Friday, July 30, 2010

大好きな野菜

野菜売りの青年達が週に2〜3回くらい我が家の台所のドアを叩く。私用の車がなかった時はこのマーケット直送のデリバリー野菜、ちょっと高いが重宝したものだ。 だが、今は車があるので何時でも何処へでも買い物に行ける。
重たい野菜を何キロも歩いて運んでくるのに、門前払いは可哀想だなって思うけど、仕方ない。 
しかし今日はきれいなカリフラワーを持って来ていたので、買う事にした。 2つで300クワチャ($2程)。 採れたてのカリフラワーに目がない私。 生で食べる。
子供のころは母が茹でてくれたのものにたっぷりとマヨネーズをつけて食べたものだが、アメリカに行ってから、カリフラワーは生で食べた方が美味しいことに気がついた。 絶対に生のほうが良い!


イタリアン系のドレッシングをかけたら、もう止らない。 ぽりぽりぽりぽり・・・・!
主人も好きだ。


それに今日はお店で芽キャベツを見つけたので購入した。これまた、私の大好物。カリフォルニアは産地だったっけ。
芽キャベツは素晴らしい! 芽キャベツだよ! ”め•きゃべつ” 名前も凄く可愛いし、見た目も美しい。 これは生では食べません。 茹で上がった時の緑色のきれいなことったら。結婚したての頃、私が芽キャベツを半分に切ってから茹でるのを見た主人、驚いていました。
半分に切って茹でるアメリカ人はいないって。 こうすれば、中までちゃんと茹でられるよねって。
芽キャベツの茹で具合は茹ですぎるととろけてしまうし、茹でたらないと甘みがでてこない。 ちょうど良いこんころもちで茹でるのが良いのです。


今日のディナーはサイコロステーキサラダとベイクドポテト(大)。 


もちろん、カリフラワーと芽キャベツも食卓に乗ります。

Wednesday, July 28, 2010

マウンテンバイク 私用

昨日の夕方、主人からメールが来た。 職場から。


”女性用のマウンテンバイクを売りたいっていう人がいるけど、君興味ある? ”という内容だった。
忙しい、忙しいと言いながら、よくま〜私の自転車探しまで気がまわるものだと関心する私。 
そういえば、数日前にリロングウェの外人グループ情報交換メールで”マウンテンバイクを買いたい” という人のコメントを私も見た。買いたい人のコメントだったので私はそれを無視していたのだ。 ところがこのコメントを見て、”売りたい!” という人が現れたらしい。 そのコメントを主人が見たらしい。


電話してみるとまだ売れていない様子。 こういう場合、早いが一番。
夕飯のあと直ぐに2人で見に行く。


マングースという会社の女性用マウンテンバイク。 ヘルメット付き。$310、即決! 
アメリカから持って来たもので本人は数回しか使用していないままアメリカに帰ったそうだ。 友達が代理で預かっていた。 


直ぐにでも持って帰りたかったが、オーナーのいるアメリカに代金を転送し、それが確認できるまで待つ事にした。


ルンルンルン! ハッピーな私。


『今度は転ばない様にしてね・・・・』 とジム。
1月にナミビアでマウンテンバイクサファリに夢中になり、動物を追いかけていた私。大転倒して大騒ぎだったから。 空港では車いすで移動する程の重症だった。(幸い骨は折れてなかった)
今度は靴をペダルにアタッチさせないタイプなので大丈夫! 転びそうになっても飛び降りればいいもの! そう本人は思っているのだけど、意外に身体が自分の意識どうりに動かないかもしれない。 若い頃とは違うから。でも早く試してみたい。
1月、主人用のマウンテンバイクは苦労しながらカリフォルニアから持って来た。 自分1人で楽しむのだろうな? って思っていたけれど、これで2人、そろって外に出られるようになる。 そうそう、背中にしょって、チューブでチューチューと水を飲めるラクダパック(バックパック)も買ってあったっけ。 出番です! 


