Wednesday, December 28, 2011

<バケーション その10> ダーバンのアパート

写真はアパートから徒歩10分で行けるビーチ。 遊泳は禁止、カイトサーフィンをしている人達が数人・・・・。
クルーガーパークを出発したあとは、一気にダーバンまでドライブした。 8時に出発。が、思ったよりダーバンはず〜〜っと遠かった。 最後は雨が土砂降りになって、そんな中、高速道路を100キロ出して夢中で運転するジム。 隣りに座っていて、怖くて目を開けていられない瞬間もあった。 

11時間運転し続けて、とうとうダーバンの町に到着したのだが、、問題はどうやって契約したアパートの鍵を受け取るかだ。 不動産やの事務所は既にクローズしているだろうから・・・。 

途中の町のロッジで携帯を置いてきてしまった私達は携帯がない。 ガソリンスタンドの公衆電話からやっと不動産やの女性に連絡がついて、待ち合わせ場所を指定した。 この時、すでに9時をまわっていた・・・・。

待ち合わせ場所はアフリカでは有名なSteers というハンバーガーのお店の前。 簡単な行き方とショッピングモールの中のSteersという情報だけを頼りに迷いながら行き着いたSteersだったが、待てど暮らせと誰も現れない。 

結局、Steers 違いだった。こういう時、携帯がないのは最悪。 巨大ショッピングモールには公衆電話がなかったし・・・。



私達はモールで個人の携帯電話を使わせてもらいながら、やっと不動産やのスタッフと遭う事ができた。 夜の11時をまわっていた・・・。

案内されたアパートで迎えてくれたのは大きなゴキブリ達だった。 不動産屋さんの女性は 『あ〜、コックローチね! 直ぐに慣れるわよ・・・!』 と。 『えっ?』

日本で育って大きなゴキブリは見慣れているはずだが、ここのはもうちっと大きいように見える。

それがキッチンに縦横無尽に走り回っているではないの! キンシャサのタウンハウスに入居した時もゴキブリで悩まされたが、あの時は茶羽ゴキブリ、小型だった。小型でも相当嫌だったのだから、この巨大ゴキブリにはゾ〜〜〜ッとしてしまう。


この3ベッドルームの家具付きアパート、一月800ドル程だ。 海が見えるロケーションとしてはリーズナブルだが、寝室のセンターカーペットは悪臭を放っているし、リビングのソファは布ばりでこれ又、臭い!(古くて汚れている)電子レンジもトースターも湯沸かし器も壊れてる。

私はこのソファーは1度試しに座ったきり、座らないことにした。だって臭うんだもん。


数日後、ジムは30カ所程脇腹から背中にかけて、虫に刺されることに・・・・・・。

どこで刺されたのか、2〜3日解らずにいたのだが、これはソファーに虫がいるに違いないと私が言い張った。 ジムだけが攻撃されて、ソファーに座らなかった私だけは刺されていないからだ。 


ここで、農薬の専門家(ジム)はプロ意識がムンクと立ち上がり、ソファーを検証。 見つかったのはダニではなく、ノミでした。 

ノミが家の中にいるんじゃ大変だ!

私達は直ぐに3つのソファーを外にだした。ジムが言うには、家具についた虫を完全に駆除するには燻し出す以外に方法はないと・・・・。 私達はこのソファーはもう、破棄してもらうより仕方ないだろうという結論に達した。 


普段、蚊に刺されるのはいつも私。 ジムは刺されない。 私は醤油フレーバーで美味しいからだとジムは言う。 が、今回、ジムが犠牲になって、私は全く無事だったのは敏感過ぎる鼻のお陰だ。 鼻が効きすぎるのって、たいてい嫌な思いをする事のほうが多いのだけれど、今回は、臭いが気になって座らなかったのが功をそうしたわけだ。

ゴキブリ退治の為にクリスマスイヴに特性クッキーを焼いた。 さすが、ゴキブリ王国、薬局で500グラム4ドルほどで買えました。 それ全部を使ってホウ酸団子をつくり、天日で乾かすのを待っていられなかったので、低温のオーブンで焼いちゃいました。 いい感じに半生状態に焼き上がったクッキーをキッチンに置くと・・・・。 直ぐにゴキが登場して、クッキーの上に乗っかって食べてる食べてる。 夜になって、電気を消したキッチンを覗いてみると、でっかいのが9匹も揃って、クリスマスパーティーをやってましたよ。 


ホウ酸団子、あっぱれ!

今日で5日目だが、朝になってキッチンでひっくり返った大きなゴキブリの死骸を始末するので忙しい、忙しい。

あと一週間もしたら出て来なくなることを期待したい。

しかし、クリスマスイブにゴキブリの為にクッキーを焼くなんて・・・・。 ジムは『僕にはクッキーないの?』 と、がっかりしてる。

 ゴキブリには宣戦布告したし、勝てる自信があるのだけど、蚤は??????  このアパートで一ヶ月、もしくはそれ以上出発を待たなくては行けないのはちょっと厳しいかもしれない・・・・。





クリスマスクッキーを食べてるゴキ。
人間も象もキリンもゴキブリも皆動物なんだけどね・・・・。


Tuesday, December 27, 2011

<バケーション その9> クルーガーパークサファリ

トラブル続きのバケーションはケニア/マサイマラ、タンザニア/ザンジバルを経て、サウスアフリカ/クルーガーパークへ突入。

クルーガーパークは雨期まっただ中だとばかり思っていたが、7泊の間一度も雨に降られなかった。 ブッシュは見渡す限り眩しい程の緑。 乾期の間はこれが茶色に変わる。 乾期のほうが草が枯れて見通しが良くなり動物を探しやすくなるのだが、緑が勢いよく生い茂ったサバンナの景色は空の青さとのコントラストが素晴らしく、この季節にサファリを経験できて良かったなと思う。 緑色をどう表現したものか? 緑は緑でもクールな緑じゃなくて、ビビットな緑だ。 
サウスアフリカは”エレファントカントリー”と呼ばれる程、象が多いので有名なだけあって、毎日だまになった象を見ることができた。 象大好きの私にとってはたまらない! いくら見ていても飽きない。 

私達は日産のレンタカーで、パークの中をガイドなしで走り回った。メインロードは舗装されていて、セダンでも全く問題なく走れるのだ。 横道はオフロードだが、これもコンゴに比べたら絹ごし豆腐と呼びたい程滑らかな道路だ。 動物を探しながら運転していくと、その車道に突然象が出てくる。 

