Sunday, April 28, 2013

ハイキング、装備をまつがいました 

昨今は何でもFace Bookが 便利な情報交換の場として使われている。

私がヒョンな事にFBに登録したのが2007年の10月だった。 何がなんだか解らないまま登録した後に、間違って自分のメールアドレス帳に登録されていた友達全員にお友達リクエストを出してしまって大後悔・・・。 これは間違いだったのよって思った時は既に遅し。 友達もその頃はFB? え、何それ? といった具合だったと思う。 

今ではアメリカ人はもうFBに飽き始めていて、やめる人や他のものに乗り換える人が出て来ているらしい。 が、日本ではここ数年FBを使い始めた人が多くなってきたような気がする。 私の兄夫婦もしかり。 

2007年に登録した私だが、そのあと、大FB嫌いに陥った。 だって、わけが解らず、誰もちゃんと説明してくれないし・・・・。いきなりへんてこなゲームとかが送られてくるし、とにかく大嫌いだった。 

やっと去年くらいから、抵抗なくFBを使えるようになってきた。 海外で友達が増えて、離れていても近況を確認しあったり、音信不通になっていた友達とFB上で繋がったり、その楽しさがやっと分かってきたからだ。 あの人、今どうしてるかな? と気にかかる人がFB上で見つかったり、また繋がったりした時はとても嬉しいものだ。

逆にせっかく同窓生を見つけて、FB上でメールをだしたのだけど、お返事が来なかった事がある。 1度だけだけど。 これは悲しかった。見つけた!って思ったのに。 

話がすっかりFBになってしまったが、今私が参加している Hike Tajikistan もFBにページがあって、そこのページ上で次の週のハイキング情報が確認できる事になっている。
4月28日のハイクは雨の確率が60%だけど、雨に濡れても良い! っていう人は集まってくださ〜〜い。 とあった。
と、いうのもこのハイキングはビジネスとして運営されているので、雨でもやるんです。

私は雨のハイキングはあまり気が進まなかったんだけど、朝起きると、日が出ているしもしかしたら午前中は大丈夫かな? レインコートを持って行けばなんとかなるか? そういう安易な気持ちで参加したのだ。

ドゥシャンベの気温は暖かく、ジムは半袖のサファリシャツ、私は長袖のコットンシャツ、といういでたち。 私のレインコートはまだハラレから届いていなかったので、ジムのウィンドブレーカーに昨日たっぷりと防水用のスプレーをかけておいた。 

これでよし!

9時に集合した参加者はたった6名。 一台のバンに乗り込み出発すると目的地に到着する前に既に雨が降り出した。 到着して歩き出すと、たちまち雨が雹に変ってジャケットを容赦なく叩き付ける。 私のウィンドブレーカー、スプレーしたにも関わらず、10分で下着まで水が浸透してくるじゃないの。全く水を弾かな〜〜〜い。 参った〜。 

とにかく寒い。 息は真っ白だし、雹がダンダン大きくなるし・・・・。 私の速乾性のカーゴパンツは水に浸したワカメみたいになって、膝にへばりつき膝がとにかく冷たい。
肩が冷たい。私のハイキングシューズ、何時も頼りになる奴なんだけど、今回だけは水が中まで浸透。

20分程歩いたところで、雨宿りしながらガイドがドライバーと電話で話をしている。 続行するかどうか、検討していたのかもしれない。 

結局、ガイドはここから先に進むグループと、ここから車まで戻って帰るグループに分けると結論を出した。 ありがとう。
私はジムに相談する事なく、帰る事を即決した。 だって、身体が氷のように冷たくなってきているので、まだ体温が暖かいうちに山を降りないと・・・そう思ったから。

ジムはレインコートの下は半袖シャツだというのに、ジムのレインコートのほうが防水力があったようで、水を弾いているようで、まだ余裕がある。それに体脂肪もあるしね〜〜。 ジムは続行組。 
私ともう一人の女性が帰る事になった。 彼女はTシャツの上にフリース、その上にレインジャケットを着ていたが、パンツがずぶぬれで下着まで水が浸透して絶えきれないと・・・・・。もうその時の私は、全身濡れ鼠状態。。ガタガタ震える私・・・・・。英語を話さないガイドさんが傘を貸してくれて車まで一緒に歩いてくれた。 彼はレインコートさえきてなくて、ずぶぬれだというのに・・・・。

今日は完全にギアーをまつがいました! 

