夜の11時をまわり、ジムと私はダイニングテーブルの上でお互いのラップトップをつき合わせながらインターネットに興じていた。
ラップトップ越しのジムの顔がフッと柔らかい笑顔に変わったかと思いきや、
"Good News, TEP is out" とメールを読みながらジムが言った。
International Medical Corps Zimbabwe スタッフからのメールだった。 申請はジンバブエスタッフを通してやっていたので、彼等からのメールを首を長くして待っていた私達。
昨年の11月25日にジンバブエの労働許可を申請して7週間が過ぎていた。 最低でも6週間、がクリスマスを挟むのでもう少し時間がかかるだろうと言われていたのだ。 最悪のケースは許可されない事もあると・・・・・。 ジンバブエ政府とアメリカ政府はそれほど仲良しではないそうだし、お役所絡みだから何が起こってもおどろきゃしない。 ダメな時はダメで他の身の振り方を考えよう!くらい大胆に構えていた私達は、この7週間をバケーションにあてていたのだ。
リタイアする前にこれ程長い休暇がとれるなんて事は、まず奇跡に近い・・・・。が、長期の休暇も思ったより大変だった。 ザンジバルで緊張しすぎたせいか? ダーバンのアパートに到着してからはジムも私もリラックスしすぎて、茹で過ぎのブロッコリーみたいになっていた。
弁護士を雇って、プロセスを早めてもらうようにしたのだが、年が明けてからの1週間はジンバブエ政府のお役人さんたちが、まだ休暇中だったので認可の是非も分からずじまいだったのだ。 今週は弁護士さんが様子を伺ってくれる予定だった。 だからその連絡を待っていたのだが、いきなり許可証のコピーが送られてきたから驚いた。 バンザ〜〜イ! 許可されたのだ。 これでジンバブエに入国ができる。
Party is over. Time to work! ジムと私は興奮しながら明日からやらなくてはいけない事を考え始めた。
先ずは車が必要。 中古車の購入。 中古車を買って、それでダーバンからハラレまで運転して行こう! というのがオリジナルのアイディアだ。
許可証がおりないと、中古車の購入もできなかったから。
明日は車を買いに行くゾッと!
2人ともシャキッとして、頭をクールに切り替えないと・・・・!
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