Monday, August 6, 2012

笑顔の威力

よく考えると、ロンドンとハラレは1時間しか時差がないのだ。 去年の南アのワールドカップの時もそうだったが、私はゲームの開催地の時間帯にいるわけだ。


今日もなでしこの準々決勝がある。 ロンドン時間の午後5時ということはハラレ時間の午後6時。 夕飯の用意をしながらリアルタイムの文字中継を見て応援しよう。


ハラレは春なのかな? 桃の花が咲いているのを見た。 でも随分前に桜が咲いてたけど、なんだかそこらへんは日本とは違うようだ。 


ガーデナーのギブソンにポピーの種を手渡した。 自分で撒かないところが凄いでしょ!
『雨の季節が来るから、その前にこの種を撒いてね!ゲートに続く通りの道両側にね!』
私の大好きな花の一つ。 色々な色が混ざったポピーの種なので、花が咲くのが楽しみだ。 


ギブソンにシチズンの目覚まし時計をプレゼントした。 なんだか昭和の臭いがしそうなデザインの目覚まし時計。 子供の頃に家にあったような気がする・・・・。 針に蛍光塗料が入っていて、暗くても時間がわかる。 パタンと折り畳めて旅行の時にも便利。
電池で動くのだが昭和の時と違うのは今はボタン電池で、それも2つ埋め込まれている。100円ショップでも売ってるようだが、これはもっとちゃんとした物のようだ。
義姉がどこかで記念品としてもらったものを私にくれたのだ。 自分で使おうと思わなかったが、ギブソンにあげよう! そう思っていた。 


ポピーのお世話をしてもらう代わりと言っては何だが、ギブソンにそれを手渡した。 アフリカの人は嬉しさを顔に出さない人のほうが多いと思うのだが、彼は別だ。 手を上下に叩きながら、『Thank you very very much Madam.』 を何度も繰り返し喜んでくれた。 ここまで喜んでくれると、また彼のこの笑顔を見たいと思ってしまう。


彼はジムより1歳年上だそうだ。 朝5時に起きて、ジムが出勤する7時半には車までピカピカになっている。 ガレージの中に車が停まっていても、器用にガレージの中できれいにしちゃうのだから驚きだ。 だって、それほどスペースがないのよ、ガレージの中は。


ギブソンが朝から庭の落ち葉を掃いてくれるので、我が家の庭、ゲートの外はいつもキチンとしている。 花の手入れ、下草の株分け、水やり、仕事は山ほどある。 誰が彼を監督しているわけでもないのに、彼は夕暮れ5時くらいまで庭でせっせと働いている。  4人の息子を育てた父親である。今はジムが彼の雇い主で、庭師、門番、プラス、便利やさんとして、なんでもやってくれる。
奥さんは別の場所に住んでいるらしい。 と、いうのも彼自身がここの家の住み込みだから。ガレージに。


チャドに居る時に門番の男性が良い奴で、彼の喜んだ顔を見るのが何より私達を喜ばせた。 その彼は本当はエレクトリシャン(電気屋さん)だったので、国を出る時にジムの電気工具を彼に譲った。 彼の喜びようったら。 一生忘れない。


笑顔にはこれ程威力がある。 ありがとうを表現する笑顔、私自身も忘れないようにしないといけない。
そう思う。 

No comments:

Post a Comment