夕暮れ時、右折をしたとたんに突然象の行進が迫ってくるじゃないですか! ドライバーの私はゆっくり、ゆ〜〜〜っくり直進した。 象達は正面からノッシノッシとこちらに向けて歩いてくる。 どこまで近づいていいのやら? 5メートル、4メートル、3メートル・・・・。 ここまで息を飲みながら直進したが、象も停まらずに進んでくる。 もうだめだ、これ以上近づけない。 私はギアーをバックに切り替えて象の進んでくる早さと一緒に後退。 

後で知ったことなのだが、ビデオを撮っていた観光客が象に接近しすぎて象に車を壊されてしまったと・・・・・。 十分な距離をおいて観察しなくてはいけないと・・・。

私もジムも象が私達の車の直ぐ横を列を作ったまま通り過ぎていくのではないか? それを体験したいがために危険な程近づき過ぎてしまった。
クルーガーパークでのハイライト写真は下のリンクから見てください。 


このとき以外にも象が20頭程だまになってたむろしている場面に遭遇。 これも凄かった。 リーダーが道を横断し始めると、それに続いて一頭ずつ私達の車の前を横切っていく。 エンジンを止めて、息を殺し、シャッターをきる。 

大きな大人の象は背丈が3メートルを超える程大きい。 これ程近くまで野生の象に接近したのは初めてだ。 大感激! 
象、最高!

2日目にライオンがシマウマを殺して食べている所を発見した。 その周りには何十匹もの禿鷹がたむろしている。 ライオンが食べるのをやめて、昼寝でもしようものなら、直ぐに禿鷹が木から降りてくる。 ライオンはすぐに禿鷹を追い払う。 この繰り返し。  

ハイエナも出てきたよ。 ハイエナは食べ残しの肉ばかりを食べるものだと思っていたが、ハイエナもハンターなのだそうだ。 
ハイエナのショット、ギャラリーに1枚だけあります。





Sunday, December 25, 2011

<バケーション その8> クルーガーパークへ

今日は12月25日
メリークリスマス! 

話が前後するのだが、10日前にザンジバルを出発した私達は南アのクルーガーパークに向け、ナイロビで一泊した。 

タクシードライバーはジムが予約を入れたホテルの場所をを知らなかった。 新しいホテルらしいが、ウェブサイトの宣伝は誇大広告も甚だしく、うたい文句とは全く違うじゃないの。 電話でホテルの従業員に何度も問い合わせしたのだが、その女性が道案内に慣れていなくて、ドライバーは悪戦苦闘。

やっとの思いで夜の11時を過ぎてホテルに到着。 もう夕飯も食べる気力もなし・・・・。 迎えてくれたのは何十匹もの蚊。 殺虫剤を撒いて、蚊帳つきベッドに潜り込む。 翌朝は4時半出発だから・・・・。

翌朝、同じタクシーで空港まで行ってもらう。 クリスマスシーズンなので空港はどこもごった返しているのだが、早朝5時、まだそれほど混んでいない。 さ〜、セキュリティーチュック・・・・と思った時。
ここでジムの顔が真っ青に・・・・・・!

パスポートがない。 

やってくれるね、ダーリンよ!

なんと、昨晩、疲労困憊でチェックインしたホテル、受付の女性がジムのパスポートのコピーをとった。 そのあと、戻してくれていなかったのだ。 

どれ程パニパニ、アワアワしたか、ご想像あれ。

開き直った私は、”いや〜、飛行機の一本や2本、乗り遅れたところで、命にゃ〜別状ないって・・・・!”  と自分に言い聞かせようとしても、思いっきり『やば〜〜〜〜!』 と顔がヒキツル。

携帯でホテルに連絡をとろうと試みるが、携帯のシムカードがタンザニアのものなので、ケニアでは通じないのか?クレジットがなくなったのか? 繋がらない。 
ジムは私と荷物を置いてセキュリティーチェックを越え、電話を探すため空港内へと姿を消した。

昨今、公衆電話は見つからない。 空港内で働いているスタッフに事態を説明し、彼の携帯を借してもらう。 ホテルに電話をし、パスポートを直ぐに空港まで届けてくれるようにと・・・・。

不幸中の幸いだったのは、前日にザンジバルの空港で翌日のボーディングパスまで発券してもらっていた事。 ボーディングパスは手元にある。 あとは30キロの大きなスーツケース2つを預けるだけなんだけどね・・・・。

パスポートを戻してくれなかったそのホテル、とにかくお客は私達だけだった。 ホテルに車なんてあるのか?従業員は受付とアシスタントの女性2人しか見かけなかったが・・・・・。

じりじりと時間が過ぎていき、搭乗の時間が迫る。 

ジムはもう一度外に出て、パスポートが運ばれてくるのを待つ・・・・・。

神様、ありがとう! 
搭乗時間になった頃に、やっとパスポートが届いた。  今日はラッキーな日と言って良いのか?


だが、その後イミグレーションが長蛇の列・・・・・。 2007年のパリでの悪夢が頭をよぎる。
<出国手続きの列が混んでいてゲートに駆けつけたジムを残してエアフランスは飛び去ってしまったのだ・・・・>

長蛇の列の出国手続き、ジムは一番右の Depromat/Business Classの列の先頭まで人を押しのけ押しのけ進み出た。 ブースの中の審査員が、『あなた! 外交官? もしくはビジネスクラスですか?』 と声をあげる。

ヨレヨレのTシャツにサファリハット姿のジムと、汚れたカーゴパンツに泥だらけのハイキングブーツ姿の私。 どう見ても、外交官でもないし、ビジネスクラスでもないわね・・・・。

『すでに搭乗の時間なんです、今すぐゲートに行かないと』 ジムは切迫した顔で審査官にそう告げた。 このときのジムのこの判断が良かったのだ。 この列の先頭にでなかったら、たぶん乗り遅れていただろう。

文句一つ言わずに私達に順番を譲ってくれた品の良い紳士は間違いなくどこかの国の外交官だろう。 すんませんね・・・・。 引きつりながらも笑顔を作る私。 ニコ!

間に合った!

こういうハプニングを旅のエッセンスとして楽しめる程、私、人間ができてないもの。 盗難のショックからやっと立ち直ったのだから、しばらくはハプニングはご免被りたいものだ。

が!がががががが!