年齢を忘れない様に無理せずに乗ります、ハイ。写真は後でね。



Monday, July 26, 2010

教訓

もちろん今日も停電です。 たった今も。 午後の6時になるところで、プチッと切れました。 ここのところ毎日です。 だいたい毎日お昼近くになると一度停電する。 今日もそうだった。 今日はこれで2度目だ。


先週末、土曜日の朝、停電だった。 私が起きてきた時はすでに切れていたので暖かい朝食を食べ損ねた。 ヨーグルトとリンゴ。 
しばらくして停電が回復した。 ところがお昼過ぎにまた停電。 あ〜〜また、暖かいランチを取り損ねる私。停電の時用に買ってあるプロパンガスのコンロがガス切れときてる。最悪。
電気が復旧するのを待つこと数時間。 あ! 停電じゃなくて、クレジットが切れたんだ! 気がつくのが遅いよ。 停電ではない。 この国の電気はプリペード式なのだ。 うっかりしてるとクレジットがなくなって、自分のところだけ電気が切れる。 前回7月1日にクレジットを買って入力したのは私。 そのときあまりキャッシュを持っていなくて、2000クワチャ($15くらい)分しか買えなかった。 いつもはもう1つ、予備のクレジットを買って、いつ切れても直ぐに対応できるようにしているのだが、今回は思いのほか早く切れてしまって、予備もなし。


主人が電気のクレジットを買いに走った。ガソリンスタンド、今、油田漏れで世界中の話題になっているBPステーションの1つでクレジットを買う事ができるはずなのだが・・・。運悪くシステムがダウンしていて、機械が動かないという。 アフリカだ。 とほほ・・・・。 もう日が暮れるし、お腹へるし、コンピューターのバッテリーは空になるし・・・・。 


我が家には室内用のバッテリーがあって、停電しても電球はつけられるようになっている。(ラップトップも充電できるし、インターネットも使える)主人の発明のお陰で真っ暗な部屋だけは避けられる、でも料理ができない。


もう一度出かけて行った主人はが2時間後に戻って来た。 


システムは回復したけど、今度はクレジットを買う人の長蛇の列で並んで買うのに時間がかかったそうだ。 外はもうとっぷり日が暮れて真っ暗だ。 クレジットのナンバーを懐中電灯でメーターに入力。 プツンという音と共に電気が回復した。 あ〜〜もう夜の7時をまわっている。 半日を無駄にした気分だ。  
”クレジットの予備とプロパンだけは絶対に切らしてはいけない!” この日の教訓だ。

Thursday, July 22, 2010

朝食は・・・・ごめんね

私の2010年1月、新年度の目標の1つに、”主人の朝ご飯を用意をしてあげる!” というのがあったっけ。人ごとのように思い出す私。
フルタイムで働いているならまだしも、専業主婦だもの、朝ご飯を用意してあげない奥さんなんて・・・・かなり怠け者。 自分が旦那だったらそう思うと思う。

朝が弱い。 カリフォルニアに居た時は5時に起きて6時半には出勤していた私だが、ここマラウイでは自称”低血圧” を看板にして、朝はなかなかエンジンがかからない。 

主人は腕時計の目覚ましを6時にセットして起きている。 らしい。 とにかく朝のその時間帯、私は爆睡していて主人が寝室を出たのさえ知らないのだ。
主人は朝に強い。 さっきまでガーガーいびきをかいていたかと思っても、目覚ましがなれば3秒あればベッドから起き上がっている。ビックリする程寝起きが良い。
私の場合は目が醒めてから、目を開けるまでにかなり長い時間がかかる。それプラス起き上がるまでに時間がかかる。 
今朝はそれでも6時半頃に目が醒めて7時前に起きた。 
『おはよ〜!』クンクン、いいにおいがキッチンから・・・。 主人はすでに30分の自転車こぎ、シャワー、そして朝食を終了したらしくインターネットでニュースをチェックしていた。 
『良いにおいだね。』と私。
『食べたい?』 と主人が私に聞く。
『うん、私の分もあるの?』
『ない。』という返事。 が、ここでがっかりしちゃいけない。
だって本当だったら私が作ってあげるべき朝食だもの。私はその場から姿を消した。墓穴を掘りそうな空気があったからだ。 

