Monday, April 30, 2012

11回目の結婚記念日

4月29日は11回目の結婚記念日だった。前の晩から2人とも機嫌が悪くて会話もなかった。

が、翌朝起きて眠気眼でキッチンにいくと、ジムが何やら大きな箱にティッシュをつけている最中で・・・・。 

その箱はシンガーのミシンだった。 
『ハッピーアニバーサリー!』ジムが上機嫌に言った。 彼は私の驚く顔を十分に楽しんでいるようで・・・・・。 





ビクトリアフォールズ旅行、ホテルのキャンセル料を100%とられるのをわかっていて、それでも旅行を中断し家に戻ってきた、その翌日のこと・・・・。
ハードウェアストアに行くついでに君のミシンを買いに行って来るから、と出て行ったジム。 何時間も戻って来なかった。
数週間前にこの町でミシンを探しまわり、一軒だけコンパクト電気ミシンをおいている店を見つけたのだが、ビクトリアフォールズ旅行の途中の町に、中古のミシンを売っているお店があるのを知って、そこで中古を見てからにしようと思っていた。 新品があまりにも高かったから・・・。

が、せっかくその町に到着したのに、時間的に余裕がなかった。 ライオンや象など、野生動物がウロウロして夜の運転は危険なので、一刻も早く次ぎの宿をめざさなくてはいけなかったからだ。

その件でとてもがっかりしていた私は家に戻った翌日に、ジムが君のミシンを・・・・と言い出したので驚いた。 喧嘩の後で、まだぎくしゃくした空気が嫌って程漂っていたから。

数時間後に戻ってきたジムは手ぶら・・・・・。 私も直ぐに聞かなかった・・・・。 手ぶらってことは、買えなかったってことでしょ・・・・。

『あ〜〜あ、期待しなくて良かったな〜。 私のミシンは売り切れで、何時入荷されるかもわからず・・・・・。 期待しなかったから、あんまりがっかりもしてないよ〜〜っだ。』 とふてくされた。

ところが、キッチンのテーブルに小さな茶封筒が転がっているのに気づいた私。 中を見ると、”シンガーミシン、$275” という領収証だった。

はっは〜〜、ジムはミシンを買ってきた。 でもって、隠してる。 3日後のアニバーサリーに驚かせようと思ってるのか? 


私は知らないふりを通して、ジムのサブライズ計画に乗る事にした。

前の晩まで不機嫌だったのに、29日の朝、この日ばかりは機嫌をなおしてコソコソとミシンの箱にティッシュを飾っているジムがなんだかいじらしかった。 こういう彼の行動を見ると、私達、まだ大丈夫かな? そう思う。

『サプラ〜〜イズ!!!!』 ジムは上機嫌。
『あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!』私の反応。




私としては何でもない日にミシンを買っても当然だって思ってるのだけれど・・・・・。私を喜ばせようとした事には違いないのだもの、ジムの気持ちを尊重したい。 


このティッシュのリボンが、カチコチに固まっていた私の気持ちを和らげてくれて、11年目の結婚記念日は穏やかに過ぎていった。 夕方、2人でハラレの町をマウンテンバイクで走り、そのあとレストランでディナー。 

数日前の大げんかが少しでも夫婦関係のステップアップに繋がった事を信じて、結婚12年目を迎えたい。

ところでシンガーミシンPromise 1409 というモデルだが、アメリカだと$50〜$70くらいで購入できるようだ。 インターネットでチェックした。 それがここだと$275にも跳ね上がってしまうなんて・・・・・。 
気になっていたカーテンの縒れをなおしてみた。  このミシン、結構良い。 手元に電気もつくし、厚地のところも乗り越えられたし、上出来上出来! マラウイで買った南アのミシンよりぜんぜん性能が良いようだ!  ありがとう、ダーリン。 

この家のオーナーの家具を使わせてもらっているのだが、椅子のクッションが破れて大きな穴があいている。 さ〜、先ずはこれから取り組みたいと思うのだが、布はどこで買えば良いのかな?????








電気問題

この国の一大問題は電気!