ヨハネスバーグに到着した私達はラゲージクレームで私達の預けた2つのスーツケースが出て来ないのを知ったのだ。ガ〜〜〜〜ン! アンラッキーは私達だけではなく、30人程の乗客の荷物が届かなかった。 

荷物のクレーム手続きをとる。 が、ナイロビからヨハネスバーグに飛ぶ飛行機は1日に3本あるそうで、数時間待てば次の便で荷物が届く可能性があると言う・・・・。

可能性?

この日、私達は空港でレンタカーを借り、5時間ほどドライブしてクルーガーパークを目指す予定だった。 すでにロッジの支払いも済んでいる。

こういう場合、アメリカなら、届かなかった荷物はどんなに遠い場所でも同じ日か翌日に希望した所まで配達をしてくれるのだが、そんなサービスは期待できない。 私達は次の便を待つことにした。

10時に到着した私達は午後の2時すぎまで空港内で待った。



幸い荷物は次ぎの便で無事に届いた。 
が、結局その夜、荷物と引き換えに途中の町で一泊するはめになってしまった。 国立公園のゲートが6時半に閉まってしまうからだ。 


もう、ドキドキし過ぎ! この旅行。

翌朝、私達はクルーガーパークに向け出発した。 目覚まし時計代わりに使っていた私の携帯・・・。 枕元に置いておいて忘れてきてしまった。 今度は私のポカ・・・・。

この後、携帯がないばかりにダーバンにて契約したアパートの場所がわからず大変な思いをする事になるのだ・・・・・・。




ここから私達はクルーガーパークでセルフドライブサファリが始めることになる。 






Wednesday, December 14, 2011

<バケーション その7> ザンジバルを出発

皆さんにご心配をかけたザンジバルでの2週間でしたが、12月15日、今日この島を出発します。 
盗難にあったのは3日目。 1人で日本に帰ってしまいたくなるような厳しい状況でした。 何千トルというお金がなくなったのはもちろんピンチだけど、2人で楽しく過ごせたはずの時間を台無しにされたことの方が重大で・・・・・。 

緊縮財政の中でも楽しまなくっちゃ! 女性はこういう時、結構切り替えが早いのか? 旦那よりは立ち直りが早かった私だ。ウジウジしててもこの先過ぎて行く時間は同じだもの。

センシティブな旦那がやっと気持ちを取り戻してくれて、スイミング、シュノーケリング、イルカツアー、アイランドツアーと最後の4日間で挽回できで本当に良かった。 終わりよければ全てよし。 

良い時も悪い時もある、生きてるんだもの。 一緒に乗り越えていかなくっちゃ・・・・。 そう思ったザンジバルでの2週間だった。

今日は夕方の飛行機でナイロビに戻る。そこで一泊して明日はいよいよサウスアフリカのヨハネスバーグへ。 そこでレンタカーを借り、目指すはクルーガーパーク。

たぶん一筋縄ではいかないでしょう。 小さなトラブルが発生して当たり前だ。 でも盗難だけは気をつけよう。



写真は引き潮の時の海岸。 漁から戻った船にたらいを持って小魚を買いに行く女性達。 戻ってきたところ・・・・。 満ち潮の時は写真の女性が歩いている辺りは水の中。 夕べも太陽が沈んだ後、急いで海に飛び込んだ。 完全に暗くなるまでの時間、誰もいない海岸線を2人で泳ぐ。 結構怖いんだけどね・・・・。 良い思いでだ。








Tuesday, December 13, 2011

<バケーション その6> アイランドツアー

イルカと雲丹で上昇気流に乗った私だが、まだザンジバルでの思い出作りは終わらなかったのです。 
インターネットをやるために来ていたロッジで、あるカップルとすれ違った私。そのときにコンゴのブカブで買った”ココロッジ” というゴリラツアーを売りにするロッジのTシャツを着ていた私。 そのTシャツを見て、『ハ〜〜〜? 僕は2週間前にココロッジに居たよ!』 と声をかけてくれた男性が・・・・。 その隣りには日本人かな? と思う女性が・・・・・。

この男性、コンゴでNGOのカントリーディレクターをしていると・・・・。 

カントリディレクターにアジア女性のカップル?
同じだわ!

そのアジア女性はタイランドから来ていることがわかった。彼女が私達を翌日のアイランドツアーに誘ってくれたのだ。 4人だと割安になるからと・・・・。

アイランドツアーは自分たちの滞在しているロッジでも誘われたが1人70ドルと言われていた。 ドルフィンツアーで大満足しちゃった私は、これ以上ツアーは考えていなかったのだが・・・。

私達はこのカントリーディレクターとタイ人女性のカップルと一緒にツアーに参加することに決めた。

これが、期待以上に素晴らしかった! 島までボートで行くと聞いたので、肉眼でも見える地図にもある小島に行くのかとばかり思った私達だが、行き先は地図にも乗ってない、小さな、小さな白い砂でできた島だったのだ。 そこで、シーフードのBBQ。 シュノーケリングを1日中楽しんだ。

もう、言う事なし! 最高に美味しかったシーフードBBQは、とれたてのロブスター(1人一匹)たこ、イカ、エビ、バラクーダ。 
ビーチでは、どこかの雑誌社なのか、プロのビキニモデルが数人、スタッフが機材を一杯持ち込みながら撮影をしてました。 それを横目に2人のカントリーディレクターは、自分たちの連れをモデルに写真をとりまくる。
『ビキニになって、ポーズ!』 『マジで?』 
ピチピチのビキニのモデルのお隣で、ワイフを水着姿にしてポーズをとらせ一生懸命シャッターを押す旦那がなんだか凄く健気で・・・・。
私は若くない水着姿をバーンと披露しちゃいましたげど、タイの女性は日焼けを気にして、ウェットスーツを最初から最後まで脱ぎませんでした。 ウェットスーツでポーズ!


今日は言う事なしの最高の1日だった。生涯忘れない思い出ができた。 

一週間以上我慢した甲斐があったってものよ・・・・。 バンザ〜〜イザンジバル! 
グスン・・・・。


目指すはあの白い島!
まったく何もない砂だけの島なので、簡易日陰を作る。
こんな感じです。 右側ではBBQの用意。
プロの水着モデルさんの撮影風景。
1人一匹ずつのロブスター。 色が綺麗。
焼き上がったロブスター。
BBQはアメリカ人男性の専売特許。 様子を伺うジム。 船のキャプテンが全部やってくれました。

鳥と蟹しかいない真っ白な砂浜。 天国だ〜!

Monday, December 12, 2011

<バケーションその5> やまない雨はない

やまない雨はない・・・・。 旦那の意固地が直るのも時間の問題なのだが、ザンジバルを出発するのは12月15日。 まだまだ辛抱の日が続くのか????

