Tuesday, July 31, 2012

キリマンジャロに向けて

さてさて、カリフォルニアにいる間に私はハイキングブーツの底を貼り直してもらうべく、Re Sole という会社にブーツを送った。 アメリカにいる時間が限られていたので、急ぎで送り返してもらうようメールでお願いしておいた。


早っ! 1週間で戻ってきた。 友達の家に送り返されてきた私のブーツは綺麗に底が張り替えられ、生まれ変わりました。 送料込みで$87でした。


ジムがカリフォルニアに居る間に私に聞いてきました。 『キリマンジャロに登りたい?』 何時もはあまり悩まない性格なんだけど、今回はちょっと返事に困った・・・・。


もし私の返事がイエスだったら、ジムはそれなりの装備をカリフォルニアで購入してハラレに持ち帰ろうとおもっていたのだ。 キリマンジャロの話は2人の間で出ていたのだが、3ヶ月後のR&Rでそれを実行しようと思っていることは知りませんでしたよ。


結局、私達はキリマンジャロに向けての装備を買い込むことに決定。 
急いでウェブで服装についてリサーチ。 全部は持って帰れないのでアフリカでは購入しにくいものを優先して購入。
キリマンジャロには5日から7日程かけて登るらしい。 日本人の間でもかなりポピュラーでそれも50代以上の人達がチャレンジしているようだ。 山頂に登る時は夜中に起きて歩き出し、日の出とともに到着するらしく、そのときの気温がー20度くらいになるらしい。 おそろし〜〜。 


ダウンジャケット、スリーピングバック、寝袋の下に敷くパッド、帽子、手袋、防寒下着、ズボン、先ずはこれらを購入した。 メインの装備だけですでに$1000は軽く超えてしまった。 


これでもう後にはひけない。 ウェブには1年前からトレーニングを! と書いてあるじゃないの・・・・。登頂の前に富士山に登って高度順化したりするらしい。 あと3ヶ月しかない。  


高山病との戦い。キリマンジャロは5800メートルくらい? 私はペルーのクスコですでに高山病を経験してる。 そのときの高度が3500メートルだったかな? まずいんじゃないの?
ジムの主治医さんにお願いして高山病用の薬を処方してもらったのは少しでも症状を抑えられたらと思ったから。 


明日から歩け、歩けのトレーニングだ。 3ヶ月なんてあっと言う間だもの。 心配だわ〜。

Monday, July 30, 2012

サンフランシスコ空港より

4週間前の今日、ジンバブエのハラレを出発した。 バケーションが今終わろうとしている。 サンフランシスコ空港のゲートより・・・・・。


4週間、ドクターチェックアップから始まって、レイクタホ、クリアレイク、カリストガ、そして我が家のある地元アロマスエリア・・・とあわただし毎日だった。


最後の数日は地元で最終ショッピング、処方箋の薬の購入、貸家にしている我が家のインスペクション、目の回るようなスケジュールだった。


去年、我が家を借りてくれている家族から馬を庭に持ってきたいとリクエストされた。 だけど、私達はそれを拒否したのだ。 我が家の庭は馬を飼うだけの広さはあるのだけど、フェンス等が馬を飼う用にできていないから・・・・。


拒否したのに、なのにそのテナントは私達が海外に居る事をいいことに知らない間に馬を庭に持ち込んでいたのだ。 行ってみると、馬用のトレーラーもあったし、庭中が糞だらけで足の踏み場もない程荒れていた。 チェリーの木の葉っぱが食べられてたり、フェンスが壊されたり、これ、皆、馬の被害だ。


テナントには私達が訪問する事は連絡してあったので、急いで馬をどこかに移動したのだろう。 馬は庭にはいなかった。 テナントはとてもフレンドリーな家族で、私達を笑顔で迎えてくれ、たわいのない会話をあれこれ・・・。
そして最後に 『時々、馬を連れてくるのを許可して欲しい』 またそう聞いてきた。


が、ジムは頑固として拒否。 だって、問題が多すぎだもの。 私達とテナントの間にはプラパティーマネージャーがいる。 私達の代わりに貸家の管理をしてくれる人。
”馬の持ち込みはご遠慮ください” という書面をマネージャーが私達に代わって送ってくれる予定だが、あの様子からすると馬を他の場所で管理するのは無理なのだろう・・・。
だから庭に放し飼い・・・・・。 困ったものだ。それを理由に出て行ってもらっても良いのだが、次に借りてくれる家族が何時見つかるかわからないので、それも困るのだ。