最初に滞在していたゲストハウスは病院の近くだったので、その地域だけは特別に停電がなかったのだが、その他の地域は全くもって電気があてにならない。 10時間から12時間ぶっとうしで停電している。
ジェネレーターが取り付けられたので、問題は解決か? と思いきや、そうでもない。 と、いうのも、例えばお茶の一杯でも飲もうか? と思っても、電気がなければお湯が湧かせなくて、私のお茶一杯の為にジェネレーターを作動させなくてはいけない。 インターネットもしかり。 
私達の生活スタイルがいかに電気に頼っているものかを痛感する。 

庭師のギブソンや離れに住む家族は家の中に電球しかないので、昼間に停電していてもそれほど不便はないだろう。 暗くなった時だけ明かりがあれば良い。 が、私達の生活では電子レンジが使えないだけでももの凄く不便を感じてしまう。 電子レンジの為にわざわざ庭に出て、ジェネレーターをまわす?

ジェネレーターも1時間駆動させるのに、ディーゼルオイルが6リッター必要なのだそうで、それにもびっくりだ。 $5〜$6もかかることになる。

それにもっとびっくりするのが電気代。 毎日10時間も停電しているというのに先月の電気代が$210にもなっている。 どういう計算でこうなるのか? それもこの請求書の日付は私達が引っ越してくる前のもの。 私達の冷蔵庫やクッカーなどの電気代はまだ含まれていないのにだ。 

離れと母屋、電気と水道代は1/3(離れ)、2/3(母屋)ずつ支払う契約になっている。 離れに住む家族が$210の請求書を見て、“高すぎる〜” と言った。 私達が越してきたお陰で彼等の1/3の電気代が跳ね上がったのかと思いきや、よく見たら、まだ私達が引越て来る前の電気料金じゃないの。 電球だけしかなにのに、どうして210ドルになるのか?

次の請求書からは私達の電気代が反映される。 幾らの請求が来るのか、ドッキドキだ。 たぶん300ドルを超えるだろう・・・・。毎日たった数時間使うだけなのに。


ジムはジェネレーターをまわしながらインターネットをするのは考えものなので、ジェネレーターの他にマラウイで使っていた”バッテリー”を設置することを考え始めているようだ。 電気が通じている時に充電して、その電気を停電時に使う。 冷蔵庫やクッカーなど多くの電気を消費するものは繋げないのだが、電球やインターネットはオッケーだ。 一日も早くそれを設置して欲しい。


新品の洗濯機が壊れてしまった。 ジンバブエのメーカーの洗濯機だったので、いつまで使えるかな? と思っていたのだが、3週間で壊れるとはトホホ・・・・。 仕方ない、なおるまで手洗いか? と思ったが今日は離れの家族もギブソンのワイフも朝から一斉に洗濯を始めて、毛布まで洗いだしている。 あ〜〜、洗い場の順番を待っているうちにもう干す場所もなくなってきた・・・. 今日は洗濯は諦める事にする・・・・。

Saturday, April 28, 2012

旅行続行を断念、家に戻る

ビクトリアフォールズの旅は9泊10日の予定で、本当なら明日の日曜日に帰ってくるはずでした。 でも、途中4泊目で喧嘩となりやむなく旅行の続行を断念。 お互い楽しめないのでハラレに向けてビクトリアフォールズから戻ることになったんです。
普通なら12時間かかるんだそうです、運転で。 が、飲まず食わず、喋らず、ジムが120キロのスピードで取り憑かれたように運転し続け、10時間で家までたどり着きました。 途中何度も運転をかわるからと申し出た私でしたが、拒否。 私が運転してるとスピードが遅くて、何時間かかるかわからないから・・・・. それにしても10時間、ジムは水一滴さえ口にしませんでした・・・・。


何が起こったかって? ま、何時もと同じパターン。 
でもこれは生みの苦しみと言うか????? 良かったと思ってる。 この喧嘩。


旦那のことで今まではっきりしなかった事がはっきりわかったから。 


この人はかわりたくないんだと・・・・。 自分を変えたくないんだと・・・。 変える気持ちは全くないんだと・・・・。 それがよ〜〜く解りました。


わかったからには相手がかわることを期待するのは無理なので、この次の旅行から私はプランA(2人で楽しめる時用)とプランB(1人で楽しめる用)の2つを考えなくっちゃいけないと・・・。 


ここまで譲歩してまで、この先も彼と一緒に旅行しようと思える自分が凄いな〜〜〜って思う。普通ならとっくのとうに、断念してるでしょ。 




明日は11年目の結婚記念日。 でもなんだか何も盛り上がらずに過ぎていきそうな予感だ・・・。 


結婚生活に対して、Expectation の値をちょっと下げて設定しなおさなくてはいけない時期なのかもしれないな・・・・。  
期待しなければがっかりもしない・・・。 でもこれは私の結婚感とは違うのよ・・・。