昨日、キーバンガローをチェックアウトした。 泳がない、食べない、話さないを決めている旦那とエアコンのない部屋で5泊した。 ホットシャワーもない。 が、劣悪条件の宿ならこれまでに色々経験しているので、これくらいでは驚かない。 トイレットシートがなかったり、ゴキブリが背中を走ったり・・・・・. が、宿もしょぼい、ご飯もろくすっぽ食べずってのは結構キツかったわ・・・・。

次の目的地はドルフィンが売りのザンジバルの南のロッジだ。 宿の名前もKizi Dolphine Lodge 。 名前からしてちょっと期待できそう?

が、到着した宿は民家を改造した海辺の民宿のようなところだった。 せま??? これで一泊50ドル? 狭くて荷物の置き場に困ってしまう・・・・。 でもホットシャワーが使える!

ランチを食べた後、私はすかさず残りを包んでもらい、ディナー用に持って帰る。 
ランチをしっかり食べたから、今日はこれでおしまいだろうと予想されたから。


が、日暮れと共に意外や意外、ジムが泳ぎに行こうか? と声をかけてくれた。 『えっ!』 一瞬耳を疑った。が、本人も意固地を続けるのに疲れたのかな?

これを境に旦那についていた憑き物がコロリット落ちた!

日が暮れて人けのなくなったビーチで2人だけで泳いだ。 もう、暗くなるから戻ろう・・・というまで泳ぎ続けるもとトライアスロンマン。 それに遅れないように後ろからついていく私。 

やっと私の理想としているイメージに一致した。 


ここまででも私としては小躍りしたい程嬉しかったのだが、ディナーにピザを食べに行こうと言い出した。
このレストラン、メニューの最初のページに寿司があるではないの。 何もこんなアフリカの離れ小島で寿司を食べなくても良いんじゃないの? って私としては思ってしまうが、旦那は寿司に興味を示す。  でも12時間まえにオーダーしてくださいという但し書き・・・。

ウェーターが言うにはツナフィッシュが寿司には一番なんだけど、何時も手にはいるとは限らないんだ・・・云々。 ”ヘー、ツナが寿司に一番なんだ〜!” と私も彼の説明をしっかり聞く。
『それでは明日のディナーに寿司を食べたいから、キッチンに伝えてね!』 とジム。

元に戻ったジムの機嫌、なんだか良くなり過ぎなんじゃない? 

ディナーの席で、『明日は6時起きだけど、君、起きれるかい?』  『は〜?』

私に内緒でドルフィンツアーを申し込み、もう支払いまで済ませてあったのだ。
なんとジムらしい行動だ。(相談しないの) 私が意固地になっている旦那に・・・・南に移動したらドルフィンシュノーケリングをしたいから、今は全て我慢する・・・・。 そう言い続けていたから。 

が、現地に来て、ドルフィンツアーはこの町の観光の目玉で1人50ドルもすると言われ、私は半分飽きらめていたのだ。 今の私達の財政状況ではちと高すぎだから・・・.

が、結果往来! 早朝日の出と共に私達はヤマハのエンジンを積んだボートで2人だけのプライベートドルフィンツアーに出発した。 4〜50分ボートを飛ばし、ボートが停まったところに、なんとイルカが一杯いるじゃないの〜! ボートのキャプテンが『さ〜、今、飛び込んで〜!』 と私達をせかす。 ジムはザンブリコと背中から海中に・・・・。 私は足ひれにもたついてなかなか思うように飛び込めない。 やっと飛び込んだと思いきや、シュノーケリングのマスクに水が入ってきて、パニパニ・・・・。 ドルフィンはそんな私をあざ笑うかのように、海面から海の底に一気に移動して、底の砂で背中をこすっている。 深い場所じゃない。 10メートル程かな? 海の底までしっかり見える。

やっとこのツアーの流れが解ってきた。 キャプテンがイルカの群れを発見すると、キャプテンの一声で私達が水中に飛び込む。 キャプテンの『Look Down』の声で、海中のイルカを探す。イルカは直ぐにその場所を移動してしまうので、私達はまた足ひれをとって、ボートによじ上り、ボートで群れを追う。 追いついて、また飛び込む。 これの繰り返しだった。

昨日まで神経性胃炎になりかけていた私は、この一連の動作にちょっと船酔いぎみ・・・・。 

が、今まで見た事ないようなイルカの野生の動きがあまりに綺麗だったので、呆然と見とれてしまった。 イルカ、イルカ、イルカ。 なんと美しい動物なんだ。

ツアーが終わった後、私達は海岸で魚を買ってランチ用に宿でBBQしてもらう予定だった。 引き潮になった海岸線は砂がまぶしい程白い。 そこをピシャピシャと音をたてながら歩いて、戻ってきたばかりの漁師の船を見に行った。が、あいにく、今日は大きな魚があがらなかったようだ。

引き潮の海岸にはそこら中に雲丹がある。間違って踏んづけてしまいそうな程。 バケツを持って行って、片っ端から拾いたいと思うってしまう、私。 地元の人達はこれを食べないのだそうだ。 私は1つだけ雲丹を広い、宿に持って帰った。 キッチンでナイフとフォークを借り、雲丹を割ってみる。 こんなことするのは生まれて初めて。 でもちゃんとオレンジ色の雲丹が出てきたよ。 うま!

宿の従業員達も珍しそうに私を見ている。 ジムは雲丹にアレルギーがあるらしく、一度死にそうになった経験があるから食べられない。

イルカと一緒に泳ぎ、取れ立ての雲丹を食べて、もう大満足。

何時、ザンジバルを出発しても思い残すこた〜ないっす。

機嫌が良くなり過ぎの旦那よ! この先、私達のバケーションは一ヶ月あるんだよ。
上機嫌は小出しにしてくれてもいいからね!





