Sunday, May 23, 2010

”蚊” との戦い

ここリロングウェに来てもうすぐ1年半になる。 標高が1000メートルもあるリロングウェでは夏でも日本のように30度を超えることはないし、冬は冬で暖房なしで過ごせるほどだからそれほど寒くない。1年中過ごしやすい気候はありがたい。
ところが、1年中蚊対策をしなくてはならない。寒い季節でも全く見なくなるということはない。問題はマラリアを運んでくる蚊がいることである。

主人は農薬のスペシャリストでもある。なので殺虫剤の成分を見ればそれがどれほどの劇薬、毒物であるかすぐにわかるらしい。 日本では良く使われるスプレータイプの殺虫剤を屋内で使用することをもの凄く嫌がる。 一晩中電源を入れておくアース、私は絶対の信用を置いているこの日本の”発明” を主人は目の敵にする。 ”僕を殺す気?” とまで言う。

と、いうことでよっぽどの事がない限り、我が家の寝室にて殺虫剤、蚊取り線香、アースなどを使うことは難しい。蚊取り線香ならオッケーじゃないかと思いきや、煙たくて煙たくて・・・・ブーイングだ。
そうなると、ハエたたきと蚊帳、素手で蚊と戦うしか方法がない。 アメリカ、特にカリフォルニアには蚊がいないので、主人は蚊を素手で退治するのには慣れていない。”ハエたたき”を握りしめ武器とする! 私は、蚊の国で育った大和撫子! 素手で応戦。 武道のように構えて、一瞬にしてに片手で握りつぶす! アイヤ〜! 主人、唖然としながら私のパフォーマンスを見守る。

毎晩”蚊”との鬼ごっこだが、それにしても目が良くないとなかなか蚊が見つからない。 隠れるのが凄く上手いからだ。 天井にとまっている場合も多い。 我が家の天井は白いので比較的見えやすいが、眼鏡なしで天井の蚊がしっかり見えるのだから、私のレーシック、本当に上出来だ。
40歳代のレーシックの方法としてモノビジョンを選んだ。 老眼を考慮して片目が遠く用、片目が近く用に設定してある。 いわゆる”ガちゃ目”なんだけど、慣れると全く問題ない。眼鏡なしで運転もできるし、老眼なしで本も読める。 そして天井の蚊も見つけられる。素晴らしい!

窓には網戸がついているのだが、窓を10センチほど開けて寝ると、翌朝、室内に隠れていた蚊が光に向かって吸い付けられるように網戸に寄ってくる。 朝起きると主人も私も網戸に何匹の蚊がとまっているかをチェックする。 朝の蚊は動きが鈍いので網戸にとまったままであっけなく潰される。 

今朝は何匹潰した? お互いに成果を披露しあう私と主人。 たった3匹? 私は4匹!と。

どんなに気をつけていても、家の隙間や天井裏から蚊が侵入してくる。 蚊帳の中で寝ている限りは安全だが毎日のように起る停電、夕飯時に停電になるとテーブルの下にいる蚊にどうしても刺されてしまう。 週に1回、アンタイマラリアの薬を飲み続けているお陰か、今のところ主人も私もマラリアに罹っていない。しかしこの薬は100%ではないので、運が悪ければ罹ってしまう。

日本だと殺虫剤、使いまくりだよね? 全然平気なのにさ! 日本人はだから眼鏡をかけてる人が多いんじゃない?主人は人体に関しての被害を述べたがる。 見て! 子供の頃からずーーっと我が家では殺虫剤使っていたの。 なんともないでしょ? 私がそういうと、主人は 殺虫剤を使い続けていた、だから君は・・・・・・。 と意味ありげに言葉を濁す・・・・・。

関係あるかな?

写真はアメリカから持参した蚊帳に木綿生地を剥ぎ足して作った我が家の蚊帳、 
と、翌朝、網戸の上で叩き潰された”蚊” です。 どうでもいいか?


 


1 comment:

  1. 我が家は毎晩、お風呂上がりにCitronella Oilを肌に塗り、蚊取り線香(12時間用)一巻を終わらせています。身体に悪いかな..?

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