お互いにパーフェクトじゃないんだもの、問題があったら話し合って、少しでもハッピーに過ごしたい。 それが私の理想。でもそれも無理なことが一杯あるんだね・・・。 


なんだか悲しい・・・・。
写真は私1人で参加したエレファントサファリ・・・・・。
本当はライオンエンカウンター(一緒に歩くやつ)をもう一度やりたかったんだけど、前回、アンテロープパークでジムと2人で体験したあの瞬間が最高に楽しかったから、その思いでを大事にしたくて、1人で参加するのはやめにしたのだ。 


















1人でも楽しいとは思うが、2人で楽しめた思いでに勝はずがないから・・・。

Friday, April 20, 2012

母の言葉に感謝する

昨日、やっとオーダーしたカーテンが出来上がってきた。 レースカーテンに上に吊るす、メインカーテン16枚。

ところがだ・・・・・。

ディザスター!!!!!!!!!!!

カーテンの布は2幅が2メートル80センチある。 これはカーテン用だからで、たいていの窓は上から下まで大きく吊るしても2メーター80センチ以上にはならないので、窓の横幅、好きなだけ続けて布を使用して、ハギがなく作れるようになっているのだ。 なのに〜〜〜〜〜〜〜〜、それをあえて反対に切って作ってしまったのだ。 

質問があるから来て欲しい・・・・。 私の書いたオーダー表の縦と横が反対なんじゃない? この質問の意味が今やっとわかった。 私が書いたのは窓の横幅と縦の長さのことで、彼が言いたかったのは布の横と縦だったらしい。 出来上がり幅を2メートルに・・・・と書いたのでそれが間違いの原因だったらしい。(彼は布の横幅、2メートル80センチの方を横、何十メートルもある長い方を縦と考えたわけ) でもレースカーテンも同じように書いてわたして、ちゃんとできあがったじゃない! なんで、今回はできなかったの? たぶん違う人間が請け負ったのだろう。

もう、はらわたが煮えくり返ってしまって、眠れませんでした。 

夜中に起き出して、リビングルームでそのアグリーなカーテンを吊ってみた。 ギャザーは布目に逆らっているので、ゴワゴワするし、ドレープはちゃんと出ずに裾が広がってしまう。 窓が四角なのにカーテンは四角に納まらない。 こんなアグリーなカーテン、見た事ない。

もう、怒り爆発状態で、ウイスキーをストレートで飲み込み、やっと眠りについた。

翌朝、ジムは『僕が見た感じでは全然オッケーさ〜!』 というが、私はカーテンを見る度にムカムカしてしまう。

ジムが出勤した後、日本の母に電話した。 母にはカーテンの事を前からず〜〜っと相談していたから。 母に全部ぶちまけると、母は『よ〜〜くわかるわよ、厚地の横布じゃギャザーがちゃんとよらないことも、へムがごわついて広がってしまうのも。でも、もうしかたないじゃない、すっぱり諦めて、気分を入れ替えて旅行、楽しんでいらっしゃい!』 

やっと気持ちが落ち着いた。 洋裁のプロに私のきもちを理解してもらえたから。 

母の言葉がこれ程ありがたく、他の誰の言葉より嬉しく思えるようになったのは、ここ最近になってからだ。 今までとは何かが違う・・・・。 なぜなのかな? 母の良いところが冷静に見られるようになったのかな? 

私が大人になったってことなのかな?

お母さん、ありがとう。

ところで、16枚のカーテンのうち9枚、ギャザーテープが裏表反対に縫われてしまって、フックをひっかけるポケット表に出ない状態にできている。 これは完全に間違い。 
吊るしようがないもの。 また、戻してお直ししてもらわなくてはいけない。

TIAだ。 やっっぱりカーテンの専門家に頼まなかったのがいけなかったってわけ。 

次回は自分でやろうと思うよ・・・・。





予想外の展開、ジェネレーター

停電、停電! 夕べは午後6時に帰宅した時停電してました。 よっしゃ〜っと思い、ジェネレーターをスタートした。 すると!!!!

ガレージに住んでいるギブソンが大喜びで飛び出してきた。 『マダム、サンキュー、サンキュー!』 と。

え??????

なんで、母屋以外に電気が? 予想外の展開だ。


離れに住んでいる家族の家に目を向けると、そこも部屋に明かりがついている。 あれはろうそくに光だろうか??????