『食べたいの?』主人が聞いてきた。
『・・・う、うん。』
出勤間際だというのにキッチンに戻ってきた主人は、テキパキと自分の食べた朝食と同じ物を私のために作り出したのだ。
まだ完全に働いていない私の脳みそがこの行動を分析する。
  1. 自分の食べた、おいし〜〜い朝食を私に作ってあげて、”こういうのを作って欲しい!” そう言いたいのか?
  2. はたまた、自分の作ったオリジナル朝食があんまり美味しかったので私にも食べさせたいのか?
私は自分の都合の良い様に2番のほうに違いない、と心の中で思いながら主人の手際良い動きを見ていた。

『はい、どうぞ!』 これが今日の朝食! 私用のは本人が食べた物より少しだけサイズが小さいのだそうだ。ハムエッグにチーズがのってトローリと解け、それをトーストに乗せたものだった。 ハイプロティン、パワーブレックファスト。

私がパジャマのまま食べ始めると、隣に座って、『どう? 卵の黄身の焼け具合は?』と聞いてきた。 『完璧!』 『当然だよ!』と主人。
その次の主人の台詞をちょっと予想した私。 『こういう朝食を作って欲しいな〜!』 そう言われるのかな?と思ったが、美味しそうに食べてる私を見てるだけで将来的なリクエストは何もなしだった。フ〜! やっぱり#2が正解!

結婚10年目に入るが、今まで何度主人に朝食を作ってあげただろうか? たぶん数える程しかないと思う・・・・・。
映画等で奥さんがご主人の為に朝食を作っているシーンを観ることがある。 『彼はラッキーだよね〜。朝ご飯作ってもらってるよ!。 愛されてるんだ〜。』 そう独り言をいう主人。 

ごめんね、理想の奥さんにはなれない・・・・・。 

Wednesday, July 21, 2010

ローライズ?

『と〜〜〜も〜〜〜〜・・・。』
主人が下唇を突き出しながら私を呼んだ。 僕のズボンが〜・・・・・。
私の目が点になった。 
主人の大事な仕事用の黒のパンツ(ズボン)、裾がすり切れているではないの! 擦り切れているどころか、一部分もぎ取られてる。


『キャ〜、いつこんなになったの?』
『知らないよ、今、見たらこんなだった・・・』
『し、信じられない! これ程擦り切れるなんて、よっぽど引きずって履かない限り、こんな風にはならないでしょ?』
『・・・・・知らない?』とすっとぼける主人。


あ〜〜、ため息と一緒に腰パンスタイルで裾を引きずっている主人の姿が頭に浮かぶ。


主人の場合太りすぎてウェスト周りが大きくなりすぎて、ベルトがお腹の下に来るような履き方をしてるのだ。だから当然、股下の位置が下がり、裾をひきずるはめになる。これも今で言う、”腰パン?” いや、”ローライズ?” ちょっと違うな、イメージが。 ”へそ出しローライズ!” 


しかし、ショックだ。 スーツを持っていない主人にとって、この黒のコットンパンツは仕事用、かつ一番見栄えの良いパンツとして、およばれの時も活躍する。 なのに裾がボロボロ・・・・。


私のショックったら、そこまでボロボロになるまで気がつかなかった自分に対する苛立! +どうやって直そうか? という懸念。 間違いなく彼のベストズボンは短くなる。 
が、長過ぎたから引きずったわけで、短くなるのはオッケー? 短すぎるズボンって私、大嫌いなんだけど・・・。 


日本にいる母が見たらさぞ嘆くだろうに・・・。 『ともこさん、なんでこんなになるまで裾あげしてあげなかったの?』 そうなんです。 そこです。 まさかこんなことになろうとは、想像もしてなかったんでね。


結論: 最近の主人はますます体重が増えてローライズ度が上がった、いや、下がったのだ。そうに違いない。


写真は擦り切れた裾、と裾あげをほどいたところの大きな破れ。

Tuesday, July 20, 2010

10ダースのタンジェリン

主人は時々自分のアイディアの全貌を話さずに一部分だけ言い出す癖がある。
今、マラウイはタンジェリンが最盛期。 町でタンジェリンを頭に乗せて売り歩く人達に出会う。
我が家の近くの道ばたに数千個のタンジェリンを売る露天ができた。露天と言ってもトラックで運んで来たタンジェリンを藁の上にただぶちまけただけで、それを数日間にわたって売りさばく屋根もなにもない路上のお店だ。 売り子は夜はタンジェリンの隣でごろ寝しているに違いない。 タンジェリンの山は日を追うごとに小さくなって、いつの間にいなくなる。
たしかに今の時期のタンジェリンは美味しい! 私と主人で値段を聞くと、1ダースで150クワチャだという。 つまり1ダースで$1程。 


主人はこの値段、外国人用の値段だと思ったらしい。 ハウスキーパーのマーサにかわりに買いに行ってもらうように私に言うのだが、10ダースって?????