Saturday, December 10, 2011

<バケーション その4> イメージトレーニング

ここ数日、自分たちのいる宿ではなくて、100メートルほどビーチを歩いた所になる、素敵なホテルに来て、インターネットをしている。ジムも3日前まではここでメールをチェックし、ランチをオーダーしたのだが、昨日から一切食べなくなってしまった。 朝、宿ででる朝食はアメリカ人にしては健康的すぎるような朝食で、直ぐにお腹が空いてしまうのだが、そのあと、夜まで何もたべないのだ。 私には考えられない。 君は勝手にすれば良いとボソッというので、私だけランチをオーダーする。 ジムはインターネットが終わるとさっさと宿に戻ってしまった。

が、宿に戻ると、ランチをとった形跡がない。 夜も出て行かないし・・・・。 結局、朝食しか食べてないの? ちょっと心配になる・・・・。 私はランチの残りのパスタをディナーに・・・。

翌朝、外のゴミ箱の中にチョコレートウェハスの包み紙を見つけた。 なるほど・・・・。 地元の魚料理も嫌になって、お菓子で過ごそうとしているわけか? 豪華なホテルでパスタをオーダーしてもたったの5ドルだっていうのに・・・・・。

どうしてここまで意固地になれるのか?


今回の事件で1つだけ私の中で進歩したことがある。 半歩と言った方がいいかな?
いつもジムが頑固、意固地になった時、私は忍の一字で乗り切ろうとする。 でも長いこと意固地が続くとこちらも限界があって、爆発してしまう。 

カウンセラーの先生のイメージトレーニングのCDを出発前にiPodに全てコピーしておいて本当に良かった思った。 事件が起こってから、パニックして眠れないので、幾つかあるトレーニングの中から”Idial Method" というトレーニングを聞きながら眠りについていた。 これは今抱えている自分自身の問題をどういう形で解決したいのか? それを最前の方法でテキパキ解決できるであろう人を1人選んでイメージし、その人が今度は自分に変身して、自分が問題解決に取り組んでいる姿を思い浮かべるトレーニングだ。

これを何度か聞いているうちに深層心理の中にいつの間にかそういう自分の姿がインプットされるはず・・・・・・。

会話が全く途絶えた日々が数日続き、私の神経ももう限界・・・・・・。 部屋のベッドに横たわり、天井を見つめていた・・・。 そこにジムが無言で戻ってくる・・・・。 呆然としているままの私は・・・・。

今までだったらここで、”いい加減にしてよ! あなただけのバケーションじゃないんだから!” そう叫んでいたと思う。

ところがです。

私の口から出た言葉がですね〜・・・・。

”クルーガーパークに行ったら(南アフリカ)そこでは楽しもうと努力するつもりなの? ” という質問だった。

これは私自身、びっくりした。 だって、”いい加減に・・・・”という捨て台詞がもう少しで口から飛び出るところだったのだから。 が、それに変わって、黙んまりを決めているジムに穏やかな質問が飛び出したんだもの。

ぅわ〜〜〜! これってイメージトレーニングの成果? 成果? 成果? 驚く自分。

それプラス、ジムの答えは 意外にも ”シュア” という一言だった。

ここにワインのボトルでもあるのなら、1人でお祝いをしたいような気分だ。 

結婚10年目にして、半歩前進。 コミュニケーションが2人とも下手だから・・・・。 でも半歩距離が縮まった。 

ジムには解らないだろうな・・・・。 でも私にとっては記念すべき日となった。

ジムが思っているのはザンジバルではお金を使わない。 たぶんこの島に嫌悪感を感じているのだろう。 1日4〜5食も食べたい人が1食にする程なのだからよっぽどこの島が嫌なのだろう。が、ザンジバル出たら、タンザニアを出国したら、このバケーションをもう一度楽しみたいと・・・・。 そういう返事だと私は受け取った。 そうであって欲しい。


そうそう、私がCDを聞きながらどういうイメージを頭に描いたかっていうと・・・・。 黙んまりを決め込んでいる旦那に母親のように質問しているイメージ。 ”そうなの、あなたはこうしたいのね?” って優しく問いかけているイメージ・・・.  それでもさ、心の中ではコンちきしょうって思ってるわけだから、そういうイメージが直ぐに行動になってでてくるとは思ってもいなかった・・・・・。 





しっかし、男ってどうしてここまで子供みたいに意固地になれるのだろう? 1日1食しかたべずに病気にでもなったらどうするんだろう?

Thursday, December 8, 2011

<バケーション その3> 節約の毎日

今日でバケーション16日目。 ストーンタウンのホテルで盗難にあってから8日目。
ケニアのマサイマラ、ストーンタウン最初の2泊まではいたって順調だった私達の旅ですが窃盗にあってから急転直下・・・・・。

盗難にあったストーンタウンのホテルをチェックアウトする時にちょっともめました。 当初2泊の予定が警察が絡んだお陰て移動できず、2泊延泊するはめになった私達・・・・・。 

せっかく良い天気が続いているのに、最悪の時間が過ぎて行く。 朝食はホテル代に含まれているので心配ないのだけど、ランチとディナーは外に食べにいかねばならない。旦那は目には見えない”Don't disturb!" の看板を首から下げ何も話さない。 フッと出て行ったかと思うと、夜の10時ころまでもどってこなかったり・・・・。

仕方ない。 こういう状態は初めてじゃない私。 ほっておくしかないのだ。 だてに何か提案したり、励ましたりすれば事態は悪化するのが解っているので、忍の一文字。

昼間なら1人で外出もオッケーそうなので、1人でカフェでランチを食べる。お土産屋さんをブラブラ・・・・。 夜はさすがに1人では歩けない・・・・。

こういう状態が4日続き、いよいよチェックアウト。 ホテルのマネージャーさんはいい人で(インド人)色々気を使ってくれたのだが、4泊のうち最初の2泊はオンザハウスだと意気揚々と言ってきた。自分がこのホテルは安全ですから! って断言した後にプロの窃盗団が部屋に押し入ったのだから彼も責任を感じているようだが、彼は雇われマネージャーだし4日分を全部ただにするだけの決定権はもっていないだろう。

ジムはマネージャーさんにオーナーに電話するように頼んだ。 事件がおきた時も電話でオーナーの奥さんと電話で話している。 

ジムはこの奥さんに、お宅のホテルにセキュリティーボックスがなかったが為に部屋から多額の現金が盗まれた。 事態を理解してますよね? 警察? 警察なんて何の助けにもなりません。 私達はお金を盗まれて困ってる・・・・。 ここで、ジムがいきなり怒鳴り始めた。

電話の向こうのオーナー婦人は警察に任せたの一点張りでジムはその婦人から何の誠意も感じられなかったのだろう・・・。 
ホテルのダイニングで朝食をとっている他のお客さんにも聞こえる大声で”このホテルの部屋で○○千ドルが盗まれたんだ!” と叫んだ。

インターネットで旅先のホテルを選ぶ昨今、たった1人のゲストがマイナスのリビューでも書こうものなら商売はあがったりになるのはわかっているではないか?