装備の重要性を再認識。 ドゥシャンベ市内と30分車で走った郊外との温度差にびっくり。  

昨日も日本の登山者の事故は低体温症がほとんど・・・・という記事を見たばかりでしたが、まさしく私もそうなるところでした。 

無事に戻れて良かったです。

ジムは3時過ぎに家に戻って来て言うには、目的地まで行ってランチを食べて戻って来たけど、はやり着ていたのが半袖シャツ一枚(レインコートの下)だったので、かなり寒かったと。 でも戻って来た時、ジムのシャツは濡れてませんでしたよ。

Friday, April 26, 2013

LCA国際小学校 入学生募集ポスター

デザインのお仕事です。
いつも自分で気にいったデザインは依頼主に却下される運命で・・・・。 (たぶん、これはご依頼の主旨を私がちゃんと掴んでないためかもしれないのですが・・・・)

今回は私の最初のドラフトでオッケーが出たのです。珍しいです。
メールでドラフトを送ってから、ミーティングで皆に相談して決めます・・・・と言われたまま何日も待たされたので、『あ、これは駄目だ・・・・、次の案を考えないと。』 と思っていただけに、うふょ〜〜と小躍りしました。

今回は兄の運営するLCA国際小学校の2014年度入学生募集のポスター(A3サイズ)です。
去年のポスターを見せてもらったところ、生徒達の学校生活の写真が全体に使われていました。
来年度用も同じ様なスタイルを予定していたので、日本に帰った時にこのポスター用に使えそうな写真を選んで持ってかえって来てました。
が、私が、あ! っと思ったのが、この卒業式の写真でした。(左側をカットしたので真ん中で兄ばっかり目立ってますが・・・・)

この写真になんだかとてもドラマを感じました。6年間、小学校の科目を英語で勉強した彼等はこのグラジュエーションガウンと呼ばれるガウンを着て式にのぞみます。 なんだかそれが良いのです。



それで、このガウンをデザインしよう! と思ったのです。

たった今、完成しました。説明会のお知らせです。


どうしてKOKUSAI SHOGAKKO がローマ字書きなのか? 私に聞かないでくださいね。
たぶん、他の一般的なインターナショナルスクールと区別したかったんじゃないかな? と私なりに解釈していますが・・・・。 今度聞いてみます。 

相模原、橋本、相模大野、町田方面、これからこのポスターが町に貼られて、皆さんの目にとまるかも?

でも、このポスターは家内生産で、LCAプリスクールにあるレーザーカラープリンターでプリントされるのだそうです。(だからプリンターのマージンが出ちゃうんです) それでも好きなように仕上げられたから嬉しい〜〜〜!


Tuesday, April 23, 2013

ジムの言いまつがえ

ジムは言語学習能力に優れているにも関わらず、日本語は話せません。 
サバイバルジャパニーズさえ厳しい程,プアーなボキャブラリーです。 
人前ではとても言えない様な言葉は直ぐに覚えるくせしてね・・・・。




昨日のディナーでの出来事。

ディナーのテーブルにて、全部食べ終わったジムがぽつりといった一言。
満足そうにです・・・・。

Jim『あ〜〜、おしっこ〜〜〜。』



Tomo 『????????』

2人の視線が会いました。 ジムは私の素頓狂な表情を見て、自分は大きな間違いを犯した事に気づいたのでした。


『美味しかった〜〜!』 


こう、言いたかったのでした。 最初の ”お” と途中の ”し” しかおなじゃ、ないだろうが!

Thursday, April 18, 2013

名前のわからない木の花

ジムからお昼すぎに電話がきました。 韓国レストランの所にある木、珍しい花が咲いてるよ。 綺麗だから散歩がてらに見に来たら・・・・。 ってな内容でした。

所変われば草木も変る・・・・。

私はカメラを持ってその花を見に行きました。

もの凄く大きな木なんだけど、房状の花が満開になってます。 ジムも名前は解らないといってます。 近くでみるとなんともま〜可愛らしい花でしょう!
周りを見渡すとあっちにもこっちにもありました。


これはその木。これは小さい方かな?

