Wednesday, November 20, 2013

ダイビング体験/無事ライセンスをゲット(プーケット)

23泊もあるタイランドでの休暇がスタートしました。 ドゥシャンベのアパートを夜中3時に出発。 5時の飛行機でドバイに向かいました。 ドバイからはエミレーツでプーケットに直行です。 やっぱりエミレーツは他の比べると良いかも? 

最初の9泊はプーケットのパトンビーチ。 繁華街のまっただ中にあるバックパッカー用の宿。 キャンセルして他のホテルに移動したいと2人で希望したのだけど、すでに予約を無料でキャンセルできない期間になってしまい、諦めました。 
ま、モーテルだと思えば我慢できますけど・・・・9泊もあるのよね。

ただスタートはダイビングクラスが3日間あるので、一日中講習と実技で忙しかったです。
3日間の講習期間中、最初の半日はビデオを見る。 で、その午後はプールで実技。
ジムと一緒の講習なので、私は先に日本語のオンライン講習をで受講し、最終テストもパスしていたのです。 ジムはそんな時間はなかったので、現地に行ってから講習を受ける。 私はとなりに座って英語のビデオを一緒に見ました。 義理の姉から計算問題が難しいのよ・・・と言われていましたが、やっぱりこれ、英語で受講したとしたら難しすぎてとても理解できなかったと思うのです。 日本語で先に受講しておいて、良かったわ〜〜〜!



翌日はボートで海へ繰り出し、そこでの実習です。酔い止めの薬を飲んだお陰か全く船酔いもなし。だけど、最初にもぐった時、私はパニックしてしまいました。 何故かというと、目が痛いのです。 海水がマスクに入ってくるせい? だけど、痛過ぎる。 インストラクターにギブアップ、水面にあがりた〜〜い、と意思表示したのだけど、彼は私をなだめすかし、ゆっくり呼吸をするように指示して、浮上しようとはしませんでした。

ボートにあがってから、私の目が真っ赤になって、腫れています。 マスクがゆるいせい? いいえ、原因はどうやらサンスクリーンだったようです。 110というもの凄く強いサンスクリーンをもぐる前に何度か顔に塗ったんです。 で、そのサンスクリーンがマスクの中の水にとけて、目に入ってしまった。 痛いのなんのって、シャンプーが目に入ったような痛さで、目があけられません。 ジムがボトルウォーターで何度も何度も私の目を濯いでくれました。 『ハイ、ブリングして〜』 って言うんだけど、目が開けられないんだよ、しみて。

もう、この先、もぐるのは無理かも? そう心配した時・・・・.

おとなりで休憩していた日本人男性が目薬を差し出してくれました。 コンタクト用の目薬だと。 

これを点眼してからやっと目をあける事ができて、しばらくして痛みがとれました。
良かった〜〜。 そのあと2回もぐり、2日目も終了。

3日目は2時間半もボートで波に揺られ、ピピアイランドへ。そこで最終演習。 ジムはよ〜〜く浮かびます。 太ってるからです。 重りを私の2倍も腰につけているにも関わらず、はい〜、もぐる〜〜。 っていわれて、気持ちは沈んでるんだけど、身体だけが意志に反して、ぷくぷくと浮いてしまうのです。 私も初日に体験したこの状態。 だけどコツを覚えたら沈んでいくようになりました。 だけど、ジムは苦労してましたよ。 インストラクターにもう1つ重りをポケットに入れてもらって、ようやく沈んだ〜。
ダイブ前、お着替えの時間。 ボート内はもの凄い
混雑ぶり。
ジムと私のウェットスーツはスーパーダイバーという
会社名がついています。
私の写真はないのよね・・・。


ダイビング後のリラックスタイム。
すっぴ〜〜ん。


サメ、タツノオトシゴ、ウミヘビ、大きなコッドフィッシュ、ウミガメ等に遭遇しました。 海の中のサファリです。 
ウミガメを追いかけていると、なんだか自分が浦島太郎になったような気分だし。 もう、最高。

ダイビング、最初の体験で好きか嫌いかに別れると思うけど、私たち2人とも好き! のほうでした。 このあとこの休暇の最後に4泊のボートトリップがあるんです。 これは毎日ダイビングざんまい。 それまでにもう一度、日帰りのダイビングができたらうれしいな〜。

今日11月21日は何も予定を決めていないので、のんびりしたいと思うけど、お天気がぐずついています。 この先の天気予報も曇りか、雨なんだよ・・・・。

Friday, November 15, 2013

プーケットにしゅっぱ〜〜つ

さてさて、2013年11月16日、午前5時のフライトでプーケットに向かいます。
夕べ、ジムが帰宅したのは深夜12時をまわっていました。 休暇の前後はとにかく大変です。 

でもって、私もこの先3週間ちょっと、ヨード入り食塩の事を考えなくてすむわ〜〜って思ったのだけど、よく考えたら今回の休暇はダイビング旅行だから、海水? 海藻? 
あれれ・・・・・これじゃヨード入り食塩を思い出さずにいられないかもっ?いやだ〜〜〜!