ジムは怒り心頭、マネージャーさんは用意していた2泊分の部屋代の領収書を掴むと、ここにサインを・・・・。 お金は払わないでいいですから、サインだけ、お願いします・・・と。

まるでドラマを観ているようだった。


権利を主張するのはアメリカ人の得意分野。 ジムを怒らせたらこわいよ〜。 こういう時は凄いですから。 


盗難の現場を離れた私達はザンジバルの東、インド洋に面した安宿に移動した。 (なんせこの島も2週間も滞在予定なのだ・・・)

盗難のあとさっさと安い宿にジムが変更したので期待はしてませんでしたけど、珊瑚礁と白い砂浜が続くビートが目の前にあるのだから宿はボロでも仕方ない。 ただ、宿の中にあるレストランが高すぎて・・・・・。 ジムは相変わらず1セントもこの島で使わない決心を固めているようで、夕飯もろくすっぽ食べようとしない。 外国人相手のレストランではなく地元の漁師が出入りする掘建て小屋でディナーを直談判してきたもよう。 その掘建て小屋は電気もきていなく、料理するのは3つの石を置いてのキャンプスタイル。 私達はここで夕飯を暗闇の中で食べた。 掘建て小屋のオーナーは外国人が自分の店に食べにきたので興奮状態。 飛んでもない値段を言ってきた。
その半分2人で3〜4ドル払いました。

この安宿に5泊もしなくちゃいけないんだから・・・・・。 1人でシュノーケーリングもちょっと? 私は海は大好きなんだけど、水の中を覗く時、なれるまでに結構時間がかかる。 怖いのよ。 だから1人で大きな魚にでも遭遇した時のことを考えるとちょっとタジタジ・・・・。 (以外に臆病なんだわ)。

次の宿に移動したらシュノーケリングをしようと思っている。 たぶんジムはやらないだろう。 この島に嫌悪を感じているから。

でもさ、起きてしまった事はしかたないでしょ? 早く前向きになって欲しいのよね。 私の身にもなって欲しい。


Saturday, December 3, 2011

<バケーション その2> やられた

 ザンジバルには2週間滞在予定の私達。インターネットでは最初の2泊しか予約を入れてなかった。 白い砂のビーチが続くザンジバル。 私達はこの2週間を3〜4泊ずつ移動しながらこの島全体を楽しむ予定だった。 3泊目以降は現地で決めながら移動しようと・・・・。  
バケーション9日目。

ストーンタウンは迷路のように道が入り組んでいて、お土産屋さんや小さなホテルが軒を連ねて並んでいる。 私達は3泊目の宿を歩きながら探していた。

同じストーンタウン内にザンジバルのパールという名のホテルを見つけた・・・・・。 マネージャーさんが部屋を見せてくれて、値段の交渉。 悪くない。 私達は3泊目、4泊目をこのホテルで過ごす事にした。
なんせ長丁場なので贅沢は言っていられない。 このホテル10部屋しかない小さいホテルだが、なかなかチャーミング。 ダブルで$70。

翌朝、私達はこのパールホテルにチェックインした。 タクシーで移動した。 異動後、朝の9時半からスパイスツアーに参加するためバックパックに必要なものを詰め込み出発。

ホテルを出発する前にジムも私もお腹にマネーベルトをしている事に気がついた。 現金の入ったベルトだ。 マネージャーさんが言うにはここは安全なのでセキュリティーボックスは置いていないと・・・。 仕方ない、これを持ってツアーに参加するわけにいかないので私達はマネーベルトを部屋に隠す事にした。 


4時すぎツアーが終了し部屋に戻る。 なななんと、ジムのスーツケースのロックがこじ開けられていた。 コンビネーション式のロックが壊され・・・・・。 

やられた!

サムソンのハードケース型スーツケースの中にあった現金が全部取られていた。
マネーベルトの中はもちろん、財布の中身、パスポート用パウチの中・・・・・。 全部抜かれていた。
私とジムはパニック状態。

マネージャーさんもびっくり。 こんなことは今まで一度もなかったという。 警察へ連絡・・・・。



翌朝、警察が私達の部屋に来てくれた。私達はホテルの従業員を先ず疑っていた。 
だって部屋の鍵を開けて入ってきているのだもの、鍵を扱える人が先ず怪しい。が、彼が言うのにはプロの窃盗団がこの辺りのホテルを荒らしていると。以前に客としてホテルに滞在し、部屋の鍵をコピーして、また戻ってくる。 そして同じホテルに滞在している客の外出中、または朝食中に部屋を漁るのだそうだ。

そう、私達がチェックインした時に3人組の男性が朝食をとっていた。 マネージャーさんが台帳をチェックすると、この人達ここ2週間のうちに4回、このホテルにチェックインし毎回1泊だけでチェックアウトしているのだそうだ。 彼等が怪しい。 彼等は私達の部屋にも滞在しているからそのときに鍵のコピーをつくったか、合鍵のサンプルを何十個も持っていたのだろう。 

2週間の間4回宿泊し、チャンスを伺っていたに違いない。 そこに私達が大荷物を抱えてチェックインしてきた。 セキュリティーボックスはありますか? というジムとマネージャーの会話をこの3人組はダイニングで聞いていた。


現金だけで済んで良かった! と旦那を慰めるには金額が大きすぎだ。 この先まだ1ヶ月以上旅が続くというのに・・・・・。

スタートから順調に来ていた私達のバケーション、最大のピンチ。 
明日からはザンジバルの北に宿を予約していたが、それもキャンセルした。 警察がジムのクレジットカードの指紋をチェックするため持って行ってしまったから。 それが戻ってくるまでこの町を出られない。 犯人はクレジットカードを盗まなかった。 が、入っているべきパウチの場所が変わっていた。 つまり掴んだけど、パウチにまた戻したのだ。 

警察は同じグループの犯行だろうと言っているが逮捕できるような情報はない。 たぶんもうザンジバルを出ていることだろう。

今回の旅行、一生に一度の長旅。 一番懸念したのがセキュリティーだった。 が、ものの見事にやられてしまった・・・・・・。


さ〜どうやったらジムの気持ちに踏ん切りをつけることができるか? 

こういう時、女性のほうがあきらめが早いっていうのかな? 

