当初15名の予定で買い出しに走った私。 前日の夜に5名追加と出張中の旦那からメッセージが入り、お肉だけ量を増やした。
野菜類は多めに購入していたので、大丈夫だろうと判断。 しかし、20名もの腹ぺこ軍団が来るのでは、串焼き2本とポテトサラダ、レモンバーでは物足りないのではと思った私は焼きそばを作ろうか? と考えていた。
が、前日の夜出張から帰宅したジムが、”NO〜(”な”と”の”の中間の発音でいうNO)ランチというよりもスナック程度を用意すればいいから、焼きそばはいらないよ!” と私の考えを否定した。
簡単にできるオクラのガーリック炒めだけは追加しよう・・・・。 一品でも多い方がいいから。 これは私の判断だった。
当日の朝7時、電気がある! メークアップをするより先にジャガイモを茹で始める。 3キロの芋を一気に茹でるのは無理だからね・・・.前日の夜に半分だけポテトサラダを作っておいた。ポテトサラダから始まって、3.1キロのビーフフィレを80ピースにカット。串焼き用の野菜をカット。
BBQグリルでお肉だけが先に焼けて、野菜に時間がかかりそうだと思ったので、タマネギ、ペーパー、ズッキーニを少しだけ電子レンジにかけた。
40本の串にお肉と野菜を突き刺す作業が、これが思ったより大変。 1時間以上かかって肩が凝ってしまった。
やっとジムがオフィスから帰宅してくれたので、スパイスとグリルの準備はジムに任せる。
3時すぎに一気にスタッフが到着。 ジムが焼いた串焼きがテーブルに並ぶや否や皆が一斉に列を作った。
あ〜〜〜〜! 気がついた時にはお皿が空っぽ〜〜〜。 たしか42本作ったはずの串焼きだが・・・・. 私の分は既にないじゃないの。
お肉が小さかったのでよけていた6本の串焼きは後でバックステージで活躍したスタッフ(ハウスキーパーさん)とかギブソン(庭師)にあげようと思っていたのだが、まだ3〜4人のスタッフが到着していないのに気がついて、それも提供するはめに・・・・。
ジムのボスが到着したときはかろうじて、1本だけ串焼きを確保したが、あとの数人は何もなし・・・・。
ちょっと待って! 椅子がないので庭にくりだして食べている男性群、パティオに座っている女性軍、リビングに居る人達、どう見ても20人以上いるよ〜。
あとで考えたら少なくとも28名はいた。 足りないはずだよ料理が。 それに串焼きを3本確保していた人もいたし〜。
ブレンダ(ゲストハウスのハウスキーパー)が ”タファラはまだ何も食べてないよ、マダム!” と、私を責めるように言いに来たが、どうしようもないでしょ? もう全部食べ物は売り切れ。 彼は遅れてきたんだもの、仕方ない。 早い者勝ちさ〜。
すったもんだして選んだ、ビーフのフィレ肉はどうだったのか? 1キロ$9というフィレ。 大丈夫かな? と心配だったがジムが言うには、とてもやわらかだった、と。(ジムはかろうじて、串焼きを一本だけゲットした)
レモンバーもポテトサラダもものの数分でなくなった!
アフリカの人達は食事に招待した時、食べ物に対して反応を示さない。おいしいのか、おいしくないのか? 全くわからない。 食べ終わった後はありがとう〜! と言いながら、一斉に帰っていった。
なんだかアワアワしているうちに終了してしまった。 やっぱりさ、ジムはスナックのつもりだったようだけど、お客さんたちははるばる遠くから来て、ランチを期待していたと思うのよね〜。
その夜、ジムに『串にお肉と野菜を刺すのがもの凄〜〜く大変だった・・・。』 と言うと、ジムは『僕がBBQの串焼きを作ったことないと思ってるの?』 だって・・・。
『そうか〜、1人で大変だったね〜』 というお言葉を期待していた私は、彼の言葉にすっきりしない気分だったが、疲れていて怒る気力もなかった。
とにかく次回からはもっと量を増やさないとダメだ・・・・. そう思った初めてのパーティーだった。 疲れたよ〜〜ん。
が、翌日の土曜日・・・・. ジムは土曜日だというのにミーティングに出て行った。 戻ってきた時にゲートを開けてもらう為(車なので)私の携帯に電話してきた・・・・・。
『今、戻ったよ・・・ゲートにいるから・・』
ゲートまで走っていって、重たいゲートを押し開ける。 ジムの車がゲートを通過しようとした時、ジムが運転席から窓を開けて、赤いバラの花束を私に差し出してくれた。
昨日のパーティーを1人で準備した私に対しての”ありがとう” の印なんだろうね。
なんともジムらしいというか、私の扱いが上手というか・・・・・。
でも、花を買おうという、その気持ちが嬉しいよ。
1キロ$9のフィレ肉。 こういうのを3本使ったのよ。 大きいでしょ。 |
42本の串焼きを焼くジム。 |
大きなピーマン |
庭先で食べる男性軍。 オレンジのTシャツは庭師のギブソン |
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