木の下から撮るとこんな

房状になってる

 家に持って帰って飾ってみました

継ぎ接ぎだらけのキングサイズシーツ

我が家のベッドはキングサイズだ。 これはこのアパートに最初からついていたベッド。
マットレスが石のように固かったので、それだけは買い替えた。 ここで1つ問題が・・・・。

この町ドゥシャンベにはキングサイズのフラットシーツが売ってないのだ。 シーツはだいたいの場合ドゥベットカバー(袋状の布団カバー)にフラットシーツが1枚、それにお揃いのピローケースが4枚入ったものがセットで売られている。 が、一番大きくてクイーンサイズ。 新調したマットレスは特に厚みがあって、どうすっ転んでもシーツが小さ過ぎて良いあんばいにくるめないのだ。 だから朝になると、シーツがグチャグチャ・・・・。

こうなる事は最初から解っていた。 色々捜しまわったが、コットンのフラットシーツが単独で売ってない。 売っててもアクリルのどうしようもないようなものだったり・・・。 もし2つ手に入るのなら、2つを継ぎ接ぎして1枚のシーツに作り替えようとも考えたのだが・・・・。 そもそもそういうシーツが見つからなかった。

最後の手段!

私はこのシーツ、ドゥベカバー、ピローケース4枚組のセットを3セット購入した。これでクイーンサイズのフラットシーツが3枚手に入ったわけだが・・・これらは皆小さすぎる。

そこで、ピローケース2つを開いてそれをシーツに継ぎ足しました。 これで3つのキングサイズ用のシーツが出来上がった。 だけど、洗濯用にもう1枚シーツが欲しいじゃないですか!

で、ドゥベカバーを1つ犠牲にして大判のシーツに作り替えたのでした。 

だけど、これ大変だったわ〜。 だって、私の洋裁道具がまだハラレから届いてないの・・・。 だから裁断用のハサミとかも手元にないし・・・。 

航空会社のせいで、空きスペースがないと積めないと言って、4ヶ月も経ってしまったのだ。
あきれ果て、私達は追加料金を払って、違う航空会社のカーゴにお願いする事になった次第だ。 それにしてもまだ私の洋裁道具、納豆作りの為の圧力釜等が届いてないので困る。

ミシンを含む10小口のほうは届いていたので、ミシンを引っ張り出し、糸、マチバリ等を英語の通じないお店で購入(グーグル翻訳と絵を書いて持っていきました)。 完成までにまる4日もかかってしまいました。 でもやっとこれでシーツがマットレスの下までくるようになって、快適、快適!

ジムは更年期のせいなのか? 毎晩、鬼のように汗をかきます。 日によって朝までに3回Tシャツ(パジャマ)を着替える程びしょ濡れになってしまうんです。 もちろん、枕も・・・・。  たぶん、自律神経がおかしくなっているんだと思う・・・。

暑いのに、みの虫みたいにカンファターをグルグル巻きにして寝てますからね・・・・。

だから毎日のようにシーツを取り替えないといけません。 これって結構大変なのよ・・・。 

Monday, April 15, 2013

ハイクタジキスタン(5 7 5 じゃないです!)

週末(日曜日)Hike Tajikistan というハイキンググループに参加した。 フェースブックにそのグループが運営するページがあって、次のハイキングについての情報が掲載される。 参加したい人は電話で参加希望を連絡・・・・。 そういうシステムらしい。 
ちなみにこの日曜日のハイキング企画はビジネスとしてなりたっているそうで、参加費用として1人100ソモ二(約20ドル)を払います。 ちょっと高いかな〜?


日本に帰った時にパナソニックの運営する”秋葉原のお直しオフィス”までゴミの入ってしまった私のデジカメを持って行った。 ヨドバシカメラで買った時に5年の保証をつけたのだけど、ヨドバシカメラを通してお直しに出すと何週間かかるかわからないので直接パナソニックに持って行ったのだ。
ありがとう、パナソニック。その場でレンズごと交換してくれました。 直接だと保証期間は1年。 2〜3週間保証期間の後だったにも関わらず、パナソニックは無料で直してくれました。静電気のせいでどうしても中にゴミを吸い込んでしまうそうで、防ぎ様がないのだそうだ。 
 
ハイキングの写真はスッキリレンズでごみな〜〜し!