なんで急に120個ものタンジェリンが必要なのか、例によって主人は全容を言ってくれない。 チビチビと、尋問のように聞き出すと、月曜日に大事なスタッフミーティングをするという。 オフィスでは電話が鳴ったりして集中できないので、コリアンガーデンロッジにあるコンファレンスルームを借りてそこで1日中ミーティングをするというのだ。 
120個のタンジェリンを買い占めて、フレッシュジュースを作って、ミーティングのブレークタイムに皆で飲みたい! 
ありがとう! やっと全貌が見えた。最初からそう言ってくれると、すっごく助かるんだけど・・・・。


マーサに頼み120個のタンジェリンを1300クワチャ($8〜$9)で買い占めた私は朝の8時からタンジェリンの汁まみれになりながら絞り続けること2時間15分。 5リットルのジュースを作った。 レモン絞りでグリグリ絞ったので疲れたわ〜!


10時にコンファレンスルームまで届ける約束が20分ほど遅れてしまい、あわてていたので、完成した5リットルのフレッシュジュースの写真を撮り忘れてしまった。 
フフ・・・・私の汗と???の混じった特製ジュース! 皆、美味しいって言って飲んでましたっけ!




Monday, July 19, 2010

大トカゲにお願い・・・・キーンを返して!

あの、どなたかこの写真のサンダルを見かけた方、居ませんか? 正確にいうならば、この写真のもう片方のサンダル(左足)なんですけどね・・・。


もう5ヶ月も前になるのですが、主人のお姉さんがマラウイに遊びに来た時、3人でケープマクレアという、マラウイ湖畔のリゾート地に出かけたんです。 ここはマラウイの中でもちょこっとおしゃれで気の利いたロッジがあって、シュノーケリング等をするには最高のスポットなのです。 
ロッジから湖畔に住む人達の様子を見ていると、生活の全てがマラウイ湖の水で成り立っているのが良くわかります。 朝早くから子供も大人も湖畔に出て来て、洗濯、食器洗い、歯磨き、行水、皆、当たり前のようにやっています。 水は透き通っていてきれいです、が、湖水を使って歯を磨いているのにはちょっと驚きました。 行水は石けんを手にもって、ちょこちょこっと身体をこすり、ドブン! と水に頭から飛び込む。 だいたい全裸でこれをする人はいなくて(子供以外)、男性はショートパンツを履いたまま、大人の女性はブラウスと巻きスカートをを着たままドブン! 


湖畔は生活用として水が汚染されているので、それを避けるために私たち3人は、ロッジから見える無人島目指してカヤックを漕ぎ出しました。無人島にカヤックを置いて、シュノーケリングをするのが目的! カヤックが島に近づいた時に主人の姉が奇声を!『あ〜〜〜あそこに大トカゲ〜!』
あまりに興奮した声だったので私は何が起ったのかとパニックしたのですが、島の木の下に1メートルを超えるであろう、大きなトカゲや頭をピッとあげながら、のっしのっしと歩いているではないですか! え〜〜ここに上陸するの? ちょっとビビる私・・・・・.


島に上陸すると大トカゲは人間を襲っては来ないようで何処かに隠れてしまいました。 島にカヤックを置いて、Tシャツ脱ぎ、サンダルを置き、いざ水の中へ! あ〜〜〜〜いるいる、おちゃかなが! 手を広げると何十匹もよってきて、つつかれる。 水族館で泳いでるような気分!
シュノーケリングに夢中になり1時間後に島に戻った私。 マイサンダルの片方がなくなっていることを発見。トカゲが持って行っちゃった〜〜〜! 