しばらくすると、離れのご主人が現れた。『ありがとうございます。』 と丁寧にお礼を言われる。

『???あのね、正直に言うとね、これは予想外の展開でね・・・・ ジェネレーター屋さんはこの機械では3件の家の電気を賄うのは無理だからって、母屋だけに繋いだはずなのよ』私は正直に答えた。 

彼はとても良い人で、僕は電気の事は良くわからないけど、もしジェネレーターの許容量を超えてしまうようだと大変だ、と言ってくれた。 とても常識ある人のようだ。

そんなことは何しらず、ギブソンは大喜びしてるし・・・・。

でも、よく考えたら、ギブソンの住まいにも、離れの家族にも冷蔵庫やクッカーがあるわけではないのだ。皆、料理は外で火を起こしてするから。 ただ、ただ、部屋に裸電球がぶら下がっているだけ。 

だから私達の母屋でトイレの電気を消し忘れたくらいしか違いはないはずだ。

ジムが帰宅した。 こうこう、こういうわけで、皆、喜んじゃってるの、と私は早口に説明する。

大丈夫だと思うけど、町の電気が復旧した時に配線の関係で一気にジェネレーターのほうに電気が流れるっていう最悪のケースだけ僕は懸念するけど・・・・。とジム。夜の9時ころに電気が復旧、ジェネレーターをストップさせた。 今のところ問題なし。

ただ、今日から私達は9泊の旅行にでてしまう。 私達が居ない時はいくらジェネレーターのスイッチをオンにしても、母屋の家の中に切り替えスイッチがあるので、誰も操作はできない。 

轟音たてて、電気は独り占めじゃ、なんだか心苦しいし、皆が喜んでくれるのだから、このまま電気を分けて使った方がいいと私は思う。 ディーゼルの消費がどれだけかかるか知らないけどさ!  

Thursday, April 19, 2012

初めてのR&R

ジェネレーターがやっとの思いで設置されたのに、昨日から全然停電しないってのはどういう事なの? 昨日はジンバブエの建国記念日だったので、そのせいで停電がなかったらしいのだが、今朝も電気きてたしね・・・・。 ジェネレーターの出番がありません。 ないにこした事はないのだけれど・・・・。なんだか皮肉だ・・・。

明日からビクトリアフォールズ旅行に行ってきます。初めてのR&R。 9泊10日、ドライブの旅だ。
長距離ドライブに備え、ブレーキパッドを換えたり、オイル交換したり、色々準備をしてきた。 
 
ビクトリアフォールズにたどり着くまでに、途中1泊、そのあと国立公園内に2泊する。 そのあとジンバブエサイドのビクトリアフォールズという町に2泊、ザンビアサイドのリビングストンに2泊。 そこからザンビアのカリバダムに2泊。 そこからハラレに戻って来る予定だ。

このR&Rと呼ばれる休暇は(Rest & Relaxation ) ストレスが多い地域に赴任した場合に赴任地から外に出て、リフレッシュしてきなさい! という意味で与えられる休暇のことを言う。 組織によりその規定も違うし、赴任する場所によっても違う。 ここでジムは12週間ごとに1週間の休みをもらえることになっている。
おかしいのは、今までチャドやコンゴ等、もっともっとストレスのかかる場所にいたのに、一度もR&Rをもらえなかった。ここハラレは気候もよく一番住みやすいと思えるのに12週ごとに休暇があるなんて、おかしなものだ。 でも全く異存はありまっせん!

ジンバブエ国内はもとより、周辺諸国も色々興味深い場所があるし、3ヶ月ごとに旅行ができるなんて本当にありがとう!って思う。

カシオとパナソニック、2台のデジカメで一杯写真を撮ってくるからね! でもビクトリアフォールズではずぶぬれになるそうで気をつけないと・・・・。 

さ、明日の出発に向けて準備を進めよう!





Wednesday, April 18, 2012

良い意味でのTIA

グレートジンバブエ遺跡を見学するために泊まったロッジ、 オンラインで予約を入れようとすったもんだした挙げ句、ウェブにでていた電話番号にかけても繋がらないので、 困り果てた私は近くの旅行会社に飛び込んで助けてもらった。 一泊175ドルの部屋を紹介された。予算オーバーだ。でも焦っていた私は前の晩の宿が超リーズナブルだったので、その宿を予約する事にし、旅行会社に現金を支払った($175)。

これが大きな間違いだった。 ロッジにチェックインした際に料金を聞いてみると、その部屋は140ドルだという。 コミッションはロッジからエージェンシーに払っているからお客さんに上乗せするはずがないという・・・・.
なんだか腑に落ちない・・・・。25%もコミッションをとられたことになる。 レシートもくれなかったし、チェックインする際に提示する予約確認表にも料金は記載されていなかった。
なんだか嫌な感じが残った。(後で旅行会社に確認したとろ、手数料だと・・・・、ほんとか???) 

