今日2月9日は私がチューターをしているM子にとって、待ちに待った日です。 ”インターナショナルスクールオブアジア 軽井沢” という名の高校にスカラーシップ生として受け入れてもらえるかどうか、その合格通知が送られてくる日です。
ちょうど一年前の2月に、我がアパートメントでスカイプの面接を繰り返し、すったもんだした結果、M子は合格は保証するけど、1歳年齢が若いので1年間入学を待つように言われたのでした。 合格、だけど、1年保留。 嬉しいけどM子の親は納得していませんでした。 1年若くても、入れて欲しいという交渉を最後の最後まで諦めませんでした。 6月で年度が終了するというのに、年明けに1年飛び級して無理に9年間の履修を終了させて2014年に日本に娘を送りこもうとしました。が、結局飛び級したはいいけど、うまくいかずに元の8年生に逆戻り.....。 ものすごく無理がありました。
一年待つ事をよぎなくされた親子は不安な1年を過ごしました。 というのも学校側は入学を口頭で約束しましたが、それを文面で書いて送ってくれなかったから。 学校側の立場もよく理解できます。とにかく公式なレターは送られてこなかった。
それが1年たった今日、やっと、やっと、公式に合格通知が送られてきました。
朝の7時前にM子の母から電話です。 電話の後ろでは祖母の声も聞こえます。
21日、M子の誕生日なので、ジムと私は招待されていて、その時に私が何を食べたいか? おばあちゃんが後ろで聞いているようです。 とにかく家族じゅうが興奮状態。
おめでとうM子。 これでやっと安心して生活できるでしょう。 夏には日本に向けて出発。
軽井沢にM子を訪ねて行ける日が本当に来ると良いと思います。
2年弱、私はM子を教えてきました。 途中もういやになって投げ出したくなりました。 だけど、これは私自身の鍛錬だと思って続けました。M子も私が時々とても厳しくしたので、嫌になったと思います。 お互いに嫌な面を見せあった。だけどやめなかった。
M子は16歳にしては大人びているしっかり者。
この先、軽井沢の高校でいろいろな国のいろいろな友達と出会い、学び、成長していくのでしょう。
学びたいのに学べない、上を目指したいの目指せない。私たちには想像できないような逆境を乗り越えて海外の高校への切符を手にした親子の姿を2年近くまじかで見てきました。
それは日本のお受験のような世界ではありません。 省庁に母1人で乗り込んでいって、大臣に娘の留学について助けてくれるように相談・・・・。 だけど、結果はいつも裏目。そういう世界です。
おめでとう、M子。
将来は建築家になりたいのだそうです。
大きく羽ばたいて欲しいです!
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