Tuesday, May 22, 2012

日本からの船便を受け取る

3月2日に相模原市にある座間郵便局から船便を送った。 アフリカに戻る1日前だった。 箱の重さが9.75KG、料金が6250円。 船便だと値段は安い。 ただ届くまで3ヶ月かかると言われた。 (郵便局は3ヶ月と言うが、マラウイで実際に箱が到着したのは5ヶ月もたってからだったから3ヶ月というのは信用してません、私。)

が、ジンバブエの郵便局に5月12日に私の送った船便が届いた! 2ヶ月と10日で届いたってわけだ。 すご〜〜い! ジムのオフィス宛に送ったので、オフィスに郵便局からメモが届いた。 小包が届いてますから、とりに来て下さいと・・・・。 早々郵便局に出向いてみたのだが、$44関税をかけられて、それを支払わないと渡してもらえないという。 

私達のような立場で海外にいる人達はその国に入国して最初の6ヶ月は関税なしで海外からの荷物を受け取れるという決まりがある。 つまり、NGOとジンバブエ政府との協定だ。  だけど、そんな決まりを郵便局員の1人1人が認識しているわけもなく・・・・・。 話はここからややこしくなるわけ。

郵便局員は私の小包を奥からみつけだすと、ウィンドー越しに、44ドル払うか、関税を計算したZIMRAに送り返すか2つに1つ だという。ZIMRAとは省庁が管轄するオフィスだ。今直ぐ手渡して欲しいのに〜!
迷ったよ、私。 今直ぐ受け取りたかったから。 でも小包はZIMRAオフィスまで送り返すことにした。 それも5.5ドル払ってだ。 納得がいかない。Zimbabwe Revenue Authority(ジンバブエ歳入庁:ZIMRA)

さ〜、ここからが戦いだ。 翌週、IMCオフィスで関税に関する取り決めが書かれた書類をコピーしてもらい、マネージャーさんにお願いして関税を支払う義務はありません、というお手紙も書いてもらった。 それを持ってZIMRAオフィスに出向いた。 ZIMRA、朝の9時になってもオフィスが開かないってどういうことなの? やっとのことで中に入ったが、あんたの小包はここにはないよ、と言い張る。 オフィスの至る所に海外からの小包がところ狭しと置かれているののだが、私のはRe-Insupection という棚に置かれているはずなのだが、ない・・・・・。

ローカルの郵便局だよ、まだきっと送り返してないんだろう・・・。 そういう。 私とドライバーは直ぐにローカル郵便局に戻って、もう一度探してもらう。 が、担当者は、間違いなく送り返したからZIMRAにあるという。 あ〜〜〜あ〜〜、最悪のケースになりつつあるわけで・・・・。

ZIMRAでは朝の11時すぎ、係官達がのんびり、のんびり、たむろしている。 3人の職員が私の小包を探しているのだが、3人一緒に1つずつ同じ箱の名前を覗いているんだから、イライラする。 私が立ち上がって一緒に探そうとすると・・・『あ、あ、あなたはそこに座ってて!』 と制止される。
『白い箱だって言ってるでしょ、白い四角い箱なのよ、日本からの!』 茶色い封筒等をチェックしている係官に向かって、できるだけ好意的につぶやく私。 

結局、この3人の係官、ぐーたらぐーたら箱探しに時間をかけたが見つからず・・・・。 諦めかけた頃にもう1人の係官がやってきた。 『あんたも一緒に手伝って探してよ!』 彼は友好的! 

私は元気よく立ち上がると、白い四角い箱のみに集中して探した。 ありました!再検査の棚の後ろの棚に置かれているじゃない!1分もかからなかった、見つかるまでに。

さ〜、これでやっと持って帰れるのかと思いきや・・・・・。 関税に関する問題は空港のリベートセクションに行かないとダメだと言う。 それに受取人の名前がジムになっているので、私じゃ受け取れないと・・・・。

とほほほ・・・・・・。 超忙しい旦那にお願いしないと受け取れないなんて・・・・・。 


昨日、ジムはボスがイギリスに向かって出発したので、見送りのために空港に出向いた。 そのあと、私の小包を受け取るために奮闘してくれた。 4時間かかったそうだ。 リベートセクション、ZIMRA、あっちこっちに行かされ待たされ、ランチも食べずに4時間。 

今思えばさ、44ドル(送り返すのに4.5ドル払ったから実際は38.5ドル)をケチったお陰で、私が2時間、ジムが4時間も時間を無駄にしたわけだ。 

このルールは最初の半年しか使えないのだ。 だからせめて最初で最後、一度だけ免税にしたかったのだけど、結局たいへんな労力を費やしてしまった。 

ごめんなさいねダーリン・・・・。

早速夕飯の前に箱を開けて、キッコーマンを取り出した。 それで生姜焼きを作った。 日本製のキッコーマンは最高に最高に美味しい!(海外で作られたキッコーマンはちょっと味が違うのよね・・・)



船便で送ると、どんな箱でも姿形が変わって到着する。だけど日本のゆうパックの箱は世界一頑丈にできていると私は思うのだ。 箱が潰れて醤油やシャンプーが漏れたりしたこともある・・・・。 ゆうパックの箱は一番信頼できる。今回は醤油、みりん、胡麻油がメインで、それらの口をガムテープでとめ、さらにプチプチで包んで箱に入れた。 どれも壊れませんでした。

7月にアメリカに帰るので、そのときはミツワマーケットで胡麻油の大きな缶とカレールーを持って帰ろうと思ってる。 もう郵送するのはやめるわ・・・。 

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