高い授業料だと思って諦めかけていた翌日、私はそのロッジのクローゼットにジーンズとベルトを置いてきてしまったことに気がついたのだ。あちゃ〜〜〜〜、300キロ以上も離れたところなので、とりに走るわけにもいかず・・・・。 私のお気に入りのジーンズとベルト・・・あ〜〜、もう戻って来ないだろう・・・.


が、ジムの提案で旅行会社とロッジにメールを出す事にした。 もしも誰か、ハラレからそのロッジに旅行する人がいたら、その人にハラレまで持ち帰ってくれるように頼んで欲しいと。

こういう人から人への信用飛脚はアフリカでは珍しくないのだ。 郵便網がないから。 
チャドでのこういう光景が思い出された。 

UN(United Nations)が運営する小型飛行機で国内を移動していた私達は、空港で見知らぬ人から小包や時には現金の入った封筒を手渡されることがあった。 『あなた、何処ドコの街まで行くんですか? もしそうなら、この包みをもっていって、この人に手渡して欲しいんです・・・・・』と。 電話番号が書かれていて、そこに電話して、手渡し場所を決める、もしくは空港でその人が私達が来るのを待っている・・・・。 どちらかのパターンだ。

その人を信用して運んでもらうってわけ。 

私のジーンズ&ベルトもこの方法にかけてみるしかないか? そうでなければ、お気に入りを諦めなくてはいけない。 それこそ、路上で売られて現金に換えられてしまうだろう・・・・。

ちょっと不振感が残った旅行会社だが、メールでお願いしてみた。 誰か予約を入れる人がいたら・・・・と。 その後、ロッジのオーナーから丁寧なメールが来た。 ハラレに戻る人が居たら頼んであげると・・・・。

メールをしたその2日後。 私の携帯にメッセージが! 『あなたの小包を持ってハラレにいます。 明日、南アに移動するので、今日・・・』
直ぐに電話してみたら、方向音痴の私が唯一この街で知っているカフェに今いると言うじゃないですか! すっ飛んでいきました。
プラスティックバックを持ったジェントルマン(サウスアフリカの白人男性)がカフェの前に立って、『あなたが朋さんだね!』 と声をかけてくれた。

かくして、私はお気に入りジーンズとベルトを取り戻せたのでした。 これは良い意味でのTIA(This Is Africa)! めったにないTIAだ。 神様、ありがとう!
もちろん、この信用飛脚はアメリカやアジアなどの空港で試してはダメですよ!

ジェネレーター設置




来たよ、来たよ、ジェネレーターを乗せたトラックが!
もう、ず〜〜っと前に設置されていたはずのジェネレーター。 長時間の停電で毎日がキャンプのようだった訳で・・・・・。

700キロのジェネレーターはクレーン車でゲストハウスから移動されて来た。
間違った場所にセメントで土台を作ってしまい、ジムがそれをやり直しさせて・・・・。 固まったコンクリートの塊をそのまま移動させて使おうとしたのだが、移動中に4つに割れてしまい・・・・。 さもありなん。 4つのピースに割れたコンクリを寄せ集めてその上に無事700キロのジェネレーターが納った!

クレーン車が庭のレンガやタイルをバリバリ壊しながら去っていった後は電気屋さんコードを接続する為にキッチンの壁にドリルで穴を開けだした。いつになったら終わるのか? もう数時間は経過してます、はい。




庭のグアバの木にたわわになったグワバの実、クレーン車を運転していた男性達が、”これ、売るの” と聞いてきた。 ”売るためのものじゃないよ、皆で食べるためのもので・・・” と言うと、皆、一斉にグアバをもぎ取り出した。 皆、グアバが大好きのようだ。

このジェネレーター、どこに繋ぐかによって、この敷地内にある3件の家全部に電気を供給するか、自分たちの母屋だけにするかが変わるのそうだ。
轟音をたてるジェネレーターを回しながらガレージに住んでいる庭師のギブソン、離れに住んでいるもう一軒の家族には電気をあげないっていうのはなんだか良心が痛むのだが、このジェネレーター1台で3件の家の電気を賄うのは無理があるのだそうだ。 
それに離れの家族とは電気、水道代別々に支払うことになっている。 
申し訳ないのだが、轟音だけ皆で分けて、電気は自分たちだけ使うことになる。 もちろんこれを動かすにはディーゼル油が必要だしね。