フライドバイ という会社の飛行機でドバイに飛び、そこから直行便でプーケットです。
到着16日の深夜11時過ぎ。

良い旅行になりますように! ではいってきま〜〜す。

あ、ラップトップを抱えていくので、アップデートできると思います。


Thursday, November 14, 2013

教育への情熱

合気道クラスで知り合ったマリカは現在15歳。 地元の公立高校に通っている事は前に紹介しました。


マリカは来年8月から開校される軽井沢の高校の一期生に申し込むため、願書を制作しています。奨学金制度ででの入学を希望しているのです。

数学を週に2度教えてあげていたのですが、結局、この学校が指定している学力テストをこの国では受けられない事が判明し、カザフスタンや、ロシアまで行って受験するのは経済的に無理なんです。 学力テスト以外にも、学校側は英語圏以外の人はトーフル、またTOEICも受験して下さいと言っているのです。 マリカはサマースクールから戻ってから必死で英語を勉強しています。 が、トーフルの受験もただではありません。 

学校側に問い合わせました。
すると、なんとも丁寧なお返事がかえって来ました。 学力テスト、並びにトーフル、TOEICを受けるのは Heighly Recommended であって、絶対ではありませんよ! と。
そして、もし受験しなくてもそれが最終審査にマイナスの影響を与えることはないです。
そう、はっきり言ってくれたのです。 私は直ぐにマリカ親子に電話をし、グッドニュースを伝えました。 これで一大問題は解決したのです。

が、今週親子に会ってみると、マリカの英語力はサマースクールの時点より数段進歩しているので、それを学校側にアピールしたいと、そういうのです。 
だからトーフルを受けたいと。 幸い、母親がボランディアで働いている ユニバーシティー セントラルアジア という大学で、オンラインのトーフルが受けられる、とのことが判明しました。 

私は親子がそういうからにはトーフルの受験料は準備しているのだろうと・・・・・・。
ところがです。 この親子の底抜けに明るい性格にびっくりさせられました。
『私のゴールドの指輪とイヤリングを売って、トーフルの受験料160ドルを作るのよ。』そうあっけらかんと笑いながら言うのです、マリカの母が。

その言葉を聞いた時、なんだか弓矢が胸に刺さったような衝撃でした。

ゴールドの指輪を売れば、なんとかなる! そう思っているのでしょうが、たぶん、それはとっておきの品なのでしょう。 それを売りさばいてでも、トーフルの受験料にしたい! そういう母親の気持ちがなんだか胸に突き刺さりました。
だけど、本当にそれで160ドルになるのか? この先、何か必要に迫られた時にどうするの? 私はそう思いました。

家に戻って、ジムにその話をしました。 トーフルを受けたいんだって。 だけど、受験料がなくて、指輪を売るって・・・・。

ジムは私の話を遮って、『朋、彼等をサポートしたいのなら、僕は全然反対しないから。 君がそうしたいって思うのならそうすれば良いんじゃない。』
そういってくれました。 

私はメールで母親に聞きました。 こういう金銭的なオファーは気をつけて申し出ないと、人によっては気分を害するかもしれないからです。
だけど、翌日、母親は飛び上がらんばかりの喜び様で、私の心配にはおよびませんでした。

なんだかこの親子、見ていてとてもいい感じなんです。 本当に困っているんだけど、そのパッションで、1つ1つと扉をあげていってる。 
結局、学校側は2万円の願書受付料を免除します。 と、メールで連絡してくれました。 これだって、ホームページ上では経済的な援助が必要な人は申してでください。 割引の料金で申し込めます。と、かいてある。 だけど、マリカの母のメールで、学校が配慮してくれたのだ。 すばらしいと思わない? この親子の情熱、そしてこの学校の柔軟さ。

マリカが合格して、軽井沢の高校に通える日が来るって、私は信じているよ!
バケーションから戻ったら、またマリカの数学をみてあげる、約束になってます。


やるだけやりました!

