が、宿に戻ると、ランチをとった形跡がない。 夜も出て行かないし・・・・。 結局、朝食しか食べてないの? ちょっと心配になる・・・・。 私はランチの残りのパスタをディナーに・・・。
翌朝、外のゴミ箱の中にチョコレートウェハスの包み紙を見つけた。 なるほど・・・・。 地元の魚料理も嫌になって、お菓子で過ごそうとしているわけか? 豪華なホテルでパスタをオーダーしてもたったの5ドルだっていうのに・・・・・。
どうしてここまで意固地になれるのか?
今回の事件で1つだけ私の中で進歩したことがある。 半歩と言った方がいいかな?
いつもジムが頑固、意固地になった時、私は忍の一字で乗り切ろうとする。 でも長いこと意固地が続くとこちらも限界があって、爆発してしまう。
カウンセラーの先生のイメージトレーニングのCDを出発前にiPodに全てコピーしておいて本当に良かった思った。 事件が起こってから、パニックして眠れないので、幾つかあるトレーニングの中から”Idial Method" というトレーニングを聞きながら眠りについていた。 これは今抱えている自分自身の問題をどういう形で解決したいのか? それを最前の方法でテキパキ解決できるであろう人を1人選んでイメージし、その人が今度は自分に変身して、自分が問題解決に取り組んでいる姿を思い浮かべるトレーニングだ。
これを何度か聞いているうちに深層心理の中にいつの間にかそういう自分の姿がインプットされるはず・・・・・・。
会話が全く途絶えた日々が数日続き、私の神経ももう限界・・・・・・。 部屋のベッドに横たわり、天井を見つめていた・・・。 そこにジムが無言で戻ってくる・・・・。 呆然としているままの私は・・・・。
今までだったらここで、”いい加減にしてよ! あなただけのバケーションじゃないんだから!” そう叫んでいたと思う。
ところがです。
私の口から出た言葉がですね〜・・・・。
”クルーガーパークに行ったら(南アフリカ)そこでは楽しもうと努力するつもりなの? ” という質問だった。
これは私自身、びっくりした。 だって、”いい加減に・・・・”という捨て台詞がもう少しで口から飛び出るところだったのだから。 が、それに変わって、黙んまりを決めているジムに穏やかな質問が飛び出したんだもの。
ぅわ〜〜〜! これってイメージトレーニングの成果? 成果? 成果? 驚く自分。
それプラス、ジムの答えは 意外にも ”シュア” という一言だった。
ここにワインのボトルでもあるのなら、1人でお祝いをしたいような気分だ。
結婚10年目にして、半歩前進。 コミュニケーションが2人とも下手だから・・・・。 でも半歩距離が縮まった。
ジムには解らないだろうな・・・・。 でも私にとっては記念すべき日となった。
ジムが思っているのはザンジバルではお金を使わない。 たぶんこの島に嫌悪感を感じているのだろう。 1日4〜5食も食べたい人が1食にする程なのだからよっぽどこの島が嫌なのだろう。が、ザンジバル出たら、タンザニアを出国したら、このバケーションをもう一度楽しみたいと・・・・。 そういう返事だと私は受け取った。 そうであって欲しい。
そうそう、私がCDを聞きながらどういうイメージを頭に描いたかっていうと・・・・。 黙んまりを決め込んでいる旦那に母親のように質問しているイメージ。 ”そうなの、あなたはこうしたいのね?” って優しく問いかけているイメージ・・・. それでもさ、心の中ではコンちきしょうって思ってるわけだから、そういうイメージが直ぐに行動になってでてくるとは思ってもいなかった・・・・・。
しっかし、男ってどうしてここまで子供みたいに意固地になれるのだろう? 1日1食しかたべずに病気にでもなったらどうするんだろう?
やったじゃん!!
ReplyDeleteこいつは正にワインでお祝いだよ!
12月10日は、世界人権デー、三億円事件発生の日(1968年)、そして、Campbell夫婦のコミュニケーション記念日だね。
余談ですが、今晩、日本は皆既月食です。