを2本使いました。
2本のほうがバランスがいい感じです。


この日は2時間20分かけて登り、2時間かけて下山。 11キロ歩き、高度は700メートルあげました。 最終地点は1700メートル。



Thursday, October 31, 2013

ひっじょうに、苦しんでます/タジキスタンの公立高校

ユニセフのトライアルお仕事の事で私は頭の中がパニック中。 もう他の事が手につきません。 

合気道のクラスで知り合ったタジク人の親子が今の私の唯一の友達です。、高校生の娘、マリカは日本大好きガールで、この夏休み、1週間のサマースクールで軽井沢に行きました(これもスカラーシップの一環)。 マリカは戻って来て、今までの人生で一番素晴らしい経験だった! と興奮さめやらず。
で、今度は高校3年間を軽井沢の高校で過ごす! というフルボードのスカラーシップに応募して、なんとか又、日本に行きたい、と親子で奮闘中。 書類選考、エッセー、面接、筆記試験.....。なんせ狭き門なのだそうです。 


何故かというと、タジキスタンの高校は機能していないのです。 どういう事? って思うでしょ? 高校の先生がロシアに出稼ぎに行ってしまうので、授業が受けられないのだそうです。 信じられないけど、学生達は学校に行っても、先生が居ないのだそうで、これは国家レベルの大問題。先生のお給料が改善されない限り、先生達が国外に出てしまうのを止められないのだそうです。 それに学校の校舎、もう、ボロボロ・・・・.

で、マリカは毎朝、学校に行きたくないと泣いていると・・・・。 

今朝、マリカの母親からメールがきて、マリカの高校の校舎の写真が添付してありました。 悲惨です。





マリカは毎日学校には行っているようだけど、授業がないので個人的に英語を習ったりしているようです。 でもって、スカラーシップの試験に数学があるそうで、だけど、高校で数学の授業を受けていないから、さ〜困った。 私が週に1度、数学の家庭教師をする事になってしまいました。 何時まで続くかわからないけどね・・・・・。 私も高校の数学? と思ってちょっとためらいましたが、内容を見た所、中学校程度かな? 分数とか少数とか、そういう基本的な事が理解できていないようだったので、それなら私でも教えてあげられる!と快諾したのです。

ところで、マリカの母はグラフィックデザイナー、かつ、テイラーなんです。 マリカを教えてあげる代わりに母は私を完全バックアップしてくれます。 昨日も雨の中、電話局までいって、電話代を1年分払ったり、生地やに出向いて、私のドレスの生地選びを手伝ってくれました。なんせ、英語が通じない国なんでね。 彼女は私にドレスを作ってくれるというのです。

新しい冬用のドレス、私はタジクドレスをイメージしていたのだけど、どうも彼女が選ぶ生地のタイプが違うな〜〜って思っていたら、彼女は私にパーティードレスを作ろうとしていたのでした。 なんで、パンツの寸法計らないの? って聞くと、『タジクドレスなんて、作らないわよ、ださいから!』 だそうです。 あれは普段着。 彼女は私に上品なパーティードレスを作りたかったのでした。

ベージュの生地でオフショルダーのワンピース、それプラス、その上に羽織れるボレロを作ってくれるそうです。楽しみだわ〜!

それにユニセフのお仕事、ビルボードっていうのはあれよ! と町中で指大看板を指差さす彼女。
ビルボードの意味は知ってたけど、まさか? あの6メーターもある屋外看板のデザインをトライアルの私にさせるの? ま、ま、まさか? 超、ビビる私。

彼女は『Don't panic!』なんとかなるから落ち着いて! そういいます。

もう、逃げ出したいような気分なんだけど、ユニセフの関係者とのやりとりで、バケーションまであと2週間。 その間にアイディアを提出。 それが採用されたらバケーションの後に仕上げ。 と。

だけどさ、『ヨード入り食塩の促進』 ヨードは子供達にとても重要で、特に脳の発達には欠かせないものです。 そういうメッセージを6メーターの看板にデザインするって・・・・。 

他のお題をちょうだ〜〜〜い! 