家をかすというのは結構大変なことなのだ。 ジムは出発の前までジャクジーの水漏れをなおすのに必死だった。


エミレーツのオンラインチェックインは24時間まえからできる。 昨日の午後4時45分、私は時計とにらめっこして、オンラインで席替えを強行した。 なんせ、ジムと私の席は離ればなれだから・・・・・・。 あいにく良い席は全部埋まっていて、4人席の真ん中2席をやっと確保。 これって最悪だ。 16時間も乗るのに。


空港までは家から1時間半で到着してしまったので、エミレーツのカウンターはまだオープンしていなかった。  早く出発しすぎたね、ごめんね、私の計算が悪かった・・・・。ジムに謝る私。


が、30分待ってカウンターがオープン。2番目にチェックインした私達。ボーディング
パスをもらわなくてはいけない。 今年の2月に成田からジンバブエに戻った時に成田のエミレーツで手荷物が多すぎると言われ、2万5千円も追加料金をとられた私。 今回ジムの手荷物は3キロオーバーしていたのだが、無事通過! やっぱりアメリカはおおらかだわ。


すでに席は確定していたのだが、『満席だと思うけど、もしかして通路側で2人一緒に座れる席、空いてないですか?』  こういう時、ジムはとても静かなので、私がダメもので聞いてみた。
グランドホステスのその人、なんだか意地悪そうに見えたのだけど、聞いてみるもんだわね〜。
 
『非常口の席に座ったとして緊急の際、あなた達、ちゃん対抗できますか?』ジムが親指を挙げながら、『No Problem!』嬉しさを隠しながらそう答える。


イグジィットロー(非常口席)は追加料金を払ってでも座りたい一番良い席だ。足を思い切り前に伸ばせるから。 昨日、オンラインで確認した時はこの席はすでに埋まっていた。 エミレーツが確保していたらしい。


30分前に到着した甲斐があって、私達は夢のイグジィットロー、通路側を確保!


なんとラッキーなことか!
ばんざ〜〜い!


はい、これから搭乗しま〜〜す。 




Thursday, July 19, 2012

レイクタホでゴルフ




レークタホに2週間滞在した私達は翌日の出発を前に最後の1日、ゴルフをして過ごす事に決めた。 色々なことがあって、私の気持ちは落ち込みっぱなし・・・・。 レークタホの壮大な山々も、エメラルドグリーンのレークもどれも私の気持ちを前向きにしてくれるだけのパワーはなかったから。

ゴルフ? コースに出ての本当のゴルフ? 四半世紀前にバージニアに居た時に半ばむりやりコースに連れて行かれた事があったのだが、それ以来ゴルフはしてません。 アフリカに行く前に働いていた会社でボス達がゴルフに興じていたのにはそれなりの理由があるに違いない。 日本でやるより安いから? いや、それもそうなのだが、やっぱり”楽しい” からなのだろう・・・・。そう思っていた。 

会社のCFOが ”ともこさ〜〜ん、僕、今ものすご〜〜くゴルフしたいのよ!” (何故だかこのボスは女言葉で話す)と仕事中に突然言い出した時はどう返答していいのか、困ったものだった。

それくらい面白いに違いない・・・・。 



もちろんゴルフ用品は何ももっていない。 ジーンズにいつものサファリハット、キーンサンダル。 どうもいただけない”いでたち”だし・・・・・・・。 がゴルフクラブをレンタルした私はくらーーい気持ちのまま、あとはどうにでもなれ、というやけっぱちの気持ちでコースに出た。 9ホール。 

何なに? この頭でっかちのクラブと平べったいメタルのクラブ、どれをどう使ってよいやら、全くわからないんだけど・・・・。 
ジムだってほとんど経験がないはず。 息子だけが数年前に短大でゴルフのクラスをとっていた。 いわば息子が一番経験があるということ。

が、根が素直なのね、私、きっと。 まっすぐに飛んでくのよ、ボールが。 めざした方向まっすぐに飛んでくの。 150ヤード。

この爽快感! ジムと息子はやたら力で飛ばそうとするので、右へ左へコースをはずれて薮のなか・・・・。 私? 1つもボール、失くしませんでしたよ。コースをはずれないもの。

グリーンにのってからの玉転がしはやはり練習が必要。 強弱だったり腕の振りだったり・・・・。

子供の頃、父が庭でゴルフクラブを振って練習していた。 ゴルフボールが半分になった形の練習用の道具が地面に刺してあって、そのボールを叩く。 父の姿が瞼に焼き付いている。

ゴルフについては何も知らない私なんだけど、ゴルフクラブを握った時にたぶん、たぶんだけど、左腕が軸になるんじゃないかな?  全くの自己流。 ただ力を抜いてクラブの重さを利用して遠心力でスウィング。



とにかく超気持ちよかったのだ。 青空に向けてスコ〜〜〜〜ンとボールがクラブにあたって飛んで行く、あの感覚がね。 

会社のボスがともこさんもゴルフやれば良いのに・・・・。と言っていた。 もしやったとしたら絶対に私ははまるだろう・・・そういう予感があった。 

だってさ、1人でやる玉ゲーム、私、むいてるのよ。 ボーリングにしろ、パチンコにしろね! ゴルフも絶対に好きに決まってる。

そういう予感はやっぱりあたりました。

私の長かった鬱状態、タホ最後の日にゴルフが私を救ってくれました。

ハラレに戻ったらゴルフだわ。 ハラレだけでも10個のゴルフコースがあるらしいから・・・・!


