二十歳の頃に好きだった男性が何度も夢に出てくるのは、叶えられなかった私の思いが身体の中で消化不良を起こしているからだろう。言わば、私の人生での”最大の挫折”だから?(ちょっとオーバーか?) 毎日の生活の中で彼の事を思い出したりすることは殆どない。 彼の名前の漢字すら忘れてしまったくらいだもの・・・。 なのに、何故だか夢に良く登場してくれる。 夢の中でもいつも悲しい思いをしてる自分がつくづく可哀想になってしまう。夢の中くらいもう少しやさしくしろよ!って言いたい。 隣りに何時も別の女性がいるんだもの・・・最悪。
今朝の夢は夢の中で彼の言った台詞が凄いのよ。
”朋ちゃん、僕と朋ちゃんは、もしも夢を共有できていたら一緒に歩んでいただろうね”
ここで目が覚めた。
ベッドの中、ボーッと天井を見ながらで彼の台詞を咀嚼する。”そうか、私は彼とは夢を共有できなかったんだ・・・。 だから将来がなかったんだ・・・・。
”僕と朋ちゃんは・・・・・” 一日中、何度もこの台詞を思い出しては切ない気持ちになった。
ってやんで〜、フ〜〜ンだっ!
じゃ、今はどうなのよ?
ジムと私、お互いの夢なんて語ったことないんだけど、最初のデートの時に ”僕はいつか又、アフリカに行って働きたいんだ・・・” と静かに言ったけね。 ”へ〜〜そうなんだ、そんなこと考えてるんだ。 面白い奴だな、おまえ!” そう思ったのを覚えている。が、ジムの性格からして、話を大げさに語ったり、詳細を告げたりなんてことは一切なかった。 そして結婚してからも2〜3回程 ”アフリカに行く事、君はどう思う?” と聞かれた。 ”人生は短かすぎるもの、行けるチャンスがあるのなら私も一緒に行きたい!” 確かそう答えたと思う。 が、まだまだ遠い将来の事だとばかり思っていたのだ。 ところが、2007年の夏。 会社から帰宅すると、待ってましたとばかりに、突然ジムが ”君、本当にアフリカ行きたいんだね?” とたった一言だけ聞いてきた。”シュアー!” 私の返事を聞いたジムはアフリカの仕事へ応募するためのアプリケーションをオンラインで送った。 詳しい話し合いなど全然してなかった。 行きたい? シュアー。 これだけの会話。
これから先の早かった事。 ジムの採用が決まり、転がるように話が進んで私は会社をやめ、数ヶ月後には家を空にして、ジムはアフリカに、私はフランスに飛んだのでした。 あまり誇らしいことではないので声を大にしては言えないのだけれど、ジムはフランス語を話せない私をパリの語学学校に送った。 4ヶ月特訓を受けてからチャドへ来るようにと・・・・。(この時ジムは私が如何に語学の勉強が苦手か知らなかったんだろうね? 大枚はたいてね・・・。)
一緒にアフリカに行くか、一緒に行かないか。 私達の選択肢はこの2つだけだった。 これってもしかして夢を共有していると言っていいのかも? 一緒に行けば辛い事も楽しいことも全部共有することになるものね・・・。 この4年間、確かにそうしてきた。 お互いの背中を見守りながら。
今朝の神様のお告げのような台詞入りの夢は、切ない思いと一緒にこんな事を私に気づかせてくれたのでした・・・・。
今では夢の中の君に”ふってくれてありがとう!” と言える。
しっかし、深く会話をしない夫婦だよね・・・・・。 難しい会話は10年経った今でもできないから。 私がジムの英語をちゃんと理解できないから。 だから深い会話ってないんです。 ”愛してるよ!” と ”おなかペコペコで〜〜す” これくらいかな、2人の会話は。
夢の共有も、何もかもはるか昔の話、、さびしい!
ReplyDeleteアフリカンモーニングデイウー、このブログを読むとそんな過ぎ去った日々が思い出される、、ような気がする。
ステキ!!!