出発の前日、夜まで待っても私達のリクエストしたフライトのチケットが購入できているのかどうか確認できなかった。
チケットはサンタモニカオフィスのトラベル担当者が手配してくれるのだが、時差があるので最終的にEチケットをメールで確認できたのは出発の日の朝だった。 プリンターが手元にないので印刷もできず、私達は必要事項をメモし全ての荷物をレンタカーに積み込み、出発・・・・・。
ダーバンのアパートを朝の9時に出発した。 南アのハイウェイは制限速度が120K/h。平均110Kのスピードでひたすらハイウェイを走り続けること6時間、ヨハネスバーグに到着。
サウスアフリカンエアウェイは荷物の大きさ、重量チェックが厳しいので有名なのだ。 一度チェックインカウンターで言い争った経験もある私・・・・。チェックインラゲージは1人30キロが上限で、少しオーバーしていたのだが、今回はラッキー! 無事通過。
ところがだ・・・・。 搭乗の時、タラップの前で私のキャリーオンが大きすぎてコンパートメントに納まりませんから預け荷物とします、と言われてしまう。(それならそうと、もっと早くに言ってくれ〜。)
そんなバカな! 私のキャリーオンは小さいサイズだから問題ないはずだ。 周りの乗客を見るともっと大きなものを抱えている人もいるのに・・・・。
友達がサウスアフリカンエアで同じように搭乗の直前に手荷物をとられて(お預け荷物扱いにする、という意味)家に到着してから貴重品が全て抜かれていた事に気がついた・・・・。 それと同じパターンじゃないの! ”嫌だ、嫌だ絶対に嫌だ〜!” っと思ったが、あの状況では抵抗できなかった。
私は持っていたスーツケース用の鍵をかけて、キャスター付きの手荷物を係の人に手渡した。アワアワしてたので、スーツケース用の合鍵がスーツケースの小さなポケットに入っていた事を忘れたまま預けてしまった私。バカだわ〜。
合鍵の事を搭乗してから思いだして、不安になる・・・・。 中にはハードドライブが2つとMacのディスク、イラストレーター等のCDが入っていた。
1時間20分程の短いフライト。 搭乗時間が遅れていたのですぐに飛行機は離陸した。
ハラレに到着したのは夜の9時半。 ジムがこの国で合法的に働ける事を証明する許可証のコピーを手に入国審査へ。 胸のレントゲン写真のコピーも。
ところが、審査官は許可証はコピーでなくて、オリジナルでなくちゃダメだというのだ。 これから入国するのにオリジナルが手元にあるはずないじゃないね!が、ジムはこの件については現地スタッフから聞いていたようで、迎えに来ているドライバーがオリジナルを持ってきているはずだと審査官に伝える。 審査官は友好的で、ドライバーと落ち合えるようにジムが出口付近まで行く事を許可してくれた。
が〜! ドライバーは迎えに来ていなかった。 電話で連絡しようとしたがサウスアフリカで購入した携帯では繋がらなかった。 夜の10時をまわって、空港はガランとしている。 私達の飛行機が最終便だそうだ。 とうとう乗客は誰もいなくなり、私とジムだけが入国審査のブースのところに取り残された。 が、ジンバブエの人達ってほ〜〜んとに親切。 携帯が必要なの? 僕の使っていいよ? と貸してくれたり・・・。 コンゴの悪夢の空港とは大違いだ。 グッドニュースは取られてしまったキャリーオン荷物は無事に30キロのスーツケースと共にラゲージクレームに現れた。 中を確認したが、何もなくなってはいなかった。
やっとIMCジンバブエスタッフと連絡がついた。 どうやらコミュニケーションミスで私達が今晩到着する事を誰も知らなかったようだ。チケットが最後の最後まで確認できなかったので、現地スタッフと連絡をとり、迎えの日程を確認しあえなかったのだ。 私はそこらへんのところがとても心配だったのだが、ジムがメールでやり取りをしていたので、あまりしつこく聞かなかったのだ。 (やっぱり詰めが甘いじゃないの!) 私達の到着は来週だと思っていたそうだ。とほほ・・・・。
荷物をピックアップしたり、トイレに行ったり、出口までドライバーを探しに行ったり、と私達は入国審査のブースから半径50メートル内を放し飼い状態になっていた。パスポートは没収されたままだから・・・。
が、最終的にIMCのロジスティシャンがが許可証のオリジナルを持って空港に駆けつけてくれた。 かくして、私達は入国を許可された。
コピーでは入国できません、と聞いた時、疲れ果てて空港の床にペタリっと座り込んでいた私。 人けがなくなり、審査官達も1人ずつ家路についてしまうし・・・・。 空港の電気が消されて暗闇の中、ジムが私の首に小さい懐中電を掛けてくれた時はトムハンクスの映画、”ターミナル” が頭をよぎった。 今夜はここで野宿なのかな〜〜と。
無事に2週間のビザをもらった私達は空港を出発し、IMCゲストハウスに到着。 なが〜〜いなが〜〜い一日が終わった。 ついにハラレに到着したのだ。
さ〜、これから又、私達の新しい冒険が始まる。
無事に着いて、本当におめでとう!よかったよかった!
ReplyDeleteそれにしてもアフリカってスムーズに事が運ばないもんだね。そういうことに慣れないと、やっていけないところだよね。なにはともわれ無事到着おめでとう!