お客さんディナーが無事に終了した。
7名のディナーというのはやはり簡単ではなかった。 そう心していたから私は驚きはしなかったけど、ジムったら、やっぱり男の人って視点が違うのよね〜〜〜。 そう思った。
予定の時間を過ぎて現れたマラウイアンの2組のカップル。 やはりアフリカ時間なのだろう? 予定はいつも予定。 遅れる・・・・。
2人のマネージャーさんと奥さん達、1人は5ヶ月の赤ちゃんを連れて来た。
お客さんが全員揃った時にジムがなんだか、キッチンでそわそわしている。 『あ〜〜グラスはどこ? もっと必要なんだけど? ワイングラスももっとないの?』
『グラスはテーブルの上にあるもので、全部だから。』 私は最後のメインディッシュの調理に集中しながらジムのアワアワしている姿を見ないように言い放った。 我が家には6つのグラスと6つのワイングラスしかない。 ディナーセットだってどれも6名分しかないの。 なのに7名のディナーを企画したのはあなたでしょ? 何もわかってない・・・・。 心の中でそう思った。
6名以上のディナーをするのなら、もっとちゃんとグラスや食器を買ってからにして欲しいものだ。
さて、注目のマラウイアンの嗜好だが、スパイシーフードなんて食べません! と言っていた彼が一番タイカレーをお気に入りのようだった。 が、もう1人のマラウイ男性はどうもカレーは好きでなかったようで、ビーフ&ブロッコリーに集中していた。 良かった、2種類用意して。
同伴された2人のワイフだが、2人とも何も話さない。 ただ ”私は連れて来られた・・・・” という感じで食べて座っているだけ。 特に1人の女性はディナーテーブルでそっぽを向いたまま、(壁の方や後ろをキョロキョロしている)我々の会話も完全に無視を決めているようだ。 アンタイソーシャル。 たぶんアズング(白人)の家に招かれたのも初めてなのだろう。 座っているだけでも苦痛です・・・という雰囲気を十分に醸し出していた。
そんななか、2回目の招待客であるアメリカ人女性は1人で一生懸命私の手料理を褒めてくれた。 食べている最中に何度も。 しかしマラウイアンは何も言わない。美味しいのか、美味しくないのか、全く反応がない。それもお国柄だから何とも思わないけど・・・。 でもおかわりしているところを見ると、気に入っているのだろう、たぶん。
この国の人はあまり感情を表に現さないのだ。 ”ありがとう” もあまり言わない。 嬉しいのか嬉しくないのか、表情を読むのが結構難しい。 例えばハウスキーパーさんにお給料を払う時も彼女は黙って現金を受け取るだけ。 こちらは『ありがとう』 という。
こんな事もあった。お給料の前借りを頼まれてまとまったお金を手渡さなくてはいけなかった時、あいにく、我が家のセキュリティーボックスのバッテリーが切れて、扉が開かなくなってしまい、用意していたお金が取り出せなくなった。 しかたない、私はハウスキーパーをつれてATMまで一緒にいった。 あいにくマシーンが動いていなく、2人で30分も待つはめに・・・・。 やっと機械が動き出して現金を手渡した時、私はホッとした。 その場で彼女に現金を手渡すと、彼女は『See you next week』 とだけ言ってにこりともせずに踵を返した。 ?????もしかして怒ってるの? 前から給料の前借りを頼んでいたのに用意していなかった(用意していたけどセキュリティーボックスが開かなかっただけ)私を責めているのか? どう見てもそういう態度だった。時々どっちがボスなのか? って思う。
ジムに話すと、お国柄でしょ? そういう返事だ。
こういう感じが毎日だから、私も随分なれた。 特に気にしないようにしている。 アメリカや日本のソーシャルスキルと比べてはいけないのだ。
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