あいにく雨80%の予報だったにも関わらず、朝起きると快晴だ〜。 早速サンドイッチを作り、集合場所に向かった。
20人以上の参加者が集合して来た。 在タジキスタンアメリカ大使もボディーガードと一緒に登場! (が、大使は私達とは別のルートをハイクされたようで、一緒ではありませんでした。 でもいつもボディーガードがついてくるのね。 アフガンが近いからね。)
こんな感じで歩きます。
雪解け水の勢いは早く、転ばない様に渡ります。
遠くにはまだ雪をかぶった山々が・・・。
途中で出会ったヤギの群れ・・・。
可憐な野の花。


3台の車に分乗し、いざ出発。 20分程ドライブした後、ハイクが始まった。 今日のハイクはイージーハイク! と言われたので、今日のハイクがキツいようだとこの先ちょっと考えものなんだけど・・・・・・。

冷たく澄んだ雪解け水がさわやかに流れる小川を何度も超えなくてはいけなかった。 ハイキングシューズが濡れても気にしない男性群はバシャバシャと水の中を歩いていたが、私は嫌だ! スタッフに手を借りて、岩から岩へジャンプ。


今回は3〜4時間で終了。 あまりドラマティックなコースではなかったけれど、お天気も良かったし、遠くに見えるまだ雪をかぶった山々の景色も最高だったし、気分は良かった。 歩き終わった後は10キロマラソンでもしたかと思う程の疲労具合。そして喉がカラカラ。 帰りにメキシカンレストランに立ち寄って、水とビールをがぶ飲みしました。

翌日、体中が痛いったら・・・・・。 火曜日の夜が合気道で、日曜日がハイキング。
これ、結構な運動量だと思う。 でも、ジムのXLのシャツのボタンがはち切れんばかりになっているから・・・・。食べるのをやめさせるのはほぼ不可能に近いので、運動してカロリーを消費するしかないのだ。一緒に運動しようね、ダーリン! 

今晩は合気道。 まだハイキングの筋肉痛が治ってないのだけど、準備体操をちゃんとして、頑張るゾッと!

Friday, April 12, 2013

KIndle - Paper White


サイズはとてもコンパクト
念願のキンドルを日本で購入しました。 アフリカ時代、ジムは既にキンドルを購入していて、バケーションの際にベランダでキンドルを優雅に読んでたりして、ちょっと、いや、かなり羨ましかったのです。 ジムがキンドルを購入したのはキンドルが出てから結構早い時期だったので、そのときはまだ日本語が対応されていませんでした。 ただちょっと将来的な宣伝の為か? PDF化された夏目漱石なんかが、無料配布されたりしていました。 ダウンロードしてみると文字の大きさは変えられないし、なんだか本のページをそのまま写真に映して配信してるのかな? というレベルのものでがっかりでした。 
日本語の本を海外でオンラインで買えるっていうのは海外にいる人達にとって、夢です。


やっとアマゾンがキンドルの日本語対応版を出してくれました。 たぶん、ここまで行き着くには大変な道のりがあったと想像できます。 著作権の問題です。 日本の出版業界は今でも日本語の本を完全キンドル化しているわけではありません。 ごく一部です。 ごくごく一部の日本語の本がEーBOOK化されてオンラインで購入できるようになったのです。でも数年前から比べたら嬉しい状況です。 
カバーに指を差し込める。 これは
結構便利です。寝っころがってもキンドル
を掴まずにすみます。

日本のアマゾンドットコムとアメリカのアマゾン、両方のアマゾンからEブックを購入できるのですが基本的に日本語のEブックは日本国内でしか購入できません。 と聞いていた。
だから日本にいる間にできるだけ読みたい日本語本を見つけてダウンロードしてきたのです。 できるだけ読むのに時間のかかりそうな・・・・例えば、『源氏物語』 等を・・・。

が、ドゥシャンベに戻ってからためしで一冊購入してみたら、できるじゃないですか!
な〜〜んだ。 アカウントを変更しなければ、そのままアマゾンドットコムジャパンから本が購入できる事がわかりました。 ただあと5〜6冊買うと、ストップされるかも・・・・。 私が日本国外に出た事をアマゾンが察知し,
購入できなくなるかもしれないです。 (こういう状況をウェブで読みました) 


新しいもの好きの兄がキンドルをまだ持っていないと聞いてちょっと驚いた私でした。 が、兄はIPadを持っているので、キンドルはいらないってわけです。 が、兄曰く、将来的に兄の学校の教科書をキンドル化したいと思っているので、自分でも使ってみないと・・・。