ユニセフへビルボードデザインのアイディアを発表しに行って来ました。
コンゴでの苦い経験を元に今回はプレゼンに力を入れました。 私のリサーチした内容と、マラウイで経験した事について、1ページの箇条書きし、それで、こういうアイディアになりました。 という流れにしたかったのです。

予想をはずし、今日私の待っていてくれたのは担当者Mさん、1人だけでした。
彼の上司に当たる人は最近赴任したばかり、今月から直ぐ通りを挟んでお向かいのアパートに越して来たYさん、日本人女性です。 Yさんとは個人的に話をしていたし、彼女がミーティングに参加してくれていたらちょっと心強かったのだけど、彼女は他のミーティングに参加中だそうでいませんでした。 

と、いうわけで朝からなんどもプレゼンの練習をしていた私はちょっと肩すかし・・・.だけど、緊張せずプレゼンを終える事ができました。 と、いうか、ビルボードの役割とはなんぞや? という私のリサーチについて簡単に意見を述べたんだけど、それを聞いている彼の表情や、返答から『そんな事は言われなくても、わかっているよ。』 的な雰囲気がムンムンと漂い始めたので、私は早口でドンドン進めました。

最後にヨード入り食塩にニックネームをつけて、ブランド化し、まずは子供達にアピールしたい! という佳境に入ったのだけど、どうも彼はそれに完全に反する意見を持っているようで、なんだか雰囲気が怪しくなっていきました。 

私はユニセフなので、子供を対象にする事を意識しすぎたのかもしれません。

彼がいうにはこのビルボードは最終的に全国規模で使われる予定だけど、当初はハトロン地区。 それも山岳地の国境沿いにたてられて、子供なんて、見るチャンスがほとんどないというのです。 それに子供をターゲットにしても新しい塩を買うかどうかの決断は大人がするしっ・・・と。

ドゥシャンベ市内には使われないのですか? 聞きました。 将来的には使われますというお返事でした。

来週、皆と相談して、返答します・・・・とMさん。 
来週は私、いません。
来来週は?
いません?
3週間以上いません・・・・。 

12月11日に戻ります。
もしそれで遅いようだったらどなたか他の方にデザインを依頼してください。


う〜〜〜ん、手応えとしては こりゃ、没だわね、私のアイディアは・・・・・。
もし、彼の上司達が私のアイディアをとても気にいって、どんでん返しが起こらない限りは。 

私の感じた手応えだと、Mさんはタジク人。 とっても保守的で、さもありなん的な物をイメージしているようなのです。 
私の提案した『スーパーサルト』 も全然ピンとこなかったようで、これだとなんだかケミカルっぽいイメージで、農薬みたいじゃない? 食べられるって思わないかも? と、いうのが彼の感想でした。 

やるだけやりました。 私のスキルもアップしました。何も後悔はないです、ほんと。

もしかしたら、私のアイディアは没になって、ユニセフの中で、こうして欲しいっていう意向をまとめて、言ってくるかもしれないな・・・・。 

だけど、3週間、タイランドでは頭を空っぽにしよっと!

 

Tuesday, November 12, 2013

スーパーサルト、デビューになるか?

いよいよ明日がユニセフとのミーティングです。
2週間、“ヨード入り食塩” についてのデザインを思案しました。
と、いうよりジムが考えてくれたアイディアがとても良かったので、私はそれを第一希望としてプレゼンをするつもりです。
プレゼンといっても、ただ鉛筆のスケッチで自分の手持ちのアイディアをスタッフに披露するだけなんだけどね。3〜4個ね。

ビルボードのデザインって、未知の世界。
デザインより先にビルボードの役割からリサーチしました。

結局、ビルボードは見る人が車の中からだったり、歩きながらだったりして、動いているので、6秒間程の間にどれだけ記憶に残せるかが勝負だと・・・・。
それに最初私はヨード入り食塩のイメージについて、頭を抱えてしまったのだけど、ヨード入り食塩とは何ぞや? という難しい事をビルボード上で説明する必要はゼロだと言う事。

プラス、子供たちがヨード入り食塩がなんですばらしいのか、今の段階で理解できなくても全くオッケーだと言う事に気がついたのです。(結構時間がかかった。)ようは、ビルボードを見た人、特に子供が、あれ、なんだろう? って記憶にとどめてくれたら成功だと!

ヨード入り食塩にニックネームをつけて、それをブランド化できるようなイメージの絵にしたいのです。 スーパーサルト、です。

が、問題はそのイメージを、どう表現するかです。 
絵、描けません。 だけど、そんな事いっている場合ではなく、かといって、子供の写真をそのまま使うのは?????