水際だったので波にさらわれた可能性もあるんです。 でも、私のキーンサンダルはどんなに沈めようと思っても沈まない! 必ず浮かんで来るんです。 なので湖水に飲まれたとしてもプクプク水面に浮いているはずで・・・・・。
湖で魚をとっている地元の男性にも事情を話して、もし見つけたらあそこのロッジに連絡してね!と頼みました。 彼は、はりきってキーン探しを手伝ってくれました。もちろんロッジのマネージャーにも事情を説明、名刺をしっかり手渡す。


マイフェーバリットサンダルの片方をなくしてショックな私は片方を大事に持って帰り、きれいに洗い、今でも誰かが電話をしてくれるのを待っているのです。 右片方だって相棒をなくして寂しそうだし・・・・。


あの大トカゲが巣に持って帰って赤ちゃんトカゲのベッドにでもしているのでしょうか?だとしたらお願いだから返して欲しいの・・・・



Wednesday, July 14, 2010

好きな動物は何ですか?





好きな動物は何ですか? と聞かれて ”NO17" と答える人がいた。 ??????質問の意味、取り違えてる? そう思ったのだが・・・。


彼はおもむろにポケットから紙切れを取り出して”No17" を皆に見せた。




????????
彼は皆の不思議そうな顔を満足げに一瞥すると、その紙切れを180度回転させた。








LION



あ〜〜〜皆の納得の声。
アフリカならではのトリック! 

ちなみに主人も同じ質問を受けた。 好きな動物、主人は ”ジャイアントゲジゲジ” と答えた。
なぜこれが好きか?というと、こいつが出て来るとワイフが異常に怖がるから! それが理由だそうだ。 

大きなゲジゲジ、見つけると主人はこれを枝の先に巻き付けて私を追いかけて来る。 その時の顔ったら、これ以上の笑顔はない! という幸せ顔。 はしゃぎすぎだろ、お前! というくらい楽しそうな主人。普段はとても静かな人なんだけどね・・・・.

小学校の時にいた”いじめっ子”となんらかわりない・・・・。



所変われば模様も変わる

今日の読売オンラインニュースを見た。 科学分野のニュースに高知県で首の所が白いカラスが発見されたという記事が載っていた。 それは驚くことだと思う。
が、マラウイのカラス、今も家の周りでゴミ箱の中身を狙っている・・・全部、白黒タキシードカラスだ。ものすごく大きい。 
これは首ではなくてお腹のあたりが白いから日本で発見された首のあたりが白いカラスとは違う種類なんだと思うが、マラウイでは黒いカラスは見た事ない。


以前日本でニュースになった、白黒”牛模様のヤギ”、このタイプのヤギ、カリフォルニアではそこら中にいたよ。 隣の家の敷地にもいた。 結構可愛いやつだった。
我々日本人があの模様は牛の模様だと思い込んでるだけであって、所変われば模様も変わる。
そんなことをちょっと思ったのでした・・・・。


写真1つ目が高知で発見された白い首のカラス。 下はマラウイのカラス。

Sunday, July 11, 2010

手巻き寿司体験

今日の夕飯は寿司にしよう!  
主人はそれを聞くや否やキャロル(アメリカ人女性)も呼んで一緒に食べよう! と言い出した。 『あ〜、キャロルはベジタリアンだから顔がついてる食べ物は食べないよ! 魚は駄目。』 私がそう言ったにも関わらず、『彼女、確か魚はオッケーだったはず、彼女のベジタリアンの定義はそんなにきっちりしたものじゃないから!』 そう言ってもう電話をしている主人。
『今日は朋が寿司を作るっていうから、家に来ない? ベスト寿司 in town 間違いなし(この町に寿司屋はないから)』 そう電話で話しているのが聞こえてくる。今日はワールドカップの3位決定戦が8時半からある。 なので夕飯の後3人でゲームを見に行こうという流れだ。 キャロルは主人の勢いにのり、承諾。