私が使ってみた感想ですが、快適、快適。 だけど一点だけ問題が。
当然ですが、ページをジャンプできないのです。 例えば・・・・・今読んでいる源氏物語、あれ、この登場人物って誰でしたっけ? っていう時。 紙の本だったらページをペラペラめくって、『あ〜、この人この人・・・・ここに書いてあった』ってな具合でページをめくれるのだけど、キンドルはそうはいかないのです。 ブックマークをつけてそこにジャンプする事はできるらしいのですが、あれ、どこだったっけ・・・? と無作為にページをめくれない。 これがもどかしいのです。

しかし、その事以外、キンドルペーパーホワイトは画面の明るさも調節できるし、もちろん字の大きさも変更化だし、ダウンロードはほんの数秒だし、軽くて持ち安く快適そのものです。 

私が日本に滞在中、兄がそのとき自分で読んでいた紙の本を私にくれました。 まだ読み終わっていないのにです。 兄は自分の読みかけを私にくれた後、直ぐにアマゾンで自分用にもう一冊オーダーしたのです。 
オーダーして、直ぐに届くんだもんね、日本だと。 やっぱりキンドルはいらないかな?

Thursday, April 11, 2013

合気道デビュー

私が3月3日に日本に向けて出発した後にドゥシャンベでは大雪が降ったそうだ。 
が4月に入った今はもう春。 日中は暑いくらいだ。 
ドゥシャンベの夏がどれくらい暑くなるのか、想像もつかないのだけれど、アパートには3つのエアコンがついているところをみると、結構暑くなるに違いない。

ジムは2007年までカリフォルニアで合気道を習っていた。 夜のクラスで週に3回も熱心に通っていた。
が、海外生活が始まって以来合気道とは無縁の生活が続いていたのだが、ドゥシャンベで数ヶ月前から合気道のクラスがスタートした。 ジムは日本から戻って直ぐにそのクラスに参加したそうだ。 

君も一緒にやらない?

ジムは私を誘ってきた。 

そもそも合気道とは1人では練習できないから、私が一緒だとなにかと都合が良いのだ。
私も断る理由が全くなかったし、1人でジムの帰りを待ちわびるのもちょっと・・・・。

私が日本から帰ってくる前にジムはすでに合気道用の ”着(ぎ)” を買っていた。
そのパッケージを開いて着てみると・・・・・・。 パンツがピッチピチじゃないですか! 膝を曲げたり転がったりしたらお尻の部分がパリッとさけてしまうのは時間の問題・・・・。 が、本人はお店で一番大きいサイズを購入してきたそうで、『これで良い....』 そう言い張る。 でも、どう見てもTOO SMALL。

私は翌日町を歩いて大きいサイズの着を探しまわった。 なんてたって、英語が通じないので、現物をかかえ、かつグーグルトランズレーションのページで英語をロシア語に翻訳した文章をプリントアウトして持参。 『これよりもっと大きいサイズを探してます・・・・』 と。

ありました! お店の天井にもう何年ぶら下がってたの? という大きな柔道着。
埃まみれでもう、変色しちゃってるけど、確かにでかい! 即、購入。

ジムが買った着(ぎ)もけして小さいサイズではないのだけど、私が着る事にして、ジムにはこの特大サイズを!
翌日、私はミシンを引っぱりだして、2つの着の袖丈を縮めました。 さ〜これでオッケーです。

毎週火曜日の夜7時。 地元の高校の体育館が会場。 先生はアメリカ人。 生徒は7〜8人、地元の人が殆どだ。日本人は? 私だけです。 ちゃんとした会費はなくてドーネーションを集めるだけ。 そのお金でマットを買いたいのだそうだ。

生まれて初めての合気道体験。 準備運動から始まって1時間半。 何がなんだか解らないけど、とにかく真似をしながら身体を動かす。 なんだか今までやったことない動きかたで、よくわからないんだけど・・・・.
思ったより運動量が多くて、汗びっしょり。 それに身体より頭の方が疲れたかも? だって、先生が教えてくれる型がどうなってるのか、分析する方が大変で...., 簡単そうにみえる動きもいざ自分でやろうとすると、え? どっちの脚が先? 手は何処を掴んで、どっちに動く? 難しいのだ。

