これが大きな間違いだった。 ロッジにチェックインした際に料金を聞いてみると、その部屋は140ドルだという。 コミッションはロッジからエージェンシーに払っているからお客さんに上乗せするはずがないという・・・・.
なんだか腑に落ちない・・・・。25%もコミッションをとられたことになる。 レシートもくれなかったし、チェックインする際に提示する予約確認表にも料金は記載されていなかった。
なんだか嫌な感じが残った。(後で旅行会社に確認したとろ、手数料だと・・・・、ほんとか???)
高い授業料だと思って諦めかけていた翌日、私はそのロッジのクローゼットにジーンズとベルトを置いてきてしまったことに気がついたのだ。あちゃ〜〜〜〜、300キロ以上も離れたところなので、とりに走るわけにもいかず・・・・。 私のお気に入りのジーンズとベルト・・・あ〜〜、もう戻って来ないだろう・・・.
が、ジムの提案で旅行会社とロッジにメールを出す事にした。 もしも誰か、ハラレからそのロッジに旅行する人がいたら、その人にハラレまで持ち帰ってくれるように頼んで欲しいと。
こういう人から人への信用飛脚はアフリカでは珍しくないのだ。 郵便網がないから。
チャドでのこういう光景が思い出された。
UN(United Nations)が運営する小型飛行機で国内を移動していた私達は、空港で見知らぬ人から小包や時には現金の入った封筒を手渡されることがあった。 『あなた、何処ドコの街まで行くんですか? もしそうなら、この包みをもっていって、この人に手渡して欲しいんです・・・・・』と。 電話番号が書かれていて、そこに電話して、手渡し場所を決める、もしくは空港でその人が私達が来るのを待っている・・・・。 どちらかのパターンだ。
その人を信用して運んでもらうってわけ。
私のジーンズ&ベルトもこの方法にかけてみるしかないか? そうでなければ、お気に入りを諦めなくてはいけない。 それこそ、路上で売られて現金に換えられてしまうだろう・・・・。
ちょっと不振感が残った旅行会社だが、メールでお願いしてみた。 誰か予約を入れる人がいたら・・・・と。 その後、ロッジのオーナーから丁寧なメールが来た。 ハラレに戻る人が居たら頼んであげると・・・・。
メールをしたその2日後。 私の携帯にメッセージが! 『あなたの小包を持ってハラレにいます。 明日、南アに移動するので、今日・・・』
直ぐに電話してみたら、方向音痴の私が唯一この街で知っているカフェに今いると言うじゃないですか! すっ飛んでいきました。
プラスティックバックを持ったジェントルマン(サウスアフリカの白人男性)がカフェの前に立って、『あなたが朋さんだね!』 と声をかけてくれた。
かくして、私はお気に入りジーンズとベルトを取り戻せたのでした。 これは良い意味でのTIA(This Is Africa)! めったにないTIAだ。 神様、ありがとう!
もちろん、この信用飛脚はアメリカやアジアなどの空港で試してはダメですよ!
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