Wednesday, July 7, 2010

マラリア騒ぎ一転して・・・・マラウイ最高の日!

眠れない夜があけた。
昨日はマラウイの祝日で2人とも家でごろごろしていたのだが、お腹の調子が悪いと言っていたジム、夕飯の後にガタガタと震え出した。
私は全然寒くないのにパーカーのフードを頭からすっぽりかぶった姿でガタガタ目に見えて震えている。トライアスロンをしていた頃に袖無しのウェットスーツでサンフランシスコベイに飛び込んで行った時もガタガタ震えている姿を見たけど、それ以来だ・・・. 熱を計ると38度9分もあるではないの! 大変だ。


2人の頭に”マラリア” の4文字が浮かぶ・・・・・。 
とうとう罹ったか? 


翌朝、ジムを乗せてABCクリニックに行く。 熱は下がったようだが、マラリアは熱が上がったり下がったりするので、油断できない。 2時間待った結果、マラリアテストはネガティブだった。 マラリアではない!
何か他の感染症らしい。 しっかしジムの回復力ったらもの凄い。 39度の熱が下がったばかりなのに出勤して行った。 


数時間後ジムが嬉しそうに家に戻って来た。 満面の笑顔! 片手に何か用紙を握っている。
その紙はアメリカ政府からの物だった。 とうとう、USAID(アメリカ政府)からの補助金がおりることが確定し、その契約書だった。 プロポーザルを提出したのは去年の8月だった。 戻されては修正し、修正しては待たされた。ジムは一喜一憂、辛抱強く粘ってきた。今年の1〜2月頃には話が進むと思っていたところが、なんのなんのUSAID の審査は思いの他厳しかった。


2008年の12月30日ににこの国に来てNGOの登録から始まった。オフィス開きが2009年5月だった。1年もたっていないこの新しいNGOに、こんな大きなチャンスが与えられるのは奇跡に近い。しかしそのチャンス到来から実際に今日の契約書を手にするまでにこれほど厳しいチェックが待っているとはジムも予想していなかったのでは? しかし、考えてみたら当たり前の事か? 生まれたてのNGOに(幾つか他のNGOも傘下に入る)信用だけで$ミリオンというキャッシュを託すわけだもの・・・・。 150ページを超える細かい企画書は隅から隅まで調査された。スタッフの経歴まで審査される。まな板の鯉状態が長いこと続き、希望を持ちながら待ち続けたが、途中で何が起るかわからずドキドキだった。
とうとうその長期戦が実を結ぶ時がきた! 
私もちょっと想像してみた。自分の企画が採用されて自分率いるチームに莫大なお金を託されたとしたら・・・・? 私には到底耐えられそうもない、そのプレッシャーに。 


今日は旦那の最高の笑顔を見ることができて、私も最高にハッピーだ。 このハッピーな瞬間を分かち合う事ができて、本当に良かった。 生涯忘れないだろう。 


この先5年間、他のNGOと協力しながらこのお金を使ってプロジェクトを実行していく。
これからは主人のバックにアメリカがいる事になるわけだ! 勇気100倍だ。
おめでとう、ダーリン! I am proud of you! 

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