主人に怒られた。
昨晩『明日の朝、エリア3の家を見に行きたいのでオフィスに行く前に送って行ってね』と主人に頼んだ私。主人は明日はオフィスに行かずにフィールドに行く予定だから、早く出発しないと・・・・・。と言っていた。
ところがである!翌朝主人は私を送ることをすっかり忘れていたのだ。 なんでもう一度言わなかったの? ということで怒られた。ぎりぎりに出発し、反対方向に私を送るはめになった主人は集合時間に遅刻。 夕べ言ったのに・・と言いたいところだったが、火に油を注ぐことになるのは目に見えているから、黙っていた。 車なしで生活している私の気持ちを理解して欲しいから、という思いも含めて・・・・。 結構大変なことなのよ、車なしてでこの国で生活するのは!
『帰りはどうするんだ?』 私を降ろした主人が聞いてきた。 『歩いて帰る』 『気をつけなさい』 遅刻してイライラしていた主人だったが、やはり歩きでこの距離を帰る私を心配してくれたようだ。 歩いたら、そうね、軽く1時間はかかりそうかな?
新しく借りたいと思っている家を見せてもらった。 3ベッドルームのコンパクトな家だ。上を見たら限りない。主人と私2人だけだから、このくらいコンパクトな家がちょうどいいかな? と思える家だった。 日当りも悪くないし、庭もキチンと手入れされている。 後ろはゴルフ場。 悪くないな〜!
感じの良い大家さんは車なしで生活している私を気の毒がって、帰り道私を送ってくれた。
お金を引き落とししたかった私はATMのあるショッピングモールでおろしてもらった。 ところがだ、頭のねじが一本とれてしまったような今朝の私。 残高を確かめてから引き落としをしたのに、したのにである! お金を手にしてから、目が点になった。超えてはいけない残高を超えて引き落とししてしまったのだ。 信じられない! 確認したにもかかわらず、これでは昨日払った家の家賃が引き落とされるのに金額不足になってしまう。 大変だ〜〜〜〜〜!パニックする私。 この国では日本やアメリカのATMマシーンのようにATMから入金はできない。 (...と、思う。)
幸いにも、最近このショッピングモールに、私達の銀行の簡易窓口が開設された。 そこで入金した経験はなかったが、すぐに行って、今おろしたばかりの現金を入金したい! とお願いした。 窓口の女性に言われた通り、用紙を2枚記入した私は現金と用紙をガラス越しに手渡した。
このお金はすぐに口座にもどされますよね! と念を押す。大丈夫。すぐに口座に入りますよ! オッケー! これで大屋さんがチェックをキャッシングしても問題ない。
そのときだ、誰かが私を呼んだ。 ”Tomo!" あ! 友達のご主人だ。一昨日知り合ったばかりの新しい友達。 マラウイの男性。(奥さんは日本人。) 私の名前、覚えていてくれたんだ。 と、思った瞬間、私は自分の財布がバックの中にないことに気がついた。 彼の顔を見ながら、ちょっと待って! とさけぶ。 パニックする私。 まだ銀行の簡易オフィスの中である。 右往左往、財布を探す私。 幾つもポケットのある私のショルダーバック、どこを開けても財布がない! たった数分前まで握りしめていて、お金を入金したというのに。 パニパニパニパニパニ! 『どうしたの?』と彼は私を心配そうに見ている。 『財布がないの、さっきまで握っていたのに・・・・・。』 用紙を記入したカウンターもチェックするがそこにもない。 窓口にもない。 あ〜〜、誰かに盗まれた? そんなはずがない。 パニパニパニパニパニ・・・・・・。
窓口にはマラウイアンのお客さんに混じって1人だけ白人女性が並んでいた。 彼女も心配そうに私を見ている。 彼女の番がきてその女性が窓口の前に立ったときだ! この銀行の窓口はガラスで遮られているのだが、ガラスの下にお金と用紙を入れて向こう側に押し出すトレーがついている。 両替所とかで見るタイプ。 そのトレーの隅っこに、死角になっていて見えづらい部分に、何かある! 私の財布だっっっっ!。
トレーの隅っこにちょこんと隠れてる。 たぶん2〜3人のお客さんが私の後、すでに窓口でのビジネスを終えていたはずだから、その人達も気がつかずに、窓口を行ったり来たりしていたようだ。あった〜〜〜〜〜! 白人女性と顔を見合わせながら ”So stupid!" 照れを隠すために自分で自分をなじった。
銀行を出て友達のご主人に今朝の出来事を全部説明した私。 『どうかしちゃってるのよ、今朝の私は!』 彼は笑いながら、『深呼吸、深呼吸!』 と言ってくれた。知り合ったばかりなのに、とんだ醜態を見せてしまった。 とほほ・・・・。でも危ないところで、全部、事なきを得てる。 危機一髪だ。
ありがとう、ガーディアンエンジェル達! 本当にありがとう。 いつも危ういところ、総出で助けてくれるのだ。
さ〜深呼吸だ。
今日アップロードできる写真はないのね...。 ドジ話だけで。なので1月のバケーションで撮ったナミビアのナミブ砂漠、砂丘の写真を載せることにしようっ。 と、いうのも意外に友達の反響がすごかったから!
上のほうに見えてるのが、私です。
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