しばらくして、キャロルから主人の携帯にメッセージが来た。 『私、魚は食べないんだけど・・・!』 
ガ〜〜ン! だから言ったじゃない・・・・・・。 困った。 私はツナの缶詰からカリフォルニアロールを作ろうと考えていたのだが、これではキャロルが食べられない。 主人が買い物に走った。(責任感じたのだろう) 
サツマイモ、ガーリック、生のショウガ、ズッキーニ、ピクルス、ビーツ、スクワッシュ、カボチャ、主人はこれら寿司を作るのには想像を絶するような材料をを買い集めて帰ってきた。 絶句! キャロル用にベジタブルロールを作って欲しいと言う。
主人はカリフォルニアの寿司屋で食べる寿司をイメージして私にリクエストしているらしい。 カリフォルニアの寿司屋さんではありとあらゆる食材が巻物の寿司に早変わりする。
お芋も入れば、ニンニクもあり。 クリームチーズは定番だし、マカデミアンナッツもあり! 色々思い出しながら買い集めて来たらしい。でも私がイメージしてるものと違うのよね....。


今、家にある寿司海苔は太巻きに使える程質が良い物じゃない。 2枚重ねでやっと裏巻き(海苔が中に入りご飯が表面にくる巻き方)にはなるが、日本の太巻きのように海苔で中身を支えられるほどしっかりしていないの! 破れちゃうのが目に見えてる。


あ〜主人にわからないだろう・・・・。 


良いアイディアが浮かんだ! ハンドロールだ! 手巻き寿司なら海苔がスケスケシースルーでもなんとかなるかもしれない。 破れようがおにぎりになろうが、知ったこっちゃない!


私はせっせと中身の具を用意した。

  • 出し巻き卵焼き
  • 干し椎茸の煮付け
  • 大根のきんぴら
  • アボカド
  • キュウリ
  • ズッキーニの炒めたもの
  • ピクルス
  • ツナサラダ(私と主人用)
  • 人参の甘酢漬け
  • シラントロ

大皿に盛りつけて準備完了!
主人のコメント:『僕ショウガ買って来たのに、ショウガは?』
『ショウガ???? ショウガは直ぐにはできないよ・・・・。』 良いショウガを見つけたと言って、得意そうに帰って来た主人。寿司用ではなく後日用に買ってきてくれたと思いきや、主人は”ガリ”を期待していたらしい。『わかったよ、ショウガはなしでいいよ!』プリっとヘソを曲げてしまった・・・・。


”ガリ”がどうやってできるのか私も良くは知らないが、たぶん甘酢に漬け込むんだろうな?やっぱり直ぐにはできないよ。 ショウガはなし。 それにカボチャとスクワッシュ、ビーツ、ガーリックもなし。 ごめん。


2人のアメリカ人は初めてのハンドロールにちょっと戸惑いぎみだった。 海苔の上に上手いことご飯を広げられなくて、それがちょっと面倒だったようだ。
しかし寿司ブリトーだって言いながら食べてました。


私は運動会や遠足の時、母が作ってくれた太巻きの味を思いだして大満足。
この次は太巻きに挑戦してみようと思う。それに新ショウガが出回る季節になったらガリも作ってあげようと思う。 アフリカにいると、何でも手作りする習慣がつくんだよね。

Wednesday, July 7, 2010

マラリア騒ぎ一転して・・・・マラウイ最高の日!

眠れない夜があけた。
昨日はマラウイの祝日で2人とも家でごろごろしていたのだが、お腹の調子が悪いと言っていたジム、夕飯の後にガタガタと震え出した。
私は全然寒くないのにパーカーのフードを頭からすっぽりかぶった姿でガタガタ目に見えて震えている。トライアスロンをしていた頃に袖無しのウェットスーツでサンフランシスコベイに飛び込んで行った時もガタガタ震えている姿を見たけど、それ以来だ・・・. 熱を計ると38度9分もあるではないの! 大変だ。


2人の頭に”マラリア” の4文字が浮かぶ・・・・・。 
とうとう罹ったか? 