Tuesday, October 29, 2013

トライアルのお仕事

アワアワ、パニパニ、落ち着け、落ち着け・・・・・。

先週の金曜日に、ユニセフの事務所に行って来ました。 グラフィックの作品を持参してください・・・・というメールがあったからです。 
ユニセフには現在2人のデザイナーさんがいるそうですが、仕事が多すぎて手がまわらなそうなのです。 それで、来年に向けて新しいデザイナーを探しているのだそうです。 
あ、そうなんですか。 で、終わらせても全然よかったんだけどね・・・・。私の人生ポリシーとして、来たものは拒まず。 だからさ。



男も又、”来たものは拒まず” だけど、来たものって殆どゼロだから・・・。 その他の物は、今までの人生、巡って来たものには取りあえず、乗って見る。 で、今の私があるのです。 

さ、腹をくくりましょう。 後はなるようになれ!

だけど、トライアルデザインのお題がね、”ヨウ素入り食塩” の普及。

何だこりゃ〜! も〜、頭の中めちゃくちゃ、アイディアも浮かんできやしない。 これじゃ、座布団もらえそうにありません・・・・・。 別のお題が欲しい〜〜〜!
メールにはサンプルが添付されてて、タジキスタンの家族のイラストが描いてありました。 両親、子供、、皆、手にお塩の瓶を持ってる。 これがまた綺麗にできてます。



明日からの毎日がなんだか苦しそうだな・・・・・。

神様、仏様、天秤様にイノシシ様、どうぞ、私にひらめきとパワーをお与えくださいませ。

Monday, October 21, 2013

生け花/着物ショー

ドゥシャンベで生け花/着物ショーが開催されました。 大使館主催のイベントです。

Ismaili Centre という場所、初めて行きましたが、なんとも素晴らしい建物で、中に入ると近代的なホール、舞台があり、さらにびっくり。 

私が到着した時にはすでに舞台上で生け花の実演が始まっていて、池坊の先生が着物姿でテキパキとお花をいけていました。 その横にロシアのミリタリーのようなスーツ姿の女性が先生の生け花にあわせて、ロシア語で解説。 着物姿の先生とこのアシスタン女性の対比がとても印象的でした。
会場内にはたぶん300席くらい、席が用意されていたようですが、全て満席。 立ち見です。 先生は次から次へと作品を披露していきます。 私は解説がロシア語だったので、さっぱり解りませんでしたけどね・・・・。
この日本人の先生はロシアに長い間在住されていたそうで、時々ロシア語で話されていました。 

生け花の後は着物ショー。
こちらは凄かった! どこかの貸衣装屋さんがタイアップしているのかしら? と思う程色々な種類の着物が披露されました。 小紋、振り袖、袴、浴衣、打ち掛け、黒留袖・・・・。後で聞いた話ですが、これら全部の着物は先生が所有されているそうで、すべて持参されたのだそうです。(日本から) 
舞台上で帯の結び方実演


黒の留袖
私の目を奪ったのはやっぱり黒の留袖。 綺麗でした。現地の女性がモデルになって、会場を歩き、ショーが終了してからはロビーに集まって、撮影会となりました。





こんなに沢山、タジクの人達が集まるとは予想していませんでした。 みんな興味あるのね!
やはりモデルのタジク人女性はアジア人、あまり違和感がないでしょ? 綺麗に着こなしていました。





 


母の黒留袖は実家の桐のタンスに眠っています。 もう少し私の背が低かったら、母の着物を譲ってもらえたのに・・・・。 私ではサイズがあいません。 残念。今まで着物を着てみたいな(浴衣以外)なんて思った事、ありませんでしたが、歳をとったせいか、なんだか黒留袖、着てみたいな〜、なんて思ちゃいました。


ジムは今日は一緒に来ませんでしたが、私に浴衣を着ていくべきだってずっと言っていました。だけど、その勇気がなかった・・・。 浴衣を来て来た日本人はゼロでしたね・・・・・。 

今年は浴衣を一度も来ませんでしたが、来年の夏は是非、着たいと思いました。

Wednesday, October 9, 2013

どうやらパスしたみたい・・・・どうしよう?

夕べはポートフォリオの仕上げに12時過ぎまで集中。 エイヤーと気合いを入れて、ユニセフの代表者に送りました。 4MBだから受信はオッケーだと信じて。

翌朝、首は痛いは、肩はコリコリだは・・・・。 でも気分は壮快。 やるだけやったので、天命を待つのみ!




10時。 お返事がきました。

今、ちょっと全身に鳥肌がたってます。

I really like it........... 同僚に転送して、これからの事を話あいます、云々・・・・。


うわ〜〜、どうしよう。 本当に私、できるのかなユニセフのお仕事なんて?

