ここブカブのゲストハウス(アニマルハウス)で病気が蔓延している。 ちょっと大げさかな? でも1人、また1人と具合が悪くなる。 主な症状は下痢・・・。 先週末はジムが酷い下痢で何も食べれず苦しそうだった。 が週明けからなんとか回復し、火曜日からゴマへ出張。 ボートでの移動なので下痢は絶対にダメ!
月曜からはウェンディーというアメリカ人女性が体調を崩して火曜日に病院へ行った。 マラリアのテストを受ける為。 彼女は1ヶ月程前に赴任してしてきた。 お腹の具合が悪く、筋肉痛、頭痛などで食べられない状態。 マラリアテストの結果はネガティブ。 マラリアではなく何か他のパラサイト・・・と言われたそうだ。 何も薬は出ず、このまま体力が戻るのを待つのみと・・・。
水曜の夜、いつもは自分でお皿にとった分の食事は全部残さずに食べる自分が食べきれずに残してしまった。 ”へんだな〜?” と思った。ディナーの後、部屋に戻った私は急に気分が悪くなった。 嗚咽が・・・・・急にだ。
私の番でした。 下痢と嘔吐、ダンダン腰が痛くなって来て、寒けが・・・・・。
寒くて毛布に包まりながら寝ようとするのだけど、喉が渇いて渇いてしかたない。口の中がカラから・・・。水を飲む。 体中が痛くなってきて眠れない。 汗をかかないので、トイレに1時間おきに起きるしまつだ。 たぶん熱がでていたのだろう・・・・。
翌朝、下痢と嘔吐はおさまっていたが、頭痛とひどい筋肉痛で最悪。 食欲もなし。
ウェンディーは4日目だというのにまだ食欲がなく、お腹の調子も良くならない。
私はウェンディーと一緒に病院へ行く事にした。
結構大きな病院だ。 しばらく順番待ちをしなくてはいけないだろうと思っていたのだが、 小部屋に入ると、男性が1人デスクに向かって座っている。 3人入るともう目一杯なくらいの小さな部屋。 私は椅子に座り、この男性にむかって、”Is there any doctor available today?" と聞いた。
”I am a doctor!"
”??????” ごめんなさいね。
私は彼が受付だとばかり思っていたのだが、彼がドクターだった。 いきなりドクターに会えるとは!
問診から始まり、ラボテストへ。 血液検査だ。 血液をとられた。 注射器が新品であるかどうか目を見開いて確認。 大丈夫。新品をパッケージから目の前で開封して使用したから。その他、小さなタッパーに楊枝が一本入ったものを手渡された。 なにこれ? 英語を話さないラボの担当者だったので、困った・・・。 この容器に”ユリーン”を入れるの? と聞いても ノンという返事。
楊枝が入ってるのが何でなのか?
あ〜〜〜、尿じゃないほうね!
”わかった!でも私、今、無理!”
彼はオッケー、ノープロブレマ と行って血液検査の結果を20分待つように言ってくれた。
結果、マラリアではなかった。 白血球の数値がちょっと基準値より低いが、その他3つのテストも全てネガティブ。 特に心配ないと・・・・。鎮痛剤が炎症を抑える効果があるから鎮痛剤を飲み続けるようにと・・・・・。
さてウェンディーだが、私と症状が似ているのだが、4日目にしてまだお腹の調子がもどらないのは、困ったもので、ドクターは下痢を治すための薬を出してくれた。 それとお腹の中の寄生虫を一掃できる薬。 ドクター自身も3ヶ月に一度その薬を飲んでいると・・・・・。
こういう薬はマラウイ湖で泳いでしまった後に1度だけ飲んだ経験がある。
私は2日後からキンシャサに移動するので、このまま症状が良くならない場合を想定してウェンディーが処方されたものと同じものを出して欲しいと言った。 万が一の為に。
その晩、ジムがヨレヨレになってゴマから戻って来た。 ボートが悪天候で揺れて最悪だったと・・・・・。 ベッドに横たわっていた私を見て驚いた様子。 本当は不機嫌で戻ってきたジムだったのだが、私が病気だと知り疲れた身体にむち打って、私の話を聞いてくれた。 ”何で電話で言わなかったの????” ”これ以上バッドニュースを聞かせたくなかったから・・・・。”
ジムはやっと迎えたスタッフが辞めると言い出して、そのことで陰鬱な面持ちなのだ。 予想外の展開に困リ果てている。
明日はジムと2人、UNの飛行機で久しぶりにキンシャサに戻る。
私達の将来は今微妙なところにある。
お花の写真でお口直しを・・・・・。自然界の色は言葉で表現できないくらい美しい。
これらは全部、小さな、小さな花達です。
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