ジタバタジタバタ、イラストレーターとPhotoショップでやってみました。 
そういえば、イラストでできたビルボードはこの町に1つもありません。 アーティストは存在してもコンピューター絵を描くイラストレーターが居ないんでしょう。

これは私にとって、ラッキーなことです。 10年この町でグラフィックデザイナーをやっている友達がサンプルを送ってくれましたが、日本でいうようなマンガタッチの絵ではありませんでした。 

上の絵、これは鉛筆で描いた下書きをスキャンして、イラストレーターでなぞり・・・・。 ここまでは従来の方法。 私でも知ってました。 だけど、どうやったら簡単に塗り絵ができるのか? 色々ユーチューブでお勉強して、昨夜、画期的な方法を見つけました。 12時過ぎまでやってました。 この方法を使えば、上の絵も30分以内で仕上がる。
これは私ができるイラストの雰囲気を見てもらうために明日、ユニセフに持って行くために作ったものです。 これが最終イメージじゃないんだけど、こういう雰囲気の絵で仕上げる事ができます! というサンプル。
あとは、以前に試したようにPhotoショップで写真をイラストに変える方法。 これだともっと写実的になるのね。どちらの方法でもできますよ! ただ、写真ベースの場合、モデルを見つけて、完璧な表情とポーズを作ってもらわなくてはいけませんけどね・・・。

さ、明日のミーティングで私がこの仕事を請け負うかどうか、 が決まります。
頑張れ、自分!


Sunday, November 10, 2013

ダイビングのお勉強、eラーニング

月曜の朝、また地震です。

この国は地震の国です。 赴任してからすでに4〜5回揺れを経験しています。 だからあえてアパートではなくて、一軒家に住む人もいます。
昨日、ダイニングで私はダイビングのお勉強をしていたのですが、パーン、という凄まじい音。 
天井の電球が破裂したのです。 爆竹のような音。 
それが3回ありました。 たぶん、高圧の電流が流れ、ブレーカーが落ちずして電球が破裂したのだと思います。 天井に埋め込むタイプの電球はガラスでカバーしてあるものと、ないものがあって、ないものだと壊れたガラスが一気に飛び散りますが、昨日の破裂はガラスつきの物だったようで、飛び散りだけは避けられました。


そんな中、私はプーケットのダイビングクラスに向け、講習部分を自習できるシステム、eラーニングをやっていました。 ライセンスのクラスは3日間で実技と講習を終了する予定ですが、これは講義部分をオンラインで自習するシステムなんです。 これで勉強して、オンラインのテストにパスすれば、現地に行ってから講習部分をスキップできます。 だけど、私の場合、現地に行ってからはジムと英語でダイビングしなくてはいけないので、講習をもう一度英語で受け直すつもりなんです。 危険が伴う事なので、誤解のないよう、日本語で一度勉強したかったのです。 

結構時間がかかりました。 20時間くらいはかかってるかも? でも無事合格。
計算部分が難しいよ、って義理の姉に言われていました。 確かにこれは最初から英語でやったら大変な事になっていたかも? 
ジムはまだ何も勉強していないので、現地に行ってから1からスタートします。 計算のところ、私はバッチリだからね! 
ジムはカメラのマニュアルとか、読むの嫌いな人だから、ダイブコンピュターの使い方とか、マニュアルを読まなくてはならないもの大丈夫かしら? 私はオンラインのバーチャルコンピュターですでに使いこなせるまで練習しましたから、まかせなさい!

そうそう、今日、ジムの新しいボスがアメリカから来ます。 ジムはダイビング用のビデオカメラをオーダーしたようで、それを持って来てくれるはずなんです。 

だけど、ビデオの使い方、大丈夫かな? (私じゃないですよ、ジムですよ・・・・。)



Saturday, November 9, 2013

地震と大噴火(私)

11月10日。 午前10時過ぎ(?)大きな地震がありました。 ここはアパートの5
階なので結構揺れましたよ。 食器戸棚のドアが開いたり・・・・。
震源地はドゥシャンベの南、Khtolon と言う地区でマグニチュードは5.2。
結構大きかったです。
ジムはキッチンでパンケーキを焼こうとしてました。 私が最初に気づいて、きゃ〜って悲鳴を。 何度か大きく揺れました。 


夕べは私達夫婦にも大地震が。 私が大噴火、マグニチュード6ってとこかな?