ジムのプロジェクトのレシピブックとポスターだって、まだ印刷所で印刷してないので、どんなできばえなのか見てもいないって言うのに・・・・・。 


大変だ、大変だ、大変だ〜。

アフガンだと遠いけど、ユニセフはこの町に事務所があるから、逃げも隠れもできないよ・・・・! たすけて〜!


PDF ポートフォリオ

あと15分で日付が変ります。
朝からポートフォリオ作りにやっきになって、出来上がったのが夜中・・・・。 とほほ・・・・。

数ヶ月前にアフガンの仕事の話があったでしょ? あれは私から条件をメールした後に自然消滅してしまいました。 
時給が高過ぎたかな????

とにかくあまり気乗りのしないお話だったので、ちょっとホッとしているっていうのが本当のところです。

が、ハイキングで一緒になったユニセフのチーフがデザイナーを探していると・・・。ユニセフみたいな大きな組織、ちゃんと経験豊かなデザイナーがスタンバイしているのだろうと思ったのだけど、そうでもないみたい・・・。でも、もう名前を聞いただけでビビってしまってりモジモジしてたら、名刺をくれて、作品を是非メールしてくれるように言われちゃったのです。

そういう流れなので、それに逆らうわけに行かないヨン・・・・・。 合気道クラスで知り合ったタジキスタン人の女性が、この町で10年もグラフィックデザイナーをしているそうで、彼女のポートフォリオを見せてもらったりしながらPDFにまとめました。彼女は3年間程ユニセフの仕事をしていたそうなんです。

今時は作品集も全てメールで送る事が殆どなので、コンパクトにまとめなくてはいけないんです。 10MB以下に・・・・。 最初にエイヤー! と送ったPDFは14MBくらいでした。 でも無事に送信できたので、ちょっとドキドキしてお返事を待っていたのですが、10日経ってもなしのつぶて・・・。

で、週末がやってきて、ハイキングに参加してみると、そのチーフも来ているじゃないですか。 私は挨拶だけかわし、私の作品、やっぱり力不足? と訊ねようかどうか、ずっとハイキング中悩んでいました。 ジムは簡単に、リマインドしなくちゃ駄目でしょ? さ、話をしておいで・・・と言いますが、私はモジモジ・・・・。

でもハイキングの最後、解散になる時に、勇気を出して聞きました。
『あの・・・・、サンプルを幾つか送ったんですが、届いてますか?』
『え? 届いてないわ! 10MBより大きいサイズだと届かないのよ。』

と、言う事でした。
『もう一度送って頂戴。 幾つかに分散させてね。』 

なんだかホッとしたような、ドキドキするような複雑な気持ちです。

それで、1日がかりで作り直したのです。出来上がったよ〜! あ〜ドキドキする。 でも力だめしのつもりで送ってみます。
今度こそ、お返事が怖いです。









Sunday, October 6, 2013

指差し確認、ハイキング

『ね〜ね〜、今日はケイトもハイクにくるんだよ。 僕、どんな風に見える? このTシャツだと少しは細く見える?』(Tシャツの横に縦の切り替えが入っているので、それで少しは巾が細く見えるかしら? っていう意味)

ハイキングの朝、ソワソワと支度をするジム。 ケイトというのは昨日ロシアから到着したばかりのロシア人で、助っ人として短期ジムの元で働いてくれる事になった女性。
彼女は他のNGOの仕事で短期間この町に来ていたのだが、そのときに知り合って、我が家の食事に招待した事もあった。 その仕事は終わってロシアに帰っていたのだけど、今度はジムが彼女を指名したのです。


本当は元ボスも、ジムも仕事のゴタゴタでもう、ヘロヘロ。  本当はゆっくりしたい週末なんだけど、ケイトも来た事だし、皆でハイキングに! となったのでした。

ドゥシャンベから車で1時間。 車中でもジムは珍しい程ご機嫌で、喋りまくること。
この人、こんなに面白い人だったっけ? って思う程、おしゃべり。

これまでのハイキングで、眼鏡、GPSを失くしたジム。 新しいGPS、新しいポールが来たので身体の周りに色々ぶら下がっているのです。 『帽子ヨーシ、サングラスヨーシ、ポールヨーシ、カメラヨーシ、GPSヨーシ!』 休憩後の出発時、私が指差し確認します。 まるで子供でしょ?

