Sunday, July 11, 2010

手巻き寿司体験

今日の夕飯は寿司にしよう!  
主人はそれを聞くや否やキャロル(アメリカ人女性)も呼んで一緒に食べよう! と言い出した。 『あ〜、キャロルはベジタリアンだから顔がついてる食べ物は食べないよ! 魚は駄目。』 私がそう言ったにも関わらず、『彼女、確か魚はオッケーだったはず、彼女のベジタリアンの定義はそんなにきっちりしたものじゃないから!』 そう言ってもう電話をしている主人。
『今日は朋が寿司を作るっていうから、家に来ない? ベスト寿司 in town 間違いなし(この町に寿司屋はないから)』 そう電話で話しているのが聞こえてくる。今日はワールドカップの3位決定戦が8時半からある。 なので夕飯の後3人でゲームを見に行こうという流れだ。 キャロルは主人の勢いにのり、承諾。


しばらくして、キャロルから主人の携帯にメッセージが来た。 『私、魚は食べないんだけど・・・!』 
ガ〜〜ン! だから言ったじゃない・・・・・・。 困った。 私はツナの缶詰からカリフォルニアロールを作ろうと考えていたのだが、これではキャロルが食べられない。 主人が買い物に走った。(責任感じたのだろう) 
サツマイモ、ガーリック、生のショウガ、ズッキーニ、ピクルス、ビーツ、スクワッシュ、カボチャ、主人はこれら寿司を作るのには想像を絶するような材料をを買い集めて帰ってきた。 絶句! キャロル用にベジタブルロールを作って欲しいと言う。
主人はカリフォルニアの寿司屋で食べる寿司をイメージして私にリクエストしているらしい。 カリフォルニアの寿司屋さんではありとあらゆる食材が巻物の寿司に早変わりする。
お芋も入れば、ニンニクもあり。 クリームチーズは定番だし、マカデミアンナッツもあり! 色々思い出しながら買い集めて来たらしい。でも私がイメージしてるものと違うのよね....。


今、家にある寿司海苔は太巻きに使える程質が良い物じゃない。 2枚重ねでやっと裏巻き(海苔が中に入りご飯が表面にくる巻き方)にはなるが、日本の太巻きのように海苔で中身を支えられるほどしっかりしていないの! 破れちゃうのが目に見えてる。


あ〜主人にわからないだろう・・・・。 


良いアイディアが浮かんだ! ハンドロールだ! 手巻き寿司なら海苔がスケスケシースルーでもなんとかなるかもしれない。 破れようがおにぎりになろうが、知ったこっちゃない!


私はせっせと中身の具を用意した。

  • 出し巻き卵焼き
  • 干し椎茸の煮付け
  • 大根のきんぴら
  • アボカド
  • キュウリ
  • ズッキーニの炒めたもの
  • ピクルス
  • ツナサラダ(私と主人用)
  • 人参の甘酢漬け
  • シラントロ

大皿に盛りつけて準備完了!
主人のコメント:『僕ショウガ買って来たのに、ショウガは?』
『ショウガ???? ショウガは直ぐにはできないよ・・・・。』 良いショウガを見つけたと言って、得意そうに帰って来た主人。寿司用ではなく後日用に買ってきてくれたと思いきや、主人は”ガリ”を期待していたらしい。『わかったよ、ショウガはなしでいいよ!』プリっとヘソを曲げてしまった・・・・。


”ガリ”がどうやってできるのか私も良くは知らないが、たぶん甘酢に漬け込むんだろうな?やっぱり直ぐにはできないよ。 ショウガはなし。 それにカボチャとスクワッシュ、ビーツ、ガーリックもなし。 ごめん。


2人のアメリカ人は初めてのハンドロールにちょっと戸惑いぎみだった。 海苔の上に上手いことご飯を広げられなくて、それがちょっと面倒だったようだ。
しかし寿司ブリトーだって言いながら食べてました。


私は運動会や遠足の時、母が作ってくれた太巻きの味を思いだして大満足。
この次は太巻きに挑戦してみようと思う。それに新ショウガが出回る季節になったらガリも作ってあげようと思う。 アフリカにいると、何でも手作りする習慣がつくんだよね。

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