電気はこの国の大きな頭痛の一つなのだ。



Monday, April 16, 2012

グレートジンバブエ遺跡





この洞窟の中はヒンヤリしていて、王様が過ごした、又は貯蔵庫として使われたのではないかと言われているそうだ。 ここから王様が叫んだらしい。『ワイフナンバー10〜〜!』 って





ライオンと象で興奮した後、ジムと私はジンバブエの観光名所でもある”グレートジンバブエ” を目指した。 アンテロープパークから260キロ程ドライブしたところにある。

遺跡近くのロッジに一泊し、翌朝遺跡へ。
青空に映える遺跡は国立公園になっていて、世界遺産の一つでもある。 ジムは迷うことなくガイドを雇った。 ガイドさんの後について歩くこと2時間半、私達はこの日、1番最初のお客さんだったようで、園内はまだ誰もいず、静かな遺跡見学となった。

9世紀から12世紀に作られたという石でできたこの遺跡には色々な説があるそうだ。 グーグルで調べてみると出てくる、出てくる・・・・・。 アフリカの人間がこの遺跡を残したという事を認めたくない人達が色々な説を主張しているようだが、本当のところはアフリカにもこれだけの遺跡を作る技術があったのだ。 アフリカのショナ族が栄え、ショナ族の王様は石で築かれたエンクロージャーと呼ばれる砦のようなところに住んで、何人もの妃を持っていたそうだ。 ワイフ達は王様と同じ場所には住まずに山を降りたところに住居を構えていたらしいのだが、王様が妃を呼ぶ時に、洞窟から『ワイフナンバー10〜〜〜〜〜!』 と大声で叫び、その声が山にこだまして、下々の世界にいる家来や妃達に伝達されたと・・・・. ガイドの男性が洞窟の中からその様子を再現してくれた。 大声をだして・・・・。 残念ながら私とジムにはその声のやまびこは聞こえませんでしたけど・・・・。

アフリカのマチュピチュ? そう呼びたくなうような石の遺跡群。 想像していたものより遥かに立派で、美しいフォルムを見せていた。 石の砦は厚みが6メートルもあるそうだ。 出来上がるのに200年もかかったって? 気が遠くなる年月・・・・。
これだけの技術を持ちながら、この場所にいた人達はこの場所から去っていった。 その理由ははっきり解っていないらしい。 






Sunday, April 15, 2012

ジェネレーターがない生活とは

3月の25日に今いる貸家に引越をしたのだが、3週間たったというのに、今だに家にジェネレーターが設置されていない。 
ゲストハウスのジェネレーターを我が家に移動させる為、スタッフが色々働いてくれているのだが、これがなかなか思うようにいかないのだ。 TIA....。

ジェネレーターは700キロもの重さがあるそうで、それを移動するのは結構大変な作業なのだ。 料金も凄く高い。 $600以上かかるらしい。

重たいジェネレーターを設置するためには足場を固めなくてはいけないそうで、コンクリートの台を庭の芝生に作ってくれたのだが、その場所が希望していたところと違ってしまったのだ。 ジェネレーターって日本ではあまりなじみがないと思うけど、これが結構凄い音がするの・・・。 黒煙もでるし。 ベッドルームの近くには置きたくないし、キッチンの直ぐ側も困る。 かといって遠くに置いたんじゃ、スイッチの切り替えの度にそこまで行かなくてはいけないし・・・.

芝生の上に作られてしまったコンクリ、どうすんだろう? 移動するのか、壊して新しく作り直すのか? 週末にすべて完了する予定だったのに、待てどくらせどジェネレーター会社の人間は来なかった。

昨日の土曜日は朝の8時過ぎに停電。 コーヒーとパンケーキは停電するまでに無事にお腹の中に納まったので、良かったのだがその後永遠に回復せず、結局電気が戻ったのが夜の9時5分前だった。12時間の停電。

お腹はすくし、寒いし、日が暮れてジムも私もやることなくて昼寝してました。

9時になってやっと電気が通じたので、洗濯機をまわし、カレーの残りを暖めなおし、カレーパンにして夕飯。 もうお腹がすきすぎてご飯を炊く気力さえなかったから・・・.

