Saturday, February 8, 2014

カボディアン出張、だけど大雪

2週間前の金曜日、タジキスタンに赴任してから珍しくジムが私を出張に誘ってくれたのです。 マラウイでは出張はいつも一緒でした。 北から南まで、2人で色々まわりました。 私の役割はGPSに位置を入力する事。 それとカメラマン。 ジムが熱をだして倒れた時はバックアップのドライバー・・・・。 


で、初めての出張はアメリカから短期出張できているスタッフも一緒。 セダンの後部座席に通訳の男性と3人乗って、3時間と少しのドライブでカボディアンという町に到着。

町に一軒しかないというレストランで夕飯を食べてからゲストハウスへ。ゲストハウスは綺麗な一軒家で、出張者用のベッドが並んでいます。 女子用と男子用に別れていて、各部屋にはクーラー兼ヒーターが壁に取り付けてありました。 寒かったので直ぐにそれをオンにして、待つ事30分。 が、一向に暖かくなりません。 
電力が弱すぎて電気製品がちゃんと機能しないのだそうで・・・・。 無用の長物。 

寒い!

男子の部屋にダルマストーブがあったので、そのストーブに木を焼べて暖めて、ポーカーをして楽しみました。 遠足気分で楽しいっ!

翌、土曜日、私達はスケジュールが一杯でした。 USAIDプロジェクトで作った灌漑用用水路のゲートの視察。 ウォーターユーザーアソシエーションの代表者とミーティング・・・・。 
ところが、起床して外にあるトイレに行こうとしてびっくり。 一面の銀世界。 20センチくらい雪が積もってるじゃないですか! ドゥシャンベより南のこの町で雪が積もるのは珍しいのだそうです。 

結局、この日、私達は予定していた視察は近くにある用水路だけにして、ドゥシャンベに向けて直ぐに引き返す事になったのです。 
車のタイヤ? チェーンなんてつけていないし、雪に対応する特別なものでもありません。 つまりは普通のタイヤで4時間以上雪の中を走らなくてはいけないのです。 途中、何台の車がスリップして立ち往生したり、衝突事故を起こしたりしていました。 かなり危険な行程でしたが、ドライバーさん、頑張りました。 無事にドゥシャンベに到着。

ジムはがっかりしてました。 通訳の人をかいして、色々アポイントをとっていた大事な出張だったからです。 だけど、無事に戻れただけでもラッキーと思わないと・・・。

一軒だけ早朝に訪問する事を予定していたウォーターユーザーアソシエーションの代表者が私達のゲストハウスまで出向いてくれてミーティング。 通訳の男性を介しての会話が続きます。 部屋に暖房がないので、寒い〜〜〜〜!お茶を淹れる私。 だれも私がジムのワイフだとは思ってない様子。(こういう場合、お手伝いさんに徹する!) 
ファーマーや地主さんたちがどれだけこのプロジェクトに感謝しているか、彼等はジムにそう伝えていました。 今まで壊れたりして使えなかった灌漑用水路を直したりして使えるようにしてもらったからです。写真は彼等が案内してくれた用水路のゲートです。 皆がジムの事をMr. James って呼んでいるのが印象的でした。
Water User Association の人とジム、そしてアメリカから
出張しているスタッフ。


USAID のスティッカーがついています。


ほんの少しでしたが、ジムがどんな仕事をこの国でやっているのか、垣間みる事ができて私はとってもハッピーでした。 

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