翌朝、ジムを乗せてABCクリニックに行く。 熱は下がったようだが、マラリアは熱が上がったり下がったりするので、油断できない。 2時間待った結果、マラリアテストはネガティブだった。 マラリアではない!
何か他の感染症らしい。 しっかしジムの回復力ったらもの凄い。 39度の熱が下がったばかりなのに出勤して行った。 


数時間後ジムが嬉しそうに家に戻って来た。 満面の笑顔! 片手に何か用紙を握っている。
その紙はアメリカ政府からの物だった。 とうとう、USAID(アメリカ政府)からの補助金がおりることが確定し、その契約書だった。 プロポーザルを提出したのは去年の8月だった。 戻されては修正し、修正しては待たされた。ジムは一喜一憂、辛抱強く粘ってきた。今年の1〜2月頃には話が進むと思っていたところが、なんのなんのUSAID の審査は思いの他厳しかった。


2008年の12月30日ににこの国に来てNGOの登録から始まった。オフィス開きが2009年5月だった。1年もたっていないこの新しいNGOに、こんな大きなチャンスが与えられるのは奇跡に近い。しかしそのチャンス到来から実際に今日の契約書を手にするまでにこれほど厳しいチェックが待っているとはジムも予想していなかったのでは? しかし、考えてみたら当たり前の事か? 生まれたてのNGOに(幾つか他のNGOも傘下に入る)信用だけで$ミリオンというキャッシュを託すわけだもの・・・・。 150ページを超える細かい企画書は隅から隅まで調査された。スタッフの経歴まで審査される。まな板の鯉状態が長いこと続き、希望を持ちながら待ち続けたが、途中で何が起るかわからずドキドキだった。
とうとうその長期戦が実を結ぶ時がきた! 
私もちょっと想像してみた。自分の企画が採用されて自分率いるチームに莫大なお金を託されたとしたら・・・・? 私には到底耐えられそうもない、そのプレッシャーに。 


今日は旦那の最高の笑顔を見ることができて、私も最高にハッピーだ。 このハッピーな瞬間を分かち合う事ができて、本当に良かった。 生涯忘れないだろう。 


この先5年間、他のNGOと協力しながらこのお金を使ってプロジェクトを実行していく。
これからは主人のバックにアメリカがいる事になるわけだ! 勇気100倍だ。
おめでとう、ダーリン! I am proud of you! 

Sunday, July 4, 2010

GYUDON、おねがいしま〜〜〜す!

ワールドカップ、日本もアメリカもアフリカ勢も全ていなくなってしまって、なんだか気が抜けてしまった。
ここのところ週末も色々なイベントが入っていて2人とも過労気味だった。
本当なら今日も出張でマラウイに来ているというアメリカ人をマラウイ湖まで連れていってあげる予定だったのだ。 が、それがキャンセルになった。 なので、ひさしぶりにダラ〜っとした週末に切り替わった。 主人はアメリカの確定申告(タックスリターン)に着手したようで、午後からはスイッチが入った。 本来ならアメリカの税金申告は毎年4月15日が期限だ。 いつも土壇場になってアワアワしながら、最終日の夕方に郵便局の前で待ち合わせて最後に私がサインして郵便局員に書類を手渡す! というのがパターンだ。  


が、海外に住んでいるとちょっとルールが違うらしい。昔は税理士だった父に全部おまかせだったように今は全部旦那にお任せ・・・。夫婦合計で申告するパターンをとっているから私は旦那を頼りっきり。 主人もいちいち私にわかるように説明してたら疲れちゃうので、私は最後にサインするだけ。 簡単でありがたいけど、いつになっても税金について自分で良くわからない。 駄目だな・・・・。


ランチの時に主人が新聞を読んでいた。 日本の”牛丼” についての記事が目についた。 日本の牛丼屋業界のの価格競争についての記事だ。


キッチンでお皿を洗っていると『GYUDON•ONEGAI•SHIMASU!と主人が言いに来た。  どうやら牛丼の記事を呼んでいて、牛丼を食べたくなったようだ。


今日はJuky 4th アメリカの建国記念日。 
”ピクニック、バーベキュー、そして花火” これがアメリカでのJuly 4th の過ごし方だけど、タックスリターン(確定申告)色々大変そうなので、今夜は旦那のリクエストを叶えてあげよう! 牛丼だ〜〜!


