Tuesday, January 10, 2012

<バケーション その11>Drakensburg ハイキング

毎朝ゴキブリの死骸を始末することから一日が始まるサウスアフリカ、ダーバンでの生活も2週間を過ぎた。 ホウ酸団子の威力は凄い。一歩アパートの外に出ると、庭や通路にゴキがウロウロしているのを見かけるくらいだから、ご近所さんには無数のゴキが生息しているのは確かなのだが家の中を縦横無尽に駆け回る姿を見なくなった。  ホウ酸団子、バンザーーイ!

さて、毎日家にいて時々映画館なんかにも出かけたりしている私達は、少しアクティビティーが恋しくなってきた。
サウスアフリカはケープタウン、クルーガーパークが有名どころだが、Lethto との国境沿いに世界遺産に指定されている国立公園がある。 Drakensburg だ。
早速インターネットで宿の予約をとった私達は荷物を車に積み込み、2泊3日の小旅行に出発した。 ダーバンから車で3時間程の距離。 

目的はトレールハイキング。 初日、予約していた宿にお昼前に到着できたので、早速トレッキングブーツに履き替え、国立公園のゲートへ。 そこで地図をもらい、どのルートを歩くかを決める。 ハイキングをする人達は必ずレジストレーションにサインをしなくてはいけないのだが、私の目をひいたのが、”蛇に注意!” というプリントだ。 ”トレールを歩いていると蛇に遭遇するかもしれませんが、パニックせずに・・・・・” という注意書き。 
ありんこや蜘蛛でさえ嫌な私なのに、蛇なんて言語道断。 何度も書いていると思うけど、私はアウトドアタイプの人間じゃない。 スポーツは大好きだけど、キャンプは嫌なのだ。 毛虫とか蜘蛛とかがでてくるから。 それに低血圧で朝が苦手なのに、火を炊いたり食事の用意をしたり、洗い場まで食器を持って行ったり・・・・. そういう行程が苦手なのだ。 めんどくさいの。 
良い空気の中で食べる食事はことの外美味しいし、鳥のさえずりも素晴らしい・・・・それも良くわかるのだけれど、メリットとデメリットを比較するとどうしてもデメリットのほうが大きいのよ。 ホテル大好きだもの。

ジムは密かに近い将来、アメリカに休暇で戻った際にキャンピングカーを借りるか、買うかしてそれで休暇を過ごそうと計画しているようだけど、キャンピングカーも私にしたら、ブッブー。 嫌だわ。

話が横にそれだが、蛇に出くわさないように私はジムを先頭に歩かせた。 ジムは『蛇は先頭の人は襲わないけど、襲うのは2人目なんだよ、知ってた?』 と大まじめに私に言っていたけど、小鼻の辺りがヒクヒクしてたから、あれは絶対に嘘だと思った。 
大嫌いなゲジゲジは何匹も出てきたけれど、幸い蛇には遭遇しませんでした。良かった! 

1日目は2時間、2日目5時間、3日目は2時間半、トレッキングを楽しみました。 

ドラケンズバーグ、グランドキャニオンの小さい版と言うか? テーブルマウンテンと言うか? とにかく息を飲む景色の中、ブッシュの中を歩き続ける・・・・。 ジムも私もトレーニングを重ねた身体ではないのでヒーヒーハーハー・・・・・情けないくらい疲労困憊。 場所によっては岩肌をよじ登るような所もあって、コケやぬかるみで滑りやすくなっているトレイル、転ばずに一歩一歩足下を確認しながら歩いていたので、首が痛くなってしまった。

2泊宿泊したB&Bでは農場を経営している家族の80歳になる婦人が迎えてくれた。 それが一泊48ドルにも関わらず、朝食がもの凄く豪華版! フレッシュなイチゴ、ヨーグルト、トースト、ジュース、絞り立てのミルク、目玉焼き2個、大きなソーセージ2本、大きなベーコン2枚、トマトのソテー、マッシュルームのソテー、シリアル・・・・・。 これ全部1人分。 
凄いでしょ〜。 高タンパク、ハイカロリーのお陰で登り2時間半のトレッキングもなんとか登りる事ができました!

ジムの後ろを歩きながら、小さな、小さな、野の花を見つけては写真をとり続けた私。 ヒーヒーハーハー言いながら・・・・・。
苦しい登りも目の覚めるような色の小さなワイルドフラワーが目を楽しませてくれました。

ところで、蚤に攻撃されたジムは体中100カ所くらい刺されて水疱瘡みたいになってます。 ソファーはスプレーしてベランダに出したきり家の中には入れていません。 でもなんだか毎日ジムのお腹の辺りの赤い虫さされが増えているような? なんで私だけ刺されないのか? 今日は布製のソファーをクリーニングしてくれる人が来る予定だけれど、いくらクリーニングしても家具についてしまった虫は退治できません! とジムが言い切っているので、私達はソファーセットは家の中に入れない予定です。




途中で出会った10センチくらいの小さなカメレオン!


















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