私の爆発の震源地はハートの中心部でした。 旦那に対して怒り心頭だったので、興奮して眠れないんです。 この国はウオッカが主流の国で、我が家にも調理用のウォッカの買い置きがあります。 これをがぶ飲みしました、私。

でもって、勢いづいた私はiPodを聞いてた旦那にドカドカと向かって行き、イヤホーンをふんだくって、啖呵をきりました。 ベッドの中で何度も練習してから行ったにも関わらず、やっぱりロレツが上手くまわってなかったようで、英語だしね・・・・・。 『....ななな、なめんなよ〜〜!』みたいにね。

旦那はあっけにとられ、『酔っぱらっているようだから、明日の朝、話そう。』と。

翌朝、話し合いました。 私は私の気持ちを伝えたし、旦那もなんで怒ったのか、白状しました。

ここまで騒ぎ立てないと、夫婦の話し合いができないっていうのは結構、疲れます。

言いたい事全部吐き出して、もう、なるようになれ〜〜〜〜! っていう気分でした。

今度の土曜日にプーケットに向かって出発です。3週間以上もある休暇です。
この大喧嘩が吉とでるか、凶とでるか? お楽しみです。 ダイビングをやる予定なので、喧嘩なんてしてたらバディとして組めませんものね。



Monday, November 4, 2013

持ち物検査 目が離せません

毎週、週末のハイキングについての情報がメールで送られてきます。 
今週末のハイキングは難易度が ”高” とメールに書いてあったので、私は躊躇しました。 だって、難易度 ”中” でもいつも死にそうなんだもの・・・・。

だけど、考えました。 家にいたら一日中コンピュターの前に座って、目や肩が固まってしまう・・・・・。 だからあえて参加する事に決めました。何かデザインについてのひらめきもあるかもしれないし!

この日は文句なしの秋晴れ。 冬は直ぐそこまで来ているけど、ハイキングにはちょうど良い気候です。 参加して本当に良かった。 所々の黄色い紅葉が美しく、遠くには雪をかぶりった山々が。 どこを見ても素晴らしい景色! 

途中で2グループに分けるというアナウンスがありました。 上まで行く体力がない人はこの先、短いコースを進み、そこでランチ、下山。 まだ体力がある人は上まで登る。
そこから先、急斜面にさしかかり1時間それが続きます・・・・と。

ジムと私は亀さんペースながら上まで登る事に決めたのです。 20人程の参加者の中で私達2人が一番遅いペース・・・・。 だけど、無事に登頂成功。 



前にも書いたけど、以前のハイキングでサングラスと、GPSを失くしたジム。先週もアメリカから持って来てもらったばかりのポケット懐中電灯を出張中に失くしてきました。

今日も身体に色々なグッズを括り付けていたので、私はジムから目が離せません。 いつ、何を落としてくるか? だから私はジムの後ろから歩いて、ジムの持ち物を常に監視していたのです。

やっぱり!

ジムは写真撮影に夢中になっていた時、ポトリ・・・・とサングラスを地面に落としました。 私は黙って拾って、ジムの代わりに持ち歩いていたのです。
それから30分間? ジムはサングラスを持っていない事に気づかずに歩き続けます・・・・。

『あ? サングラス!』 ジムがサングラスがない事に気づいたのは随分下山してからでした。 『私が拾ったよ・・・・。』 ホッとするジム。


無事に車に戻り、30分のドライブで、ドゥシャンベ市内に戻ります。
私とジムはバンの一番前の列に座りました。 ドライバーの隣りです。 フロントガラスの所にスペースがあったので、ジムはサングラスと帽子をそこに置いたのです。

ハイキングの後のホッとするひと時です。

その時です。 
ジムが 『 帽子を失くした!』 と言ったのです。
『え?』 さっきまで持ってたのに? 何が起こったのか私は理解できませんでした。

ジムの帽子は車の窓から外に飛んでいってしまったのです。
呆れる私・・・・・。 子供みたい。
せっかくハイキング中、何も失くさずに歩けたのに、最後の最後に車窓から帽子を飛ばされるなんて・・・・! 信じられない。



『あと2週間で休暇だからさ。 タイで新しい帽子買えば良いじゃない。 さっきのはもう古くなってたしさ。』私はやさし〜〜く言いました。


『うん』 とうなずくジムでした・・・・。
やっぱり目が離せないのよ。
下山途中に出会った少年

ランチ風景

こうやってアリンコみたいに並んで登って行きました。
私とジムは皆のペースについていけないので、後からゆっくりと・・・。


ズームズーム!この日はステッィクを2本使いました。
2本のほうがバランスがいい感じです。


この日は2時間20分かけて登り、2時間かけて下山。 11キロ歩き、高度は700メートルあげました。 最終地点は1700メートル。