写真は”霜降りの松坂牛” ではなくて”脂身のマラウイ牛” ゴロは同じなんだけどやわらかさが違うのよ。
お味のほうは、黒砂糖を焦がしてキャラメルを作るところから始まって赤ワイン、ニンニク、ショウガ、等々結構時間をかけて作った甲斐あって、美味しかったわ〜。


Friday, July 2, 2010

母を思う


私の母は今85歳。 相模原の家で猫の慎之助と共に元気に暮らしている。 母の事を思い出すのは、あ〜こういう時母はこうしてたっけ、とか母だったら先ずはこうしただろうな?という時だ。 私にはとてもできない・・・。 そう思うことが多い。
70歳で他界してしまった父はマイペースな人で自分の好きなことを最後までやりとうした人だが、そんな父を心配しながら一から十まで、かいがいしく世話をしていた母。 足の爪まで切ってあげていたっけ。そういう母に甘やかされて(?)暮らした父は自分の靴下がどの引き出しに入っているのかさえ知らなかったと思う。 母の揃えた下着、母の揃えたシャツ、アイロンをあてたズボン、そして磨き上げた靴を履いて(履かされて)毎朝見送られていた。 
頭が下がる母の行為は、父がどんなに遅く帰宅しても、翌朝しわのついたズボンを履かせて送り出すことは絶対にしなかったことだ。 これは母のプライドだったとも言える。 すじの通ったズボンとピカピカ光った靴。私が子供のころ、母の着せ替え人形のようだったように、父も母の好みのスタイルに磨きあげられていたようだ。 


そういう両親を見て育った私だが、残念ながら私の主人はスーツを着ない。 ワイシャツも面接の時くらいしか着ない。 スーツが似合うのに持っていない。 (結婚前にスーツ姿を見たのが最後、それ以来太ってしまって着られない。 なんであの頃は好んでスーツを着てたのか?不思議だ。トライアスロンで鍛えた身体でおしゃれしたかったのかな?)


今日はアメリカ大使公邸でJuly 4thのお祝いパーティーがある。 Mr. & Mrs. の名で招待状が来ている。 服装は'Business Attire" と書いてあるので、皆さん、スーツで来られるだろうと予想される。 主人もそれは百も承知だがスーツを持っていないからジーンズではないコットンのパンツにYシャツ姿で出勤した。 オフィスにジャケットとネクタイはおいてあるそうだ。 ジャケットもコットンのものだけど仕方ない。 それしかないんだから。


あ〜〜〜〜〜、靴を磨いてあげるのを忘れた〜!


主人はトレッキングブーツとサンダル、サイクリング用のスニーカー、そしてくたびれた革靴、こえらをそれぞれ1足ずつしか持っていない。 持って来てないのでなくて、持っていないのだ。
その唯一の革靴もかなりくたびれていて磨いても今イチ・・・・? 私が再三新しいのを買うように言っても、頑固だからきかない。 その靴を少しでも磨き上げるのは私以外にいないのに、それを忘れて送り出してしまったのだ。 あ〜〜、このまま大使公邸にいかなくてはいけない。 夜の6時。靴磨きセットを持参してパーティーの前に磨き上げることも考えられるが、絶対に拒否されるだろう。 何故だか靴を磨いてあげようとすると嫌がるんだ。だだっ子みたいに。


ダブルのスーツに上品な革靴、私の選んだネクタイ! これをジムに着せるのは私の夢でもあるが、たぶん実現は難しいだろう。 


2008年、今の仕事を得るための面接の時、大騒ぎだったっけ。 スーツを一着買えばすむ話なのに・・・・・。 頑固おやじめ! 吊るしのジャケットとマクドナルドのキャラクターが履いている靴みたいなのを買って面接に行った。 アフリカで仕事をするのにおしゃれな靴を履いた奴なんてお呼びじゃないさ! それが主人の言い分だった。 それにしてもね〜もうちょっとさ・・・。 


父の服の為のアイロン掛け、母は大変だったと思うけど、父が母の思う通りに服を着てくれたのはちょっとうらやましい気がする。


普段は革靴でないもので仕事に出かけるのであれっ?今日は革靴なの? 汚れてる!と思ったときはいつも手遅れなのだ。母のようにはできない。きっと誇りだらけで白くなった革靴でパーティーに行く事になるだろう。 
仕方ない、サラリーマンの奥さんにはなれないだろうと子供の頃から感じていた自分。 サラリーマンでない人を選んだんだものね・・。