この先、貧乏旅行が続くのは覚悟します。 だから早く気持ちを入れ替えて欲しいです。

あ? どうしてそんなにたくさんの現金を持ち歩いていたかって? そうなんです。最後の最後に家具を売った現金、口座から引き出した残金、立て替え分の払い戻し、等など、国から国へ移動する際に現金以外に方法がなかったのだ。 たぶんキャッシュカードのように現金をカードにしてしまうことができたかもしれない。 が、時間がなかった。 これが大失敗だった。 それにアフリカのホテルは大きい所は別としてほとんどが現金精算だから・・・。


この先、無事に旅行が続けられますように・・・・・。 







Monday, November 28, 2011

マサイマラ写真アルバム

今滞在しているIMCのゲストハウス、インターネットの調子が良いんです。 
ケニアで撮った写真のハイライトをアルバムにしました。 


マサイマラの動物達とマサイ族の村で撮った写真です。

子象と牡ライオン <バケーションその1>

バケーションがスタートした。
キンシャサ空港からの出国をどれ程心配したことでしょう? が、意外や意外、フライトが朝の8時だったせいか空港内はガラガラ。 
なんせ世界最悪とも言える国際空港、先端技術という言葉から取り残されてしまったようなこの空港、搭乗までに4回荷物を開けさせられて中をチェックされたが無事に通過。 財布を取り上げられ中を見られた時はどうなるかと思ったけど、まとまった現金は財布には入れてなかったし・・・・。何もトラブルことなく無事通過できました。 キャロルが依ってたかってチップを要求されたのは、あれは何だったのか? 若い女性だからかな? 

1泊目、私達はIMCのナイロビゲストハウスに宿泊させてもらい、翌朝、マサイマラ国立公園に向かった。 あいにくの雨だ・・・・。 雨期だから仕方ない。 が、翌日は晴天! この日は一日サファリに明け暮れるスケジュールだったので、本当にラッキーなことだ。 雨期はどこを見ても目に滲みる程の緑で、その中に色々な動物達がのどかに共存している。 ザンビアのように木が生い茂っていなくて、ケニアは草原が続き一面遠くまで見渡せる。 遥か向こうにキリンが! とか山の斜面に象が! と、目が良いドライバーは遠くにいる動物を探してくれてハンドルをきる。

ゴミの入ってしまった私のパナソニック、ルミックス。 まだ新しいのを買っていないので、しかたないそのまま動物の写真捕りました。 今回、一番良かったのは象の親子を見れたこと。 まだ生まれて1ヶ月程だろうという赤ちゃん象。 こんなに小さいのは動物園はもとより、ザンビアでも見なかった。 
それから牡ライオン。 たてがみフサフサの大人の牡ライオンは見た事なかった私。 が、今回、見る事ができました。 

写真はこれからじっくりアルバムにしたいと思うけど、とりあえず、興奮冷めやらぬうちにお気に入りをアップロードします。 カメラのゴミが残念だわ・・・・。

ポッペタに痛々しい傷が・・・・・。 やくざなライオン・・・。












生後1ヶ月の子象がお母さんの後を必死に追いかけている姿が最高! できることなら連れて帰りたかった・・・・。パオー!


これはチーター。 最初に見た時は3匹のチーターが川の字になって寝転んでいた。 十分写真も撮ったし、その場を離れた私達だったが、ドライバーの連絡網から、チーターが捕ってきた獲物を食べ始めた、という情報が入った。 チーターは獲物を追いかけ仕留めると、そのあと休憩してから食べ始めるのだそうだ。 面白いね。チーターもやっぱり全力で走ると息がきれるんだろうね、きっと。 それにしてもきれいな模様だな・・・・。


まだまだあるよ〜。 続きます・・・・・。




Wednesday, November 23, 2011

いってきま〜〜す

棚ぼた(棚オニ)バケーションが始まります。 11月24日出発で最終目的地がジンバブエのハラレ。 到着はたぶん来年1月の中頃でしょう。

ケニア、タンザニア、サウスアフリカ、そしてジンバブエ、写真を一杯とりたいと思いますが、しばらくインターネットが使えないことが予想されます。  コネクションがある所でブログを更新できるといいのだけど・・・・・。


一生に一度の旅だと思ってます。 楽しい旅行になりますように・・・・。 


アップデートを待っていてください。

行ってきます!

アフリカ的 家具の運び方

出発2日前。 
ついに若旦那が家具と電化製品を引き取りに現れた。 
彼が2人の助っ人と共に乗りつけた車はトラックではなくバンだった。 これに大きな冷蔵庫とソファ2台、オーブンを積み込むのはどう見ても無理だ。 2往復するつもりか?

夜の7時、小雨が降り出したなか、冷蔵庫、オーブン、ソファー1つをバンの中に押し込むと、彼等はもう1つのソファーをバンの屋根の上に乗せた。 ここまでは驚かない。 どうすっころんでも無理でしょっていう状況でも大きな家具を車の屋根に乗せて移動するのがアフリカ人。 

だけど若旦那、ロープも何も用意して来なかった。 ソファーを屋根の上に乗せると、何も縛ったり留めたりせず、安定してるからこのままで大丈夫だと言い張る。 無理無理、絶対、無理! くくりつけなくちゃ、危険! と止めても聞く耳持たず。 アメリカや日本ではあり得ない。

ロープなしでソファーがバンの屋根の上にゆうゆうと乗っている光景がなんだかとても滑稽だった。 ブレーキを踏むたびにソファーが滑り落ちるのじゃないのか私は心配だったが、もう、知ったこっちゃないわ。 彼のバンの後ろを走る車はたまったもんじゃない。 が、もう私の手を離れたのだから・・・・・。 バイバイ、ラシッド〜!

果たしてあのソファーはバンの屋根から転げ落ちずに家まで到着したのだろうか???? 写真がないのが残念だ。

Tuesday, November 22, 2011

コンゴでの学習

コンゴ人である布屋の若旦那にほとんどの家具、電化製品を売った私だが、彼との交渉が私自身の我慢の限界を超えてしまった。 
自分自身、ストレスの許容範囲はかなり広いほうだと思っていたが、これがマックスレベルなんだと思い知らされた。
出発3日前だというのに大型冷蔵庫、乾燥機、オーブン、ソファー、デスク、という大物の電化製品、家具の引き渡しが終わっていないのだ。 若旦那を信じて取引をしてきたが、約束の日になっても支払いはもちろん、トラックで引き取りに来ない。 

私は待ちくたびれ、頭痛でフラフラになってしまい、ろれつさえちゃんとまわらない・・・・・・。

夜の8時。君はもう引っ込んでていいから・・・・ジムがそう言ってくれた。 私は若旦那との取引をジムにバトンタッチした。


夜の9時。 やっと若旦那とその友達が現れた。 トラックで引き取りにくるはずだが、トラックはどこ?????