一日おきにこんな感じです。

来週はジェネレーターとインターネットが設置されますように。



そうそう、オーダーしたカーテンだけど、もうどれくらい待ったっけ? あんまり待たされてるので縫製所に電話してどうなってるのか聞いてもらったのだが、質問があるので直ぐに来て欲しいと・・・・・。 ドキドキしながら行きましたよ、縫製所へ。 
レースのカーテンと全く同じ作り方なので問題ないと思っていたら、私が提出した1つ1つのカーテンの大きさを書いたオーダー表、縦と横が逆なんじゃないのか? って悩んでいたらしい。 まだ、全く手をつけていなくて、カーテンの生地が山積みされたままでした・・・・。

とほほ・・・・。 質問があるのなら、もっと早く聞いてよ・・・・. 縦と横は間違ってませんよ。 ギャザーをよせるから2倍の長さ、とってあるだけで。 大丈夫かな?

まったくもってTIAだ・・・。

Friday, April 13, 2012

満月の夜に象に乗る

ライオンウォークの興奮も覚めやらぬうちに満月に夜の象ライドの時間がやってきた。
象に乗るのは私の夢だった。でもジムの話によるとアフリカの象はアジアの象よりアグレッシブであぶないとか? タイランドに行かないと実現できないだろう、と思っていたのだ。 
が、ビクトリアフォールズの辺りは象に乗ってサファリをするというアトラクションが有名で、そこで絶対に実現させようと思っていたのだ。

が、ここアンテロープパークでも ”月の光で象に乗る” というアトラクションがあって、この夜が満月! ついに私の夢は実現した。 

象の目は夜はあまりよく見えないのだそうで、満月でない時は松明をともして明るくしなくては無理なのだそうだ。 
あいにく、ジムと一緒に乗っていたので、写真を一杯とれなかったのだが、途中でガイドさんが撮ってくれたものが何枚か・・・・・。

象は、もの凄くおとなしく、振り落とされるような危険も全くなかった。 乗る時とおりる時は木でできた階段に登って、そのステージがちょうど象の背中の高さになっていて、そこで象の背中に飛び乗った。 あとはガイドさんの背中にしがみついて、象の揺れに身体をまかせた。 

1時間程月の光の草原を歩き、そのあと自分の手からお礼の餌をあげた。
あ〜〜、やっぱり私、象、大好き! 





Wednesday, April 11, 2012

最高に幸せな瞬間ーライオンと歩く







イースター休暇にジンバブエで初めての小旅行に行った。
家から320キロ走ったところにあるアンテロープパークと、そこからまた260キロ行ったところにあるジンバブエの遺跡、”グレートジンバブエ” この2つ。 
2泊3日のドライブ旅行、予約が結構大変だったのだが、その甲斐あって楽しい旅行となった。

 パークに到着とともに ”ライオンウォーク”に申し込みをした。  ところが、受付でジムが今日は満月だからと ”満月の夜の象ライド” というアクティビティーに興味を示し出した。 ライオンだけでも嬉しいのに、ちょうどその日が満月だなんてなんてラッキーなの!
 夕飯はお部屋でサンドイッチで我慢する、する! 両方やろう〜!


というわけで、1日にライオンと象、両方を体験した。 ライオンは赤ちゃんの時に孤児になって保護されたメスライオンで、この先4年ほどかけて最終的に野生生活に戻されるそうだ。 人間に慣れてしまって、野生に戻るのと全く反対のような気がするのだが・・・・。

2匹のメスライオンは12ヶ月と18ヶ月の子供。 
サバンナを一緒に歩く前に色々注意事項を言い渡された。 ライオンが立ち上がったら、自分も立ち上がる。 ライオンがしゃがんだら、自分もしゃがんでいい。 ライオンの顔と頭は触らない。 ライオンの前から近づかない。 アクセサリーなど、揺れるものは身につけない、 など等。

これまで何度かのサファリでライオンは見てきたけど、車から出る事は許されなかったし、ましてや身体に触るなんて事はあり得なかった。

ライオンが木に登った時、その木の下に立って写真を撮った。 この時、ジムはハラハラして、日本にいる私の母になんて説明しようか? って考えたそうだ。
”実は朋はライオンに食べられちゃって・・・・・。 でも本人最後まで、もの凄く喜んでいたんです・・・・。 本望だったと・・・・。”

写真をみると木の下のジムは振り返ってライオンを睨んでる。 いつ飛びかかられるのかと心配してる。 私? ちょっとドキドキしたけど、もう嬉しくって嬉しくって!!!!

