Monday, September 19, 2011

RWANDA TRIP  <マウンテンゴリラ体験>

8泊9日のルワンダ旅行から無事に戻って来た。 出発2日前に高熱を出したジム。 初日ブカブからすぐそこにある国境を越え、飛行機で30分、ルワンダの首都キガリに到着。 コンゴと違い、なんときれいな国際空港だろう。そこからツアー会社の車で3時間ドライブし、Volcanos National Park に到着。 翌日が今回の旅行のメインイベント、ゴリラトレッキング。 ジムの体力はギリギリこの日までに回復してくれた。 これが1日前だったら2時間半のジャングルトレッキングは無理だったかも・・・・・。

ルワンダのマウンテンゴリラツアー、7月から9月のドライシーズンがハイシーズンだそうで、9月は雨期が始まったところ・・・・. たくさんの人達がゴリラを見にこの国立公園に来ていた。 が、ゴリラトレッキングをできる人数は1日80人までと制限されているそうだ。 早朝集合場所には各々トレッキングの装備をした人達が集合。  各自の体力により、イージーコース、ミディアムコース、ロングコース、と3種類コースがあって、ジムと私は真ん中のコースを選択。 80人の参加者はそれぞれ8名ずつのグループに分けられ、ナショナルパークで働くレンジャーがゴリラ探しのガイドとして私達を案内してくれた。
が、ガイドとは別にすでにジャングルの中に入り、その日私達が目指すゴリラグループを探してくれている人達がいた。

その日私達のグループが目指したのは”グウェンゲ” と呼ばれるゴリラファミリー。 ボスのシルバーバックを先頭に11頭のゴリラがグループで行動している。 5頭のメスゴリラ、赤ちゃんゴリラ、子供達・・・・、おばあちゃんゴリラ等。 このシルバーバックの父親はルワンダ紙幣に描かれたゴリラのモデルになった有名ゴリラだそうだ。”サインして〜!” なんちって。 

2時間半このファミリーを探し求めジャングルを歩く。 ガイドのレンジャーは常に無線でゴリラ探し部隊と連絡をとっている。 2時間を過ぎたころ、やっとファミリーのいる位置が確認できたという連絡が入った。 ゴリラを見る時、彼らの位置するところから100メートル離れたところで個人の持ち物を全部置いて行くように言われた。 食べ物の臭いなどをゴリラの周辺に持ち込まないため。 既に膝下が泥でぐじゃぐじゃになっていた私はカメラだけを握り、いざゴリラにご対面! 荷物を置いた場所からでも、黒いふわふわした物体が緑の中で動いているのがわかる。 ゴリラだよ!

初めて遭遇した時は興奮のあまりカメラのピントがあわせられなかった。 ゴリラが動いているせいもあるのだけど、心臓がバクバクしちゃって・・・・。目の前のゴリラに釘付け状態。 あまりにも綺麗な動物で、あまりにもフカフカしてて、も〜一目惚れ〜〜。 できることなら近づいてハグハグしたいくらいだ。

足下のぬかるみも何のその、本当はゴリラから7メートル距離を保たなくてはいけないのだけど、私の7メートルったら2メートルくらい????? ゴリラと時々目があう。 が、私の興奮とは反対にゴリラは人間の存在など全く気にならない様子で草を食べ続ける。 ふわふわした毛の子供ゴリラはまさにぬいぐるみのようだ。 時々顔をあげた時の愛くるしい目。 息を殺してシャッターチャンスを待つ・・・・・。

シルバーバックの迫力は凄い。辺り一帯でオーラのようなものを感じる。 彼の周りでメスゴリラ、子供ゴリラ達は安心しきった様子でモクモクと草を食べている。 シルバーバックが移動すると、皆もそれに従って移動。 私達も移動・・・・。レンジャーが草をバッサバッサと切り倒して歩きやすくしてくれる。 この緑のジャングルの中に840頭のマウンテンゴリラが生活しているそうだ。 森の主のようなゴリラ。 ジャングルの緑がゴリラを包み込む。 ゴリラ達の周りの空気は特別で、なんだか不思議の国に迷い込んだアリスになったような気分だ。 ゴリラ達の周りに妖精でも飛んでいるのでは? そういう錯覚に陥る。 

この瞬間が少しでも長く続けばいい・・・・そう思った私だが、ゴリラに遭遇してからは1時間がルール。 ゴリラと同じ空気を吸った私のハッピーアワーはあっという間に過ぎていってしまった。 

人間、我を忘れ、心の底からその一瞬を楽しむことができる瞬間って、一生のうちどれだけあるだろう? これほど全身全霊がハッピーになれるのは、これまでの人生でアフリカでの動物体験、それ以外に思いつかない。


何百枚も撮ったゴリラの写真だが、ちゃんと撮れたのはほんの数枚。 ジムが撮ってくれた写真にシルバーバックと私が一緒に写っているのがあるはずだ。 それは後日紹介します。

旅行中の写真は別のページにまとめました。 こちらです;http://www.flickr.com/photos/28462218@N06/sets/









No comments:

Post a Comment