私は2階のベッドルームから出ずに、ジムに一切をまかせた。

結局、若旦那は乾燥機を$50値引きしてくれないなら買わないと・・・。 それにオフィス用デスクも置き場所がないのでやっぱり買わないと・・・。 ったく・・・・・。



乾燥機は他にも買いたい人がいるから値引きはしない。 ジムは毅然と彼の要求を突き返した。 あと3日で出発する私達の足元を見て、さらなるディスカウントを期待しているのだろうが、もうすでにディスカウントはしているし、一度両方で納得した値段なんだもの、今更冗談じゃない! 

彼はジムにデスクと乾燥機の値段を引いた料金を支払った。 そのあとトラックが見つかれはまた戻って来ると言いながら夜の9時半に私達のタウンハウスを出て行った。 戻っては来なかった。


ありがとう、ジム。 
ジムが居なかったら、この若旦那の優柔不断さに私はもっと切れまくって、病気になっていただろう。 
アフリカ人とのビジネスがどれだけ大変か、散々思い知ったコンゴ経験だった。 支払いは終わったので、もうイライラして待つにはやめました。 引き取りに来ないなら来ないで2日後には出国しますから・・・・・。

ハラレで今度借りるのは絶対家具付きにしよう。  学びましたよ・・・・・。

Monday, November 21, 2011

ストレスのピーク

ジムが1日遅れでブカブから無事戻ってきてくれた事を神様に感謝する。 まだ、ハラレ行きの荷物とカリフォルニア行きの荷物はタウンハウス内にある。 ハラレ行きの16個はドライバーを信用して、私達が出発したあと、12月の終わり頃に運送会社に引き取りに来てもらうように手配している。 と、いうのも労働許可証がまだおりていないので、荷物が先にハラレに到着していまうとまずいのだ。 それで、私達自身が発送できずにドライバーを信用して、タウンハウスの鍵を手渡し、運送会社と連絡を取りながら、彼に発送をお願いすることにした。 彼が荷物を売りにだしてしまわないのか? 私達は彼を信じることにした。 もし彼が荷物を売り払ってしまうようなことをしたら、彼は契約したばかりのフルタイム、ドライバーの職を失うことになる。 そんなことはしないだろう・・・・。




さァ〜カウントダウンスタートだ。
あと3泊したら、いよいよコンゴを出発。 ケニアが最初の目的地。 ケニアのナイロビにはインターナショナルメディカルコープスのゲストハウスがある。 ホテルの代わりに最初の夜はそこに泊めさせてもらう予定だ。そこからマサイマラへのサファリツアーが始まる!

昨日、11/20はキンシャサ最大の布地店の若旦那が家具や電化製品を引き取りに来るはずの日であった。この日の為に前日壊れてしまったLGの冷蔵庫を緊急に直してもらった。 どれ程私はパニックしたか想像して欲しい。(部品の交換は一年保証には含まれないと言われ、90ドルも払って直した) 冷蔵庫は修理された。 が、翌日彼は来なかった。 残金もまだ1600ドルほど残っている。
何度もメッセージを送って、あと4日しかないから、絶対に日曜日にトラックで来て欲しい! と促し、彼もノープロブレム! と快諾していたにもかかわらず、夜の9時すぎまで待たされ、結局来なかった。 どうして彼の日曜日がこれ程忙しいのか私には想像がつかない。 午前中はチャーチ、午後は????? 今から行くから!と何度も電話で言いながら、ドタキャンする。 最後に”やっぱり行けない!” と電話してくるところが、妙に律儀な男だ。 ドタキャンする奴にはめずらしい。 
残りの数日間、私達はやらなくてはいけないことがまだまだたくさんあるというのに、私は1日を潰されてしまい、ストレスがピークに達し片頭痛が始まってしまった。


僕はビジネスマンだから・・・・が口癖の彼。 ビジネスマン失格だ。




そういえば、オーダーしたフォードの新車はどうなったっけ? ディーラー社員の個人車を人質として預かっているのだが、新車は私達が出発する前には届かないの?

私達が出発した後に新車が来たとして、それはもちろんインターナショナルメディカルコープス、キンシャサオフィスの車なのだが、だ〜〜れもいないのよね、キンシャサに。
ドライバーが居るだけで・・・・・・。 これもしかたないのだ。 月1回ほどIMCの誰か出張者がキンシャサに来る事がある。 その時に空港へお迎えに行かなくてはいけない。 車&ドライバーが必要なのだ。 月に1度あるかないか?????? 

ボスがあと3日で居なくなってしまうドライバーと新車・・・・・。 この先どうなるのか?

Saturday, November 19, 2011

UNの飛行機

昨日はUNの飛行機が飛んだのか、飛んでないのか? この先飛びそうなのか、今日は飛ばないのか・・・・・???? 情報がひっちゃかめっちゃかで、困りはてた。  こういう状態を日本語でなんていうんだっけ? 情報が錯乱する? っていうんだっけ? ちと、忘れた・・・・。

結局、この日は悪天候の為、飛行機は飛ばなかった。

H氏はブカブが本拠地で、キンシャサに出張して来て、この日ブカブに戻る予定だった。つまりH氏とジムは同じ飛行機をキンシャサとブカブで待っていたというわけ。 H氏は早朝5時半にホテルを出てキンシャサの空港へ向かった。 気の毒に彼は7時に空港について、待機状態になったまま8時間待たされた。 午後の3時に、結局飛ばないことになって、帰してしまったドライバーをまた呼びよせて ホテルに戻ったと・・・。ジムは同じ飛行機をブカブで待っていて、4時間。

述べにしてどれだけの時間が無駄になったことやら???? が、無理に悪天候で決行して着陸に失敗なんていうのだけは起こって欲しくない。 何時間待たされたとしても安全第一がなによりだ。 空港からジムはまたブカブのゲストハウスに戻った訳で、何度、皆に最後のお別れをしたんだか????

今日はキンシャサの天候は曇り。 雷は聞こえてないので、このままあと3時間程でジムがキンシャサに到着する予定だ。

私達のタウンハウスにはもうダイニングテーブルも棚もなくなった。 今日のディナーは外食かな? でも今日、家ご飯をしなかったらこの先しばらく手料理は食べられなくなる。 クッカーはもう一日私のキッチンにあるし・・・・・・。 今日は最後の手料理を作ろう!

でもどこで食べたらいいかな? 椅子テーブルももうないんだな?????