レイクタホの山小屋


話が前後するのだけど、レイクタホにあるジムのお爺さんが所有していたという山小屋を紹介します。 ジムのお姉さんによると1920年に建てられたそうで、え??? てこたー何かい?
92年前ってこと? 

 外から見るとこんな感じです。 名前はお爺さんのファミリーネームの"LAMB " 。 ジムのお母さんの旧姓ってことだ。サインが何とも可愛らしい。 

しっかしとしたログで建てられているので、ずっしりがっしり。 冬の間は1~2メートルの雪が積もるのだそうだ。92年も前の建てられているのに、ちゃんとした暖房施設を完備しているから驚く。リビングルームには暖炉も。 寒い朝は暖まったダイニングに集まって遅い朝食をとるのがここでの過ごし方。 窓越しにリスが見える。 私は見なかったが先週の早朝、熊が出たそうだ。
それにしても鍋釜も、冷蔵庫も掃除機もテーブルもどれをとってもレトロだわ~。 それに目をひくのが動物の剥製達。 お爺ちゃんが仕留めた熊、クーガー、鹿などが壁に飾られている。 初めて来た時はちょっと怖かったくらい。






最近このご近所で松の木の大木が倒れてロッジに体当たり。 がっちりできた山小屋さえあの大木の重さには堪え兼ねて崩れてしまった。オーナーとしては悲劇だ。 というのもここレイクタホエリアの樹木の20%? が病気もしくは害虫の被害で死んでしまっているのだそうだ。無惨に倒れている。 そういう風景を良く見かける。 

我がLAMB CABIN の周りにも大木が密生しているのだが、その何本間は既に死んでいる・・・・とジム。 来週あたり、TREE CUT のスペシャリストがこれらの大木を切り倒しに来るそうだ。 山小屋をスマッシュする前に・・・・・。 

このレトロな山小屋はジムのお母さんが所有していたのだが、なくなったあとジムとジムの従兄弟達で管理している。 今日、私達が山を降りた後はジムの従兄弟が入れ替わりにやってくる予定だ。





この大木が山小屋を直撃したのだからたまらない・・・。 
ジムと比べるとこの松の木がどれだけ大きいか、わかるでしょ。

Tuesday, July 10, 2012

Lake Tahoe より <バケーション>

ホームリーブバケーション続行中です! 


ドクターチェックアップと運転免許の更新等を済ませた私達は7月4日、独立記念日にレークタホへ向かいました。
レークタホにはジムのお爺さんが1920年に建てたという山小屋があるんです。 そこにお姉さん夫婦、お姉さんの息子3人とその家族が大集合。 大人10名、子供4名、そのうちの2名がまだ数ヶ月の赤ちゃん!


お姉さん夫婦は寝る場所がないので、外にテントをはってそこに寝てくれました。
私達は一番良い個室を使わせてもらいました。ホッ! 


ジムの家族、特にお姉さんはアウトドアウーマン。 毎日アクティビティが計画されてゆっくりくつろぐ暇なんて全くなし!
最初はハイキング、翌日がレーク、お姉さんだけは氷のように冷たい水のレークに入って行きましたよ。 他の大人は誰も泳がなかったけどね・・・。


その翌日はグループに分かれてやりたい事を実行。 私達はお姉さんの”イージーハイク” に同行する事に!
ところが歩き出して、気がつきました。 お姉さんが言うところのイージーハイクとは片道2〜3時間、合計5〜6時間のハイキングだったようで・・・・。 『ねー、どこまで行くつもり、もう戻ろうよ・・・・』 と私はずっと心の中でつぶやいていました。  お姉さんはタフだわ、ほんと。 


レークタホのエリアには幾つかの小さいレークもあって、それがまた素晴らしいの!


写真を一杯とりました。 


が、山小屋に戻って気がついた。 私が今年2月に日本で買ったパナソニック、ルミックス、またレンズの内側に前回と同じ様なゴミが入ってる〜! どういうこった?


落とした憶えもないです。 まだ半年も経ってないっていうのに・・・・。

トホホ・・・・・。
レークタホ ゴミが写ってるでしょ・・・・


お姉さん夫婦が持って来てくれたテント




レークアロハ