Monday, December 12, 2011

<バケーションその5> やまない雨はない

やまない雨はない・・・・。 旦那の意固地が直るのも時間の問題なのだが、ザンジバルを出発するのは12月15日。 まだまだ辛抱の日が続くのか????

昨日、キーバンガローをチェックアウトした。 泳がない、食べない、話さないを決めている旦那とエアコンのない部屋で5泊した。 ホットシャワーもない。 が、劣悪条件の宿ならこれまでに色々経験しているので、これくらいでは驚かない。 トイレットシートがなかったり、ゴキブリが背中を走ったり・・・・・. が、宿もしょぼい、ご飯もろくすっぽ食べずってのは結構キツかったわ・・・・。

次の目的地はドルフィンが売りのザンジバルの南のロッジだ。 宿の名前もKizi Dolphine Lodge 。 名前からしてちょっと期待できそう?

が、到着した宿は民家を改造した海辺の民宿のようなところだった。 せま??? これで一泊50ドル? 狭くて荷物の置き場に困ってしまう・・・・。 でもホットシャワーが使える!

ランチを食べた後、私はすかさず残りを包んでもらい、ディナー用に持って帰る。 
ランチをしっかり食べたから、今日はこれでおしまいだろうと予想されたから。


が、日暮れと共に意外や意外、ジムが泳ぎに行こうか? と声をかけてくれた。 『えっ!』 一瞬耳を疑った。が、本人も意固地を続けるのに疲れたのかな?

これを境に旦那についていた憑き物がコロリット落ちた!

日が暮れて人けのなくなったビーチで2人だけで泳いだ。 もう、暗くなるから戻ろう・・・というまで泳ぎ続けるもとトライアスロンマン。 それに遅れないように後ろからついていく私。 

やっと私の理想としているイメージに一致した。 


ここまででも私としては小躍りしたい程嬉しかったのだが、ディナーにピザを食べに行こうと言い出した。
このレストラン、メニューの最初のページに寿司があるではないの。 何もこんなアフリカの離れ小島で寿司を食べなくても良いんじゃないの? って私としては思ってしまうが、旦那は寿司に興味を示す。  でも12時間まえにオーダーしてくださいという但し書き・・・。

ウェーターが言うにはツナフィッシュが寿司には一番なんだけど、何時も手にはいるとは限らないんだ・・・云々。 ”ヘー、ツナが寿司に一番なんだ〜!” と私も彼の説明をしっかり聞く。
『それでは明日のディナーに寿司を食べたいから、キッチンに伝えてね!』 とジム。

元に戻ったジムの機嫌、なんだか良くなり過ぎなんじゃない? 

ディナーの席で、『明日は6時起きだけど、君、起きれるかい?』  『は〜?』

私に内緒でドルフィンツアーを申し込み、もう支払いまで済ませてあったのだ。
なんとジムらしい行動だ。(相談しないの) 私が意固地になっている旦那に・・・・南に移動したらドルフィンシュノーケリングをしたいから、今は全て我慢する・・・・。 そう言い続けていたから。 

が、現地に来て、ドルフィンツアーはこの町の観光の目玉で1人50ドルもすると言われ、私は半分飽きらめていたのだ。 今の私達の財政状況ではちと高すぎだから・・・.

が、結果往来! 早朝日の出と共に私達はヤマハのエンジンを積んだボートで2人だけのプライベートドルフィンツアーに出発した。 4〜50分ボートを飛ばし、ボートが停まったところに、なんとイルカが一杯いるじゃないの〜! ボートのキャプテンが『さ〜、今、飛び込んで〜!』 と私達をせかす。 ジムはザンブリコと背中から海中に・・・・。 私は足ひれにもたついてなかなか思うように飛び込めない。 やっと飛び込んだと思いきや、シュノーケリングのマスクに水が入ってきて、パニパニ・・・・。 ドルフィンはそんな私をあざ笑うかのように、海面から海の底に一気に移動して、底の砂で背中をこすっている。 深い場所じゃない。 10メートル程かな? 海の底までしっかり見える。

やっとこのツアーの流れが解ってきた。 キャプテンがイルカの群れを発見すると、キャプテンの一声で私達が水中に飛び込む。 キャプテンの『Look Down』の声で、海中のイルカを探す。イルカは直ぐにその場所を移動してしまうので、私達はまた足ひれをとって、ボートによじ上り、ボートで群れを追う。 追いついて、また飛び込む。 これの繰り返しだった。

昨日まで神経性胃炎になりかけていた私は、この一連の動作にちょっと船酔いぎみ・・・・。 

が、今まで見た事ないようなイルカの野生の動きがあまりに綺麗だったので、呆然と見とれてしまった。 イルカ、イルカ、イルカ。 なんと美しい動物なんだ。

ツアーが終わった後、私達は海岸で魚を買ってランチ用に宿でBBQしてもらう予定だった。 引き潮になった海岸線は砂がまぶしい程白い。 そこをピシャピシャと音をたてながら歩いて、戻ってきたばかりの漁師の船を見に行った。が、あいにく、今日は大きな魚があがらなかったようだ。

引き潮の海岸にはそこら中に雲丹がある。間違って踏んづけてしまいそうな程。 バケツを持って行って、片っ端から拾いたいと思うってしまう、私。 地元の人達はこれを食べないのだそうだ。 私は1つだけ雲丹を広い、宿に持って帰った。 キッチンでナイフとフォークを借り、雲丹を割ってみる。 こんなことするのは生まれて初めて。 でもちゃんとオレンジ色の雲丹が出てきたよ。 うま!

宿の従業員達も珍しそうに私を見ている。 ジムは雲丹にアレルギーがあるらしく、一度死にそうになった経験があるから食べられない。

イルカと一緒に泳ぎ、取れ立ての雲丹を食べて、もう大満足。

何時、ザンジバルを出発しても思い残すこた〜ないっす。

機嫌が良くなり過ぎの旦那よ! この先、私達のバケーションは一ヶ月あるんだよ。
上機嫌は小出しにしてくれてもいいからね!





2 comments:

  1. いや~憑き物がコロリンと落ちてくれて、花火をあげたい気分ですよ!きっと朋の「母親のようなアプローチ」が憑き物を落としたんだね。良かった良かった!NOBUKO

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  2. いや~~~~、本当によかった!

    ジムとイルカと一緒に泳ぎ、取れ立ての雲丹を食べれて!!

    これからも楽しみにしてます。  Jun

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