汗をかいた後は気分は壮快。

夜の町に出てタクシーをひろい、2人で家路についた。 

このさき、家でもジムの練習台にさせられるのは確かだ。 が、やるとなったらちゃんとやりたい性分なので、早くジムに追いつかなきゃと思う。

そうそう、初めてどう動いたら良いのか戸惑う私に、『姿勢がいいね〜』 と何度も先生が褒めてくれました。 ジムは私の姿勢について 『Nature』だと。 生まれつき、姿勢がいいと....。
ネイチャーと言われた私の頭には、おぎゃ〜〜〜と産声をあげた時にピ〜〜ンの背筋を伸ばしていた赤ちゃんの姿が......。

写真がないのが残念。 そのうち、私の着姿をご披露します。

Tuesday, April 9, 2013

日本から戻って・・・・

日本から無事にタジキスタンに戻って来ました。 
母の88歳、米寿のお祝い、京都旅行、無事に終了しました。 ジムも赴任したばかりだというのに、無理をしてかけつけてくれました。 



今回ほど旅の手配に苦労した旅行はありませんでした。 北京での乗り継ぎの際、ターミナルチェンジがあって、私のチケットは乗り継ぎ時間が2時間半あったにも関わらず、ギリギリでした。 最後はセキュリティーチェックの長蛇の列で、すでにボーディング時間になってしまい、なりふり構わず、前の中国人を10人くらいすっとばし、最前列に出てそのあとはターミナル内を疾走。 本当にギリギリでした。


ジムのチケットは私のチケットより乗り継ぎ時間がすくないので、これは絶対に無理・・・・・。
だけど私達が買ったチケットは変更もキャンセルもできないチケットだと判明。 結局、ジムは手荷物だけで日本に来る事に・・・・。

ジムはよほど日頃の行いが悪いのか? 行きも帰りもドゥシャンベ、ウルムチ間の飛行機が悪天候でキャンセルになってしまいました。 雨です。 雨だと飛べないのだそうです、はい。結局北京、成田間は買い直しです。

私達の旅行行程の大変さ加減は前代未聞の出来事でしたが、一方、桜の精にお願いした甲斐あって、母の米寿のお祝い、京都旅行では桜がバッチリ咲いてくれました。 なんせ、ホテルの予約は去年に入れたので、たった2泊の京都滞在中に桜が咲いてくれるかどうかは、もはやギャンブル。 が、ありがとう、桜の精。 見事満開の桜が迎えてくれました。 金閣寺と平安神宮へ行って来ました。 満開の桜と一杯の人間を見て来ました。





88歳になった母は健康そのもの。 血管年齢は60歳だそうで・・・。 だけど、足腰が弱って、以前の様にスタスタとは歩けなくなっています。 80歳まで1人で飛行機に乗って、カリフォルニアまで遊びに来ていた時の姿はもうありません。 京都では車いすに乗ってもらって見学をしました。 あとは人力車。 チューリップ柄のシルクのブラウスを着こなして、今でもお洒落の事ばかり考えている母はあっぱれです。 
が、88歳にして猫の慎之介と2人で一軒家に住むのは難しい状況になってきています。京都でも2泊目にベッドから落ちて背中に20センチもある大きな痣ができてしまいました。 痣が絶えません。

今回、エンディングノートと言うノートに母の事についてできる限り書き込んで欲しいと兄に頼まれた私は最後の日に6時間もかけて、母の身の回りの事、保険や銀行関係、親戚や友人の連絡先等を整理して私がノートに記入しました。 本人にとっては残酷な質問もあったりして、2人で泣きながら書く欄もありました。 が、やって良かったと思います。 兄では忙し過ぎてできないし、こういう事は娘の方がいいでしょう。

リタイアの事、親の事、仕事の事、色々な事を考えなくてはいけません。 
今は頭が少々混乱ぎみ・・・・。 でもカウンセリングの先生や友達と色々話して、ヒントを頂きました。

今、ドゥシャンベに戻り、静かな毎日に戻りました。 ジムと2人の静かな時間が流れます。 あと1年半でジムはリタイアしたいと思っているそうなので、私はその時どうしたいのか???? 

”自分の人生は自分が主役だから” カウンセリングの先生に言われたこの言葉を噛み締めてこれから先の事を考えたいと思います。

母に来年も戻って来てね、と念を押されました。 来年は5月に私のグリーンカードの更新手続きがあるので、どうしてもカリフォルニアに戻らなくてはいけません。 でもやっぱり日本にも帰らないと・・・・・。 母が心配なので・・・・。