太陽が西に傾いてサバンナを黄金色に照らし出す。 夕日を浴びながらライオンと一緒に歩く時の嬉しさは言葉には表現できない。  猫や犬はしっぽを握られるのは凄く嫌がるのだが、ライオンは平気らしい。
フサフサのしっぽを握ってライオンと一緒に歩いた。 

生涯忘れない思い出となった。  






Thursday, April 5, 2012

毎日がキャンプ生活みたいなもの・・・・

引越をしてから10日が過ぎたわけだが、まだジェネレーターが設置されていない。
ここのところ、長時間の停電が続いて、毎晩ロマンティックなキャンドルナイトだ。 家中にキャンドルをたてればそれほど不便はないのだが、冬に向かっているせいか、寒いのだ。 寒いのに夕飯時に電気がないから暖かい食事ができない。 これがつらい。

夕べはジムが出張中だったので、私1人、電気が復活するのを今か今かと待ち続けたが、電気が戻ったのが夜の9時だった。 たぶん1日中停電していたのだろう。 

私は一日中IMCのオフィスでイースター休暇と今月末のR&R休暇の宿探しをしていた。
アフリカの旅行では宿の予約が結構大変なのだ。 オンラインや電話で予約を入れても、ディポジットを払わないと予約が成立しない。 クレジットカードのコピー両面、パスポートのコピー、カード会社への引き落とし許可証、等を送らなくてはいけない。 

イースターウィークエンドなんて、ここ数年どこにも行った覚えがないのだが、今回は近場にアンテロープパークというライオンのリハビリをしているパークがあるので、そこに一泊。 そのあと、グレートジンバブエ遺跡に一泊。 ドライブで2泊しようと思っている。

ジムは出張中だし、予約はなかなかとれないし、週末は4日間、家で過ごそうかな? と思ったが、いや、待てよ、ジェネレータ−もインターネットもない家で4日間も過ごすのは厳しいぞっっと・・・・。

それで、頑張って予約を入れました! 1泊目は1人$26って? これ、大丈夫かな?
朝食もついてこの値段だそうで・・・・。 トイレは共有。 これしか空いてなかったから・・・・。 
ここではお部屋は我慢して、でもアクティビティーの1つとして、ライオンウォークってのがあるのよっ! リハビリ中のライオンと一緒に歩くの。 首輪もしてないライオンだよ。
これ、絶対やりたい!!!!! 子ライオンに餌をやるっていうのもいいな〜〜! 


写真は私がデザインしてジムが作ってくれたキッチン用のテーブル。 クッカーの横に置いて、お鍋やフライパン、調味料等を乗せます。 まだニスを塗ってないんだけど・・・・。 これで料理が凄くしやすくなったと思う。 ありがとう!

もう1つの写真は庭にあるグワバの木にたわわになっているグワバを空のペットボトルで穫っているところ。 グッドアイディアでしょ!








Monday, April 2, 2012

デジタルカメラの得意、不得意

デジタルカメラについて解ったことがある。
先月日本に帰った時に私用のデジカメにパナソニックを購入した。
モデルチェンジの前だったので、セールでした。
それとは別に兄が勧めてくれたカシオのデジカメがどうしても気になって、結局もう一台カシオも買ってしまった。 (これもセールでした!)

この2つのデジカメ、マニュアル抱えて色々試している最中なのだが、わかったことはというと、どのデジカメにも得意な分野と不得意分野があるってこと。

パナソニック、ルミックスの大ファンである私。 今までハイキングやサファリの時に目についた小さい花達をマイクルズームで撮影するのが面白くて、いっぱい撮り貯めてきた。 その傍ら、ジムがキャノンのデジカメで小さい花にピントを合わせようとするのだが、うまくいかずにイライラしているので、何でそんなにピント合わせが難しいのかって疑問に思っていたのだ。 だけど、今回カシオで小さい花を撮ろうとして初めてジムのイライラが理解できた。 カシオは、マイクロズームが得意じゃないらしい。

ルミックスだと、マイクロズームに切り替えれば、簡単にズームのピントがあってくれる。 全然手間いらず!

どのカメラも完璧を求めてはいけないのだ。ルミックスはマイクロズームがお得意分野だってことらしい。 兄がカシオを勧めるわけは、夜景とかがもの凄く綺麗だから。 この先カシオとパナソニック、色々試してみたい。



この花達は我が家の庭に咲いていた花達。 一番下の白い花はバラ。
ルミックスだと雄しべ、雌しべまで綺麗に撮れちゃうのよね。 やっぱりルミックスは凄いと思う!