ハイキングは雲一つない晴天で、川沿いを歩く事2時間。 往復11キロくらい歩きました。 新しく購入したハイキング用のポールを使って、下りも転ばずに済みました。

ところが翌朝、ジムは起きてから体調が悪く、洗面所で吐いてるじゃない。

だからゴール地点の山小屋で水を飲むのは止めた方が良いっていったのに・・・・。 絶対、あの水だよ。


青白い顔で出勤して行きました。

ジムを見送った後、私は1人で朝食。 残り物のチャーハンを暖めて食べようとしたら!
ムム、臭いが変。

夕べ、ハイキングの後でクタクタで冷蔵庫の残り物を夕飯として食べたのだけど、残り物のチャーハンはジムだけが食べて、私は食べなかった。 

これだ〜。 これが悪くなっていたのだ。

夕べ、暖め直した時にジムは気がつかずに食べちゃったのです。 

ごめんなさい・・・・・・。
見て、このジムの笑顔。 こういう笑顔(作り笑い?)は滅多に写真にとれません。


川を渡るためのロープウェー。 人力です。

ゴールの山小屋からの景色。 疲れて横になっている
人が写ってます。

こういう岩場を降りて行く場所があって、結構
大変でした。 ポールが役にたちました。

男の子? だよね。  
この季節、野生の花は殆ど咲いていません。
これは山小屋の人が育てている花です。




Friday, September 27, 2013

ハイキングポール

今週はアメリカからジムの会社のボス達が来ています。 そして昨日、お願いしていたGPSとハイキングポールを受け取りました。
アメリカに出張に行く人とか、アメリカから出張でこちらに来る人が居る時、持って来てもらいたい荷物があると、お願いするんです。 
今回はトレッキングに備えてハイキング用のスティックとGPSをオーダーして持って来てもらいました。 
本当なら私のハイキング用ブーツもオーダーして持って来てもらいたいのだけど、靴だけはサイズがあるからできません。

なので、ボロボロになった私のブーツはグルーで修繕しながらだましだまし履いています。

さ、これで一応ギアは揃ったので10月6日からのトレッキングの荷造りをしよう、と思っていました。 昨日は町中のスポーツ品店、鞄屋さんをしらみつぶしにあたって、ダッフルバックを探しました。ロバが背負って歩いてくれるそうなので、軽くて大きいバックが欲しいのです。 

ジムが帰宅。 今週末、一緒にダッフルバックの買物つき合ってね。 オッケー。

こういう会話があったのにも関わらず、寝る前にジムが言い出しました。

『やっぱりトレッキングの週は休めそうにないよ・・・・・。』 『え???』

だ、そうです。

私はなんだか出花をくじかれるたようでもあり、半分、ホッとしたようでもあり・・・。

だってさ、4日間のトレッキング、1日7時間、8時間歩くんだそうで、先週末のハイキングは6時間歩いたけど、それが4日間続くっていうのはちょっと厳し過ぎだもの。


キャンセルしました。 ロシアのプロカメラマンが同行するというこのツアー、ちょっと魅力的だけど、来年かな?


さ、今晩はアメリカから来ているボス達を我が家に招いてのディナーです。
なのに私、体調がイマイチ・・・・。 エネルギーがありません。

今日のメニューはサーモンのマリネ、チキンカシューナッツ、オクラガーリック、そしてデザートはスイカ。 チキンカシューは定番です。 ビーフはアメリカのビーフにかなわないし、ポークは食べない人がいるかもしれないし・・・。

スッキリ納まるジムのポール
すっきり納まらない私のポール

私達をいれて5名です。料理が出来上がったら食べる前に写真とろっと。

がんばるぞ〜。
これみると、どんな状態か、想像つくでしょ?
グルーでもたせてるの・・・・。
新しく買い直したガーミンのGPS、
ジムのおもちゃです。







写真は受け取ったGPSとハイキングポール。
ハイキングポールはオーダーする前に散々リサーチして選んだんだけど、ジムの選んだものの方が断然よかったです。 3段階縮まって、それがすっきり一本になるの。
私が選んだのはコンパクトになるんだけど、3本に折れ曲がるタイプで右と左、両方だともの凄くガサ張るんだけど